忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

佳子さま、ジェンダー指数「とても残念」式典にオンライン出席

2021年10月12日 | 忘憂之物



 カトリックのルオ族に生まれたアクク・デンジャーは35歳のときに45回目の結婚をする。70過ぎても10代の嫁を貰って子を産ませる。そうして生涯120人の妻、息子は106人、娘が104人。日本だったら児童手当制度だけで家が建つ。そんな一夫多妻なケニアはジェンダー指数順位、堂々の95位。

おそらく、浅薄な人は日本だって豊臣秀吉とかどうなるんだ、とお怒りだろうから念のために書いておくと、先ず、アクク・デンジャーが92歳で亡くなったのは2010年。秀吉が62歳で死んだのは慶長3年、1598年。時代も考慮するところだが、ルイス・フロイスも当時、秀吉は200人以上の婦人を所有している、と報告している。日本にもハーレムがあるとのことだったが、大奥女中は大名を呼び捨てにする。ルイス・フロイスには想像も及ばなかっただろうが、日本には奴隷市場もない。「大奥」と「千夜一夜物語」の区別はつくはずだ。

ところで、そんなジェンダー後進国120位の日本のすぐ下、121位のシエラレオネでは「ソウェイ」と呼ばれる村の権力者が女子児童の陰部を剃刀で切る。外陰部を縫い付けてしまう。割礼だ。貞操観念、性的快楽を抑制するために行う。子供を産むとなれば抜糸してくれるとのこと。さすがは日本よりジェンダー指数が下になる国だが、日本よりも一つ上は119位のアンゴラとある。

アンゴラは出稼ぎ労働者からパスポートを没収してダイヤモンド採掘セクターに放り込む「強制労働」が問題となっている。死に至るレベルの暴行、性的虐待、治安部隊による拷問、鞭打ちを禁止しても止めないのだと国際人権ジャーナリストも困ってる。ジェンダーギャップ指数の優等生、30位のアメリカも女性器切除の被害者は数十万人。イギリスも2016年に「母親が反対したら女性器を切ってはいけない」という法律ができた。なるほど、だからジェンダー指数23位なのか。

宮内庁は大丈夫なのか。コンビニの「お母さん食堂」に「おかしいとおもいませんか?」と署名集めるような団体のイベントである。言葉を選んだ上に書くことを止めるが、もう少し、なんとかならないのか。




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