見出し画像

忘憂之物

いや、失敬。

我が家のリビングの横に和室がある。誰も使っていないので、一応「娘の部屋」だとしてある。孫と一緒に泊りに来た時などに寝られればいいと思い、また、いつ本当に帰ってくるかわからないので空けてある。娘は今年の盆なども泊りに来たが、離婚するつもりなのか?と期待させるほどの連泊を躊躇しないので、まあ、用は供していると思われる。

しかし、とある夕食のとき、妻が発作的に怒りだした。自分の部屋がないというのである。

倅には高校生になってから初めて個室を与えた。条件は「鍵をつけるな」「ノックしろ、とか抜かすな」くらいであるが、前の家からはずっと「食卓付近」に居場所がある状態だったので、実に可哀そうだったことも否めない。

倅のベッドは私の椅子になる。ゲームしていようが、寝ていようが、私が食事する&酒を飲むときにはベッドに居座られ、気が向いたらいじられたり、酒を注がされたりするのである。それでなくとも、食卓付近にはテレビがあったので、常に誰かいる状態でもあった。エロ本の隠し場所はテニスケースの中であった。中身が若干「萌え系」だったので母親と姉が爆笑しながら心配していた。実にこの二人、最悪である。私はオス同士、とても同情したものだ。「中身で笑ったげるのは止めたげて!」と訴えたものだ。ま、ともかく、何でも親にバレていた。ちょっと、自分だったら耐えられない(笑)、と思った。

倅の自宅での「自分の空間」は長い間ゼロであった。しかし、引っ越しを境に「ドアのついた個室」を得た倅はとても喜んでいたが、今でも、そのほとんどはリビングで過ごす。また、倅は偉そうにも自分のブログで「部屋で勉強するよりもリビングでした方がいいです!その理由はですね~」などと書いて腐っていた。それは私が教えたのである。コメント欄に「父」と書いて荒らしてやろうかと思ったが、まあ、私も大人である。

それよりも妻である。私や倅に「自室」があって、よく考えたら自分にはない!と怒りだしたのである。慌てた私が「なにするの?」と問うと、更に怒りは増した様子で「犬と暮らす!」という「別居宣言」までに至った。理由は不明である。

私は妻の怒りを鎮めるため様々な提案をしたが、そのどれもが気に入らないようで困惑した。「どうか、わけのわからないことで家族を苦しめるのは止めてください」という思いで、様々な貢物を捧げようともしたのだが、なんと「ガリガリくん」はともかく「ピノ」すらいらないという。これは緊急事態である。しかも、その「犬と暮らす」の「犬」とは「りーちゃん」のことであり「むーちゃん」は含まれていない。そして妻はいきなり、その和室に「青い悪魔(すちっち)」や「くま(りらっくま)」を大量に配備し始めた。



更にはコレである。





犬に張り紙である。



このようにして妻はある日、突然、思い立ったように、我が家庭内の領域を占有し始めた。まるで支那共産党である。しかも、一方的に貼り紙、である。「犬は文字が読めない」という原理原則すらないがしろにしている。ちなみに「むーちゃん」の本名は「月彦(つきひこ)」である。娘がつけたのだ。漫画の「リーダー伝説・たけし」に登場するキャラクターで、娘が好きだったとのことだ。しかし、今はもう「むーちゃん」とか「むむげ」とか、単に「むー」とか呼ばれてヘラヘラしている。


「りーちゃん」もそうだ。本名は「ゆず」であった。コレはこういう名のコンビがいたはずだ。彼らの歌が好きだから、という単純な理由から名付けられていた。しかし、今は「りーちゃん」とか「りこちゃん」とか「りこりす」とか「りりこ」とか、実にいい加減なことになっている。ちなみに、その変容の歴史はこうなっている。



「月彦」→「むきひこ(ムキムキしてるから)」→「もちゃげ(毛が増えてきたから)」→「むきげ(なんか卑猥だから却下)」→「むむげ」→「むむむ」→「むー」


「ゆず」→「ゆじゅりこ」→「りこしゃん」→「りりこ」→「りり」→「りー」



そして、今はもう「りー&むー」でアニメ化される勢いである。メスの「りーちゃん」を前に持ってきているのは、巷のフェミニストに媚びを売っているからである。

しかし、やはり、その貼り紙は「むーちゃん」に通じない。いや、読めないのは当然だが、まず、襖の角を鼻で押して隙間を作る。その隙間に前足を入れて、普通に開けて中に入り、平和に暮らしている「すちっち」や「りらっくま」を露助のように襲う。その「こりらっくま」と「きいろいとり」などはもう、大きさがちょうどよく、なにかと塩梅がよろしいようで、後ろから前からどうぞ、それはもう、畑中葉子のような憂い目に遭っている。


「むむげ」は相手がぬいぐるみとあらば、見境なくへコヘコと襲い掛かるのである。無論、当初は「りーちゃん」に襲い掛かるも、選ぶ権利は我にあり、ブチ切れた「りーちゃん」に口の、なんか、この、やわらかいところを「本気噛み」されるから、泣く泣くぬいぐるみを相手に己がリビドー(性的衝動)を晴らしているのである。オスとは哀れなものだ。

しかしながら、自分の居ぬ間に秘蔵のぬいぐるみを全てレイプされた妻の怒りはどれほどか。「張り紙してるやんけ!」と怒っても相手は犬。しかも「りーちゃん」は普通に「あ!」という感じでベランダから入っていった。私も気付かなかった。なるほど。

しかし、この家の名義は私なのに、タンスからパンツを取るだけでも気を使わねばならない。この和室は紛れもなく、私名義の私固有の部屋なのに、である。オロオロする私を嘲笑うかのように、妻は中古の家具などを購入して設置し始めている。このままで侵略される。実効支配されるのである。しかし、私はこれ以上の争いを断念し、速やかに「バナナチョコアイス」を差し出した。また、一緒に買い物に行く、という譲歩をして機嫌を取ったのである。我が家では、経済においても食料においても、妻が実権を握る。通常の戦力は私が上だが、これは妻を護るためにしか使えないので意味がない。圧倒的敗北である。



ところで、買い物に行くと、妻が「カツオのたたき」を買ってくれる。これがとても嬉しい。私は「カツオのたたきが大好き」なのである。



子供の頃「うる星やつら」を読んで「ほかほかごはんとカツオのたたき」を貪り喰う諸星とチェリーを観てからというもの、酒によしメシによし、なんとも美味い「カツオのたたき」は好物である。





今は「戻りカツオ」の時期だろうか。最近は年中喰えるからよくわからんが、季節はともかく、静岡とか鹿児島でよく獲れるのだという。しかしながら、この美味しいカツオが年中獲れるという場所がある。尖閣諸島だ。

もう、あちらこちらで突っ込まれているが、あの釈放された支那人船長の写真をみただろうか。普段、どこで漁をしているのか知らんが、虹の会の帝さんのほうが黒く焼けている。「船長の嫁」も写っていたが、これがまた、まあ、美白大臣もびっくりの真っ白けだ。漁師という仕事はしたことがないが、もう少し日焼けするものではなかろうか。あんなんで、尖閣諸島周辺でカツオを獲れるのだろうか。怪しいことこの上ないのである。

また、昨日、参議院で行われた外交防衛委員会を観たが、これはもう、大概にせよというほど、民主党の政治家はクズばかりなのか。あんなに国民を馬鹿にした答弁で、恥ずかしくないのだろうか。自民党と公明党の議員が質問して呆れ果てていたが、民主党議員は国益を損なっても民主党政権が続けばそれでいいのか。貴様ら、もう、辞めるでは済まんぞ。

ここに書くより、是非、観てほしい。酷いなんてもんじゃない。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php



美味しいカツオを獲ってくれる日本の漁師さんが「(拿捕されないか)心配だ」というと、この国の官房長官は「風評被害が出ないように」と呆けたことを抜かす。支那の監視船が10隻以上ウロウロしている中、日本の漁師さんが不安になったら、それは風評なのか?

ま、いずれにしてもグロテスクな極左が官房長官をしている。実に不気味だ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100929/plc1009291808012-n1.htm
<なぜか中国に敬語連発 仙谷長官>

自民党の西田昌司議員には「耳の穴かっぽじって」などと、国会の場にそぐわぬ俗語で逆切れしていた「ど左翼」であるが、心の祖国に対する忠誠心は揺るぎない。

<中国はお変わりになっていなかった-。仙谷由人官房長官は29日の記者会見で、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、日本政府の予想に反して中国側が強硬姿勢を強めてきたことについて「中国は司法権の独立、政治・行政と司法の関係が近代化され、随分変わってきていると認識していたが、あまりお変わりになっていなかった」と述べ、なぜか敬語を交えて自身の甘い中国認識に反省の弁を述べた。

仙谷氏は13日に船長以外の船員14人と漁船を中国に戻す際、「14人と船がお帰りになれば、違った状況が開けてくるのではないか」と述べ、中国の姿勢軟化を予想していた。
 
29日の記者会見では、この発言について「中国側も理解してくれるだろうと判断していた。『20年前ならいざ知らず』という気分が私にあった」と釈明。その上で「(日中両国で)司法過程についての理解がまったく異なることを、もう少しわれわれが習熟すべきだった」と語った。
 
仙谷氏は28日には、東シナ海・白(しら)樺(かば)ガス田付近を航行中の中国の海洋調査船について「周辺にいらっしゃることは確認している」と述べていた>



この他にも支那の監視船10隻以上で示威行動をとっていると「そういうことはおやめになったほうが・・・」であるから、もう、なにをかいわんや、である。ロシアのメドベージェフが北方領土に来るとか抜かしているが、これにも「北方領土にいらっしゃるらしい」とか言っておけばいい。外交防衛委員会でも官房副長官の福山哲郎が、自民党の佐藤議員に対して「詐称」という言葉を使っていた。さすがに撤回して謝罪していたが、同じ国会議員にはチンピラみたいな言葉で言い返しておいて、本当のチンピラには揉み手で擦り寄るとは、いやはや、ご立派な先生方である。

他にも不気味な動きがあるようだ。「密約」が嫌いな民主党だから、ちゃんと「極秘」と言いながらも、テレビ朝日のニュースでトップだったりする。他の報道もある。

http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092901000749.html
<民主・細野氏が極秘訪中 日中首脳会談実現を模索>

「小沢の使い」ならば二重外交であるが、支那共産党はこれを受けてかどうかは知らんが、早速にもこんなことを言い出している。

http://sankei.jp.msn.com/world/china/100929/chn1009291152002-n1.htm
<【尖閣衝突事件】「ほぼ終わった」中国高官が関係修復を示唆>

支那共産党は日本政府と違って「党内不一致」など存在しないことになっている。この「ほぼ終わった」の「ほぼ」とはどういう意味か。つまり、後は何が足らないのか?ということだが、これは「日本が妥協した通りの貢物を本当に行うかどうか」であろう。

無論、今回はさすがに国際社会も非難轟々であるから、支那共産党も「落とし所」は欲していたはずだ。日本に対して「謝罪と賠償」を求めるまでは仕方ないとしても、日本側も表面上、そこまではできない。そんなことをすれば政権が吹っ飛ぶわけだから、いくら仙谷内閣でも、管直人にそこまでさせるわけにはいかない。しかし、せっかく支那様が差し出した「アメ」に喰らいつかないわけにもいくまい。ここで恥をかかせたら、もっと痛い「ムチ」が飛んでくると怯え切っていることだろう。

記事にはこうある。

<中国外務省の姜瑜副報道局長も同日の定例会見で日中関係の重要性を強調し、関係修復へ向けたシグナルを送っている。中国側は日本側からの前向きな対応を強く促した形だ>

コレはどう読んでも「どちらに非があるかは明白」だとしている。つまり、日本が悪いと認めたんだから、それなりに誠意を示しなさい、と言われているわけだ。ンで、絶妙のタイミングで「小沢の使い」が支那に飛んでいる。もちろん「手ぶら」なわけない。しかも、である。今回は、勘弁して下さいと言いながら、日中首脳会談まで取り付けねばならない。

民主党政権は阿呆であるから、すでに「船長カード」を切っている。残るのは「ビデオ公開カード」であるが、管政権はこれを「公開する方針」だそうだ。これはまさに遅きに失する以外の何物でもない。支那人船長の挑発や、明かな体当たりが衆目に曝されるとき、支那はもちろん、諸外国から非難されるだろうが、そんなモノはすでにされている。日本と北朝鮮、ロシアとパキスタンなどの国以外は、支那包囲網を形成して警戒している。つまり、今更ビデオを公開しても「ならばなぜ釈放したんだ?」と日本が不思議がられるだけであり、おまけで国内世論は沸騰する。民主党の支持率はダダ下がりするだろう。

支那は得るモノは得ている。「領土問題への格上げ」だ。1971年の沖縄返還における、いわゆる「保釣運動」の完成ともいえる。海底油田があるとしってから、いきなり「中国の領土」と言い出した経緯は有名だが、このときアメリカ在住の華僑グループを発端として運動が巻き起こったわけだ。また、日中国交正常化はその翌年の1972年であるが、その際、周恩来首相(当時)は「尖閣諸島は日本固有の領土である」という田中角栄に対し「国交交渉の妨げになる」という理由で棚上げした。最初の躓きはここだ。その娘は偉そうに抜かすなと言いたい。オンドレの口から手ぇ突っ込んで、肋骨、ぱらんぽろんいわせたろか、と思う。いや、失敬。

次は1978年の日中平和友好条約である。このときは、当時の副首相だった小平が来日した。小平は尖閣諸島について周恩来の真似をした。「次の世代はもっと知恵が出るだろう。そのときに両国が納得できる方法が出来る」として、また棚上げにした。条約締結に焦る日本はまた、これを承諾してしまう。つまり、竹島でやられたのと同じだ。

「先送り」にしたところで、支那朝鮮は待ったなしだ。日本だけが律義に「棚上げしているから」とのことで遠慮して、調査であれ、開発であれ、掘削であれ、全てが後手に回った。支那は小平がニコニコしながら、まあまあ、将来に託しましょう、と言っているとき、すでに100隻以上の漁船が尖閣諸島周辺海域で不法操業していた。今も昔も支那は支那である。仙谷は今さら「お変りになってない」ではない。オドレの肛門から、そのド頭突っ込んで通天閣拝ませてから、串カツで両目くり抜いたろかい、と思う。いや、失敬。

そして2010年9月24日、日本の民主党政権がとどめを刺した。それをなんと卑怯にも検察の責任としているから、また、恐るべき無責任である。

しかしまあ、自民党もダメだ。話にならん。もう、小沢でも何でもいいから、とりあえずガラガラポンだ。これしかない。そして、今こそ、しっかりとした保守政党を立ち上げるべきだ。もう、日本人は「ど左翼」に騙されている時間はない。テレビなんぞ消してしまえ。軍備を増強して核保有を宣言するしかない。そこのリベラル保守!なにもせんうちから無理とか言わない。そんなことで頭が良いとか誰も思わない。オンドレの耳から手ぇ突っ込んで、頭の中のでんでんむしをアオガエルに替えたろかい、と思う。いや、失敬。

コメント一覧

久代千代太郎
>からすさん


その際は是非。

熱燗のたまらない季節が・・・まだ暑いですけどねw
たべ
介護ナメんな在日
Karasu
千代さん
どーもです
畑中葉子・・いまで言えば巨乳?で
ヒットしたんでしたかね・・・

ナインやデーー、なんて歌が懐かしい

>次に京都来たら教えてくださいね~
>湯豆腐で飲りましょうね~~

ええどすなーー
京都で湯豆腐で・熱燗で・・

今年の年末か年始は
良縁?を求めて(マジ)
野宮神社に参拝しようかなと
考えております
久代千代太郎
>な さん

コメント遅くなってすいませんw

ますますアレな民主党ですが、小沢が強制起訴とは、これまた、めしうまですな!




>からすさん


次に京都来たら教えてくださいね~

湯豆腐で飲りましょうね~~
karasu
確か政治主導だ、木っ端役人には任せないと、大見得を切ったのは何処のミンス政党でしたかですね。

検察の判断で粛々と?僕達政治家は無関心で無能だから、見てるしかなかったの・・
責任を取って、皺腹掻っ切って国民にお詫び申し上げる・・賎獄・・絶対言わないな

責任一切取りたくない・奇麗事ばかり言って、でも、目の前で事件が起きると警察に言わなければーと、言いながら何処かに逃げて電話すらしないような連中なんだろうなーー
「バカなの?死ぬの?」と言っていられる内は、まだ良かったですが、ゴキブリ並みの生命力を持つ「死なない真性のバカ」は早いうちに熱湯風呂で抹殺しなくては。
特にこんな時に中国の祝にノコノコ顔出す輩から順に。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「過去記事」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事