忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

「もう一度、チャンスを下さい」 民主・海江田万里代表

2013年04月21日 | 過去記事


「もう一度、チャンスを下さい」 民主・海江田万里代表


<先の党首討論で二つのことを感じた。安倍晋三首相はホームレス、年金生活者、中小企業の経営者、若い失業者といった人たちの声をくみ上げる認識がないこと。

 もう一つは日本維新の会の石原慎太郎共同代表、みんなの党の渡辺喜美代表も安倍首相と議論したが、安倍自民党内閣に正面から対決する政党は民主党しかないこと。安倍さんの支持率が高くても、しっぽを振るような政党ではいけない。

 私たちは手をさしのべてもらいたいと思っている人たちのための政治を行う。今度の参院選をスタート台にして、政権与党の座に返りたい。もう一度、民主党にチャンスを下さい。(福岡市内での街頭演説で)>





倅の通う大学にアウンサン・スーチーが来たとか。感想を問うと「ボディガード付きの派手なオバサン」と身も蓋もないことを言う。大学のホームページを見たら「私たちひとりひとりが社会を変えていく能力を持っている、今、必要なのは変化をもたらすのだという決意である」とか、誰でも言えそうな眠たいことを述べていた。安モンの入学式レベルだが、私はなんとなく倅の評価が的を得ている気がしたので、その日の晩は好物の「豚汁」を作ってやった。あれならまだ田中真紀子のほうが面白いかもしれない。タレントとして。

ところでその翌日、スーチーおばさんは永田町にいた。日本の国会議員らと懇親会をしたとか。そこにいたのが鳩山由紀夫さん(66)だ。「国会議員有志」が集まったと新聞は書くが、そこに国会議員でもないのに迷子にでもなったのか、鳩山由紀夫さんは懇親会会場にいただけではなく、なんとマイクをもってなにか話したと言う。警備員は仕事をしてほしい。外国の要人に何かあれば国際問題になる。

この鳩山さん、なにやら「ノーベル平和賞」が欲しいらしく、スーチーおばさんによろしくやった。金大中やらオバマやら、古くはセオドア・ルーズベルトももらった政治臭ぷんぷんの「平和賞・笑」が欲しいなら勝手にすればいいが、やっぱり過去、胡散臭い受賞者もたくさんいる。金大中は受賞後、北朝鮮に5億ドルの不法送金していたことがバレた。北はその金で工作員を飼い、武器兵器も少々は買っただろう。どこらへんが<国家間の友愛関係の促進、常備軍の廃止・縮小、平和のための会議・促進に最も貢献した人物>なのか問うてみたいが、こんなのは他にもたくさんいる。

1994年には中東和平でアラファト議長にイスラエルのラビン首相とペレス外相が受賞。その翌年にラビン首相が暗殺されている。パレスチナは今も和平どころではない。ベトナム戦争もそうだ。1974年の受賞者はヘンリー・キャッシンジャーだった。北ベトナムのレ・ドク・トはちゃんと辞退して、そのあと和平協定を足蹴にして南ベトナムに攻め込んだ。要するに馬鹿みたいな賞なわけだが、こんなのを欲しがる鳩山さんはやっぱり「ルーピー賞」だった。この人が首相のときは<国家間の友愛関係の促進>どころか、同盟関係を危うくした。引退してからもイランに行って「捏造騒ぎ」まで起こす。最近は支那に行って尖閣諸島を「係争地」とした。馬鹿だから「戦争のタネ」を蒔いて歩く。

この人が引退したとき、産経新聞は言うまでもなく、みんなが安心して読売新聞も<政治とは無縁の世界で活躍してもらいたい>と労いの言葉を贈った。いくら鳩山由紀夫さんでも逮捕はともかく、殺すわけにはいかない。だからせめて人目を忍んで、勝手にどこかで死ぬまで生きてください、という日本国民の代弁をした。あの朝日新聞ですら庇い切れず<鳩山氏の引退を惜しむ声は広がらない>だった。誰からも惜しまれず、誰からも引き留められず、誰からも必要とされず、みんなに迷惑をかけて政界を去った。鳩山さんが唯一、日本のためにやったこと、それは辞めることだった。


この鳩山さんの心意気をわからないのが民主党にいる。現在の代表だ。せっかく野田前総理も唯一「日本国民のためになること」として解散をしたのに、且つ、民主党議員から率先垂範、勝手に議員定数の削減(民主党議員だけ)もしたのに、辛うじてぶら下がった残党を引き連れて永田町周辺にいる。あまつさえ<私たちは手をさしのべてもらいたいと思っている人たちのための政治を行う。今度の参院選をスタート台にして、政権与党の座に返りたい。もう一度、民主党にチャンスを下さい>とか、とんでもないことを言う。想像したら大袈裟ではなく、背筋がぞっとした。

自分は前回の総選挙、落選して比例復活という<手をさしのべて>もらったくせに、いま、また<政権与党の座に返りたい>とか言う。政治家個人として評価もされていないのに、その人物が代表を務める政党に「政権」なんぞ渡せるわけもない。先ずは自民党新人の38歳に勝ってからだろう。

また、ちょっと思い出してみると、同じく落選した田中真紀子の旦那さんが「素人」と揶揄されていたが、この海江田代表というのも大したもんだった。この人は管内閣で経済産業大臣、野田内閣では財務金融大臣を務めた。鳩山さんが「サラリーマンの平均年収は1千万円くらい?」と言って恵まれた家庭で育った根拠を示したが、海江田も「年収1500万円は中間所得者」と言って驚かれたことがあった。これもかなり(金には)恵まれている。

もちろん、こんな海江田代表だから、東京第1区の有権者の評価はアレでも北京からの評価は高い。ちゃんと<中国文化を愛好し対中関係に積極的>(新京報)と絶賛されている。海江田も支那が大好き。名前の万里はもちろん「万里の長城」から。だから海江田が経済産業省を去るとき、見送る職員に「再見」と言ってしまったほどだ。うっかりすると母国語が出るのかしらないが、また、日本の有権者に<もう一度、民主党にチャンスを下さい>、つまり「再見」を言うのは勘弁してほしい。繰り返して申し訳ないが、あんたの選挙区の有権者は「おまえとは再見したくない」と答えを出している。


海江田はチベットも嫌い。テレビでも「チベット人は労働せず貧しい」とか平然と言う。支那共産党によるチベットへの侵略行為、弾圧行為、虐殺行為は「格差是正」。働きもしないチベット人に「文化的な生活をさせるため」に「労働意欲をもたせた」ということらしい。その意見にミヤネが感心していると「すべてはチベットの人のため」と結ぶ。

北京や上海で「反日デモ」が発生すると「これ以上広がらないように日本が努力しなければいけない」。枝野が官房長官のとき、山谷議員から「現在の天皇陛下が第何代なのか、皇紀何年にあたるか」と質問されて困っていたが、海江田はちゃんと「水滸伝」に出てくる英雄108人を空で言えるとか、自慢していた。嘘じゃなければ大した「熱意」だ。

また、雑誌のインタビューで「尊敬する人は?」に対しては「屈原(くつげん)」。普通、日本人なら誰それ?だ。尊敬する理由は「筋を通すから」だと。笑わせる。民主党は筋も骨もなかったから惨敗したし、それに屈原は秦の張儀の謀略に踊らされる懐王を必死で諌めている。屈原はそれが通じぬと悟ったから入水自殺した。管の馬鹿が踊り狂っているとき、海江田は泣いただけではなかったか。入水自殺しろとは言わないが、せめて尊敬するなら「筋を通す」を真似ればどうか。海江田は自殺どころか辞任もせず、いま、代表に座っているではないか。それで<もう一度、民主党にチャンスを下さい>とは、屈原も呆れる他あるまい。



「悪夢が覚めた」あの政権交代から4ヵ月ほど。いま、日本の政府は少しずつ、マトモになってきた。東京入国管理局は日本で生活保護を毟る支那人に「帰れ」を言った。海江田とか新華僑報網は怒るかもしれないが、それでも入国管理局は<働くといいながら生活保護を受給し続けており努力が足りない>とばっさりだ。無論、こんなの差別でも何でもない。普通の国の普通のことだ。「普通じゃない、差別だ」と言うなら、海江田は民主党がなくなったら支那に行けばいい。そこで日本国籍のまま、支那共産党に生活の面倒を見てくれ、と言ってみるがいい。たぶん、なんでやねんアル、と追い返される。そしてそれが普通だ。

そして日本が追い返さねばならないのはスーチーも同じ。このおばさんは「単なる外国野党の党首」なのに安倍総理に会い、衆参両院議長に会い、皇太子殿下とも会見している。今回の訪日でも講演先の大学だけではなく、日本政府としてもいろいろと気を使った。まさに「国家元首並み」の厚遇だったと報じられている。それでこのおばさんは「ありがとうございました」でもなく、岸田文雄外相に対して<正しい支援を受けないと危うい道にたどり着いてしまう>とか、北朝鮮の独裁者みたいなことを言う。

記者クラブの会見でも<援助は政府ではなく国民を念頭に行ってほしい>と指図もする。あんたが「出せ」と言っている金は日本の納税者の血税だ。海江田もスーチーもいい加減、冗談は反日だけにすればどうか。




2 コメント

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眼に見える格差は一定必要なのかもしれない (桜のん太郎)
2013-05-03 18:25:52
昔、小生が幼少のみぎり、大阪市の某動物園近くの駅を通りかかった時のこと。オカンが小声で小3ぐらいの倅に諭した。「ほら、あのおっちゃんら見てみ!仕事もせぇへんでお酒呑んでバクチとかしてたらあんなんになるんやで!」流石は社会の教師である。なるほど良い社会勉強になった。動物園より周辺の人間を観察する方が為になるエリアだ。社会貢献はおろかマトモに仕事をする気もなく福祉だの援助に甘えてダラダラ無目的(唯一の目的は子作り?もちろん子育てではなく)に生きているのは結構いますね。ロクに仕事もせずに大きな顔で高給を食む税金ドロボー教員もたくさん知っています。「餓えて死ね」とまでは言いませんが「みすぼらしさ・みじめさ」ぐらいは社会の中で可視化・顕在化させた方がいいかもしれませんね。子供らに「あんな風邪になったらアカンで!」って無料の教材で教育振興できますやん♪だから甘ったるい「弱者保護」とか叫ぶ連中は大嫌いなんです
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Unknown (久代千代太郎)
2013-05-03 22:47:11
>のんちゃん

私もその「某公園近く」に倅を連れて行きました。中学1年くらいだったか。

「いまの状態のまま中学卒業するとここに来る。ブルーシートは買ってやる。水道はあそこ、ボスはたぶんあのおっちゃん」とか説明もしました。

倅、いまでも覚えてます。もちろん。



おかげで、まあ、なんとかなるかな?ww

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