忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

中国反日デモ拡大=北京で暴徒化、広州1万人に

2012年09月19日 | 過去記事



中国反日デモ拡大=北京で暴徒化、広州1万人に

< 【北京、上海、広州時事】日本政府が沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)を国有化したことに抗議する大規模な反日デモは16日午前、15日に続き北京の日本大使館前で行われたほか、広東省広州では1万人規模に拡大した。四川省成都や上海市でも始まった。16日は30都市以上で反日デモ開催が呼び掛けられており、拡大する見通しだ。
 北京の日本大使館前では、15日のデモに2万人以上が参加し、石やペットボトルを投げ続けたり、館内に乱入を試みたりしたため、公安当局は大使館前のバリケードを強化し、過激行為に対抗する措置を講じた。しかし、16日午前、既に若者ら数百人が集まり、ペットボトルなどを大使館に向けて投げるなど一部が暴徒化。広州のデモ隊は日本総領事館に向かっている>







宇治川花火大会。今年は妻と二人で行った。JR宇治駅に着くと道端でゴミ袋を配っていた。手触りのしっかりしたビニール袋には「ゴミはこの袋に入れて持ち帰りましょう」とか野暮なことではなく、宇治市の宣伝文句が印字されてあった。その御蔭か、アレだけの人がいるのにゴミが道端に落ちていない。警官の交通整理もスムーズ。整然と並んで歩く観衆に日本人を見た。

会場に着いてビールを飲み、出店で売っていたからあげを喰う。それから宇治公園を散歩した。浴衣美人が宇治川に足をつけて座っていたり、孫を連れた爺さんが草花の写真を撮っていたり、なかなか良い時間だった。妻は「花火弁当」を買っていた。その残りも喰いながら七千発の源氏花火を鑑賞した。座席の前にいた家族連れが話しかけてきて、我が妻にコーヒー牛乳をくれたりした。改めて誰とでも仲良くなる妻に感心した。

その帰り。数万人が一斉に駅に向かう。数センチずつしか進めない。いつになったら電車に乗れるのか。熱帯夜の人混み、汗が噴き出し、不快感が全身を覆う。一瞬、脱出しようと思案したが、ともかく右にも左にも行けない。足元にはゴミが溢れていた。

どうにか妻を励ましながら、1時間ほどで電車に乗れた。JRも10分間隔でピストン輸送。それほど満員電車でもなかった。冷房の利いた電車内で「ゴミすごかったな」と話す。

駅のホームに臨時で設置された「ゴミ捨て場」は大人の背丈くらいの山になっていた。宇治市が配ったビニール袋もそこに捨てられていた。私もそこへビールの空き缶を捨てた。マナーとモラルを守る、というジャンルでは世界一ではないかと思われる日本人でも、数万人が一挙に花火を見て弁当を喰えば足元はゴミだらけになる。捨てたのは支那朝鮮人に決まっている、とかレイシスト団体みたいなことを言わなければ、それはある程度、仕方のない群集心理なのかもしれないし、それに喰ったり飲んだりすれば、すぐに「ゴミになる」ようなモノばかり売っているわけだ。足元がゴミだらけなら躊躇いもなくなる。

東京でも大阪でも京都でも、明け方の繁華街も同じようなモノで、夜通し飲んだ帰りなんかはゴミだらけの街は珍しくもない。ただ、それでも外国人は「日本の街は美しかった」と言って帰国する。シンガポールみたいに罰金もとくにないのに、と。

倅は「上海はゴミだらけ」と言っていた。もちろん、未成年である倅は夜間の外出は禁止。つまり、日中の上海市内を観た感想を言っている。台湾でも「裏通り」に入れば酷いモノだった。ここが日本とは大きく違う。

あれほどゴミだらけだった繁華街も、朝には元通りになっている。店の人や住人が掃除する。確認はしていないが、JR宇治駅も人が引いたら駅員さんが掃除する。そのままにしておかない。日本人には「片づける」という群衆心理も作用する。「汚れているのはイヤ」とか「ゴミだらけは恥ずかしい」とか、よほど程度の悪い日本人でも理解が及ぶ。これも民度だ。

花火大会の会場となった宇治公園内はもっと整然としていた。ゴミはゴミ箱へ、は子供でもわかる。それから喫煙所以外でタバコを吸うのも見なかった。誰も何も言わないのに右側通行。狭い橋の上もスムーズに進んでいく。妻はかき氷を買うこともできる。花火が打ち上がっている最中、橋の上には「ここでの観覧は禁止です」の張り紙一枚、それだけで誰も入り込まない。早く花火が見たいのに、どうでもよろしい宇治市長の長い挨拶にブーイングもない。席をちょと詰めたらすいません、席を立つときも隣の人にごめんなさい、写真撮ってもらえますか?と高級デジタルカメラを手渡しても盗まれない。

ひとつ千円の「花火弁当」。後ろの席の3人家族は「ふたつ」買っていた。お父さんがひとつ食べる。お母さんと5歳くらいの子供が一緒に食べる。余したら捨てればいい、とは考えない。女の子も「自分だけの弁当」を欲しない。お母さんと一緒に分けて食べる。


あまり話した記憶が無い職場の女性職員。倅とは入れ違いで上海に行くという。職場の仲良し女の子と一緒に4泊5日。出発は18日、つまり、最悪だった。テレビ報道を見て不安になり、あまり親しくもない私のところに来た。「大丈夫でしょうか?」

テレビで中国が危ないとかやっているのはわかる。でも、なぜなのかはよくわからない。尖閣諸島?なんですかそれ。もちろん「柳条湖事件」なんか聞いたこともない。私も呆れて「なぜ、いま、上海に?」と問うも「知らなかったンですww」と笑って誤魔化す。私は「正直に言いましょう」と前置きしてから、あなたが私の妹や娘だったら大喧嘩して、その後数年、口を利かなくなっても絶対に止めます。そのレベルの危険ですと言うと顔色が変わった。

ただ、職場の仲間としての誼、真面目にアドバイスすると「中国の国旗を持った集団が歩いていれば近寄らないこと」「女性同士、単独で繁華街に行かないこと」「日本語で大きな声を出さないこと」「極力、不必要なモノは買わないこと。お土産の類は帰りの空港、免税店で揃えるつもりで」「基本的に、ではなく絶対条件として夜間の外出は止めること。例外は火事と暴徒が乱入してきたとき」「現地の中国人には気を許さないこと」「食べ物、飲み物はたくさん摂らないこと」「ペットボトルのミネラルウォーターのキャップを外すとき“未開封”かどうか確認すること。出来れば一番高価なモノを購入すること」「高級な店で
もグラスの水は“底”を確認すること。なにか動いていたり、なにか沈んでいたりすれば口にしないこと」「ホテルの部屋、ちょっとだけでも必ず施錠すること」「ノックがあってもすぐに開けないこと」「添乗員さんと一緒に行動し、その指示には必ず従うこと」「日本大使館の場所と連絡先を確認しておくこと」―――まだあるけど、紙に書こうか?

女性職員は笑っていなかった。私はそのまま「汚い、危ない、怖い、嫌われてる、狙われる、なぜに台湾とか、タイとか、他にしなかったの?」と問う。彼女は「どこでも良かったンです~」と信じられないことを言う。たまたまツアーがあったから、と。中国4000年だから、と。とりあえず、あんたらは中国ができるだけ来ないでね、と言い、日本ができるだけ行かないでね、という国に「どこでも良かった」と言って行くわけです、その認識を強く持って下さい、と言っておいた。楽しめる、なんて努々思わないようにと。

テレビで「邦人の安否が」とやる。彼女はイイ大人だが「ほうじん?」だった。テレビメディアはもう、日本人としてあげたほうがよい。また最近、なぜだか支那旅行は格安だから、十万円と少しあれば「夢の海外」に、とかで若い子も北京だ上海だと飛行機に乗る。もっと安価なのもある。同じ金額なら国内旅行もじゅうぶん楽しめるはずだが、若い子は東北とかに興味はない。地元なのに「人混みがちょっと」で宇治川花火大会も行かない。

それで「人混み」どころか「暴動」が起っている危険な場所に行く。「楽しそう」とか「良いことありそう」で安易に行く。日本の企業も「儲かるはずだ。だって朝日新聞にも書いてあった」でたくさん行って、いま、またまた壊されて燃やされて難儀している。東大阪にある支那人向けの小物製造販売の担当者が「こんなこと(政治的なこと)で商売が出来ないのは困る」とテレビで阿呆みたいなことを言っていた。そこをどこだと思っていたのか。リサーチとかどうなっているのか。

宇治市役所は生活保護の申請に来た女性に対し「妊娠したら打ち切りね」と言って叩かれるほど、赤い割には「弱者」に厳しいところだから、世界文化遺産の平等院やら宇治上神社のある宇治公園にホームレスの侵入を許さない。だから公園内は綺麗なまま、ちゃんと維持管理されている。カモもシラサギも喰われたりしていない。鵜飼いが獲る魚も喰われていない。他府県から、あるいは外国から数万人が来ても整然と対応できる。宇治市民である我ら夫婦も「人混み」はちょっとアレだが、ちゃんと源氏花火を楽しむこともできる。

倅は上海で「喰いかけの天津」を「くれ」と近寄ってきた中年女性のホームレスに渡した。普通、ホームレスとは「カネ」をもらう。15世紀の日本の乞食もそうだった。しかし、いま、経済大国世界第二位の主要都市である上海でも、日本人の喰いかけの肉まんを「くれ」というホームレスがいる。つまり、民度だけなら数百年以上遅れている。

「反日デモが暴徒化」しているから危ないんじゃない。そもそもからして、その漢民族の凶暴性、粗野、野蛮、残酷性が危ない。宇治公園にホームレスを解き放つと文化財もヘチマもない。朝日新聞は「ホームレスの人権」とか意味不明を書くが、実際のところ、大阪城公園の桜の木は切り倒されても、世界文化遺産や重要文化財があるところはダメだと知っている。ホームレスを放り込んでしまえば、すぐに「文革」をやると知っている。現存する最古の神社建築、とかも知らないから宇治上神社の本殿も解体して焚火をする。花火大会で人が集まれば危険となる。すぐにテント小屋が並び、宇治川は生活用水にされる。「ルンペン(ボロを着た)プロレタリアート」が、あの素晴らしい景観をズタズタにする。

毛沢東の功績があるとすれば、それは唯一、そんなホームレスみたいな漢民族を大陸に閉じ込めていたことだ。望んでそこに行く変わった人は仕方がないが、朝日新聞やらは北朝鮮を「地上の楽園」と書き続け、ポルポトを「優しいおじさん」と書き続け、鳩山由紀夫を「庶民派、家庭的でクリーンな政治リーダー」と偽装したのと同じく、先進国の中でも高レベルに達した民度を誇る日本人の「無関心」をつき、支那朝鮮を「文化のある素敵なところ」と紹介し続けた罪は重すぎる。

無関心、政治的無知、歴史的無知と馬鹿にするが、実のところ、それは高レベルでの生活の維持が可能だから。中東の反米デモやら支那朝鮮の反日デモをして「熟成された民度」とは言わない。だから仕事や趣味に忙しい普通の日本人は「総理大臣?いま、だれ?」でも構わない。つまり、職場の女性職員に「何か」あれば、それは朝日新聞の責任でもある。







2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
年末に (近江謄写堂)
2012-09-21 08:24:27
大将

わたしゃ、3月、6月、9月と北京、上海三昧ですわ(涙)

年末も行かされる予定でごわす。

返信する
Unknown (久代千代太郎)
2012-09-21 11:44:47
>りじちょ

泣・・・・・

今度、連れて行って下さい。一人旅ですが。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。