せめて投開票まで黙っているということはできないものか。
20日現在で接戦と報じられ、自民公明立憲国民が相乗りする強敵に「日本保守党推薦の」と称される広沢氏が事実上の一騎打ち、という天王山を迎えているとき、共同代表はニコ生動画の自身のチャンネルで「日本人、暴動起こせへんかな」。今度は「ええ言うてるんちゃうで」とか「SFやで」ではなく「革命は嫌いやけど」を前置きして、フランス革命やロシア革命を引き合いにして「日本には革命が必要」。
これは右翼SF芸人がネタで言っているわけでもなく、正真正銘、日本の公党である政党の代表が代表としての公式Xでも告知して行っている活動での発言である。同時にその公党の事務総長はいま、バンコクにいます、とかで「ブランチです」とホテルでの画像をSNSで発信。投開票まで4日である。
ところで最新の支持率が出た。日本保守党は0.3%だったとか。NHKの調査だ。
先の総選挙、日本保守党へ入った比例票は114万票。得票率も2.1%で晴れて国政政党になった。党員や支持者だけではなく、みんな「快挙」だと思ったし、なんだったら、これは腰入れて応援するときがきたかもしれない、と普段静かな保守的マインドの常識人は考えたかもしれない。
獲得議席は比例で2議席。小選挙区では河村氏が圧倒的に勝利した。比してどっこいどっこい社民党は93万票でゼロ議席。しかし、選挙が終わってひと月足らず、支持率は社民が0.5%とのことだ。まさに「どっこいどっこい」で少し負けているという現状であるが、これに「なんでやねん」という思う人は少ない。そらそうだろうと溜息交じりに思う他ない。
河村氏の愛知県での人気は知るだろうに。「自力での国政政党化」とは恐れ入る。また、河村氏の懐の深さはSF的ですらある。
いま、また、この人らが応援演説も迷惑だろうが、せめて、24日までは静かにするくらいの協力はできないものだろうか、と思う。