<朝日新聞社の全国定例世論調査(電話)によると、東日本大震災への菅内閣の対応を「評価する」と答えた人は22%にとどまり、「評価しない」が60%に上った。福島第一原発事故への対応に限ると「評価する」16%、「評価しない」67%となり、さらに厳しい視線が注がれている。
原発事故についての政府の情報提供が「適切だ」は16%で、「適切ではない」が73%に達している。対応への低い評価の背景の一つになっているようだ>
催眠術にかかりやすい、とか、かかりにくいとか言う。あなたはだんだん眠くなる~と言われなくても、普通、健康で過ごしていれば夜になると眠くなる。テレビなどでも「動物」にされたりするタレントがいる。そこは「意外性のあるタレント」が選ばれるから、あの人はあんなキャラじゃないのにあんなことするなんて、ありゃ本物に違いない!と視聴者は錯覚する。
また、最近見かけなくなったが「食パン一斤1円!」とか書いた広告が入る。看板を上げているところもある。そして、すぐになくなって、その建物は「岩盤浴」とか「エステ」になる。何かと言えば、食パンで釣られた年寄りや主婦がそこに集い、群集心理からの集団催眠にかけられるらしい。もちろん、周囲には桜ではなくサクラも「満開」で、あの独特の雰囲気に飲み込まれてしまい、食パンを1円で買って、そのあと羽毛布団を30万円で買わされたりする。
三島由紀夫は、人間には理性がある、と最初に気付いたのはイマヌエル・カントかもしれないと書くが、なるほど、人間が物自体を認識するのではなく、人間の認識こそが現象を構成する(認識論)のだと思えば、食パンを1円で買う「ついで」に羽毛布団を買ってしまう行動にも得心がいく。人間に理性というモノが「備わっている」ならば、金を預けるだけで倍になる、という類の詐欺にも引っ掛からないわけだから、人間には理性が「ある」というだけの状態とはつまり、催眠術にかけられる必要もなく、あとで考えると「なんでだ?」と思う行動をとってしまうということだ。
催眠術などという商売が成り立つのは、そこに「催眠状態になりたい」という変わった人がいるからであり、人間とは目の前で5円硬貨を振られなくとも、ちゃんとおかしくなれる生き物である。それを自覚し、朝起きて顔を洗って両の頬をぱんと叩き、よし!と気合を入れて外に出る人は、何かあれば自分もおかしくなる、と知っているから理性を使って防御態勢に入る。
しかし、支那語である「洗脳」となれば、ちょっと難しくて、オウム真理教でもシャブを使った。元祖の支那では「恐怖」という環境を利用して、お人好しの日本兵に米のメシを三食喰わせたり、共産主義の勉強をさせたりした。その結果、日本には「中帰連」ができて多くの人をだまくらかした。高野孟などはその「成果」であり「日本兵に腕を斬り落とされても、日本との友好を願う中国人」の話などを人前でやるまで馬鹿が進行した。
この朝日新聞の「民主党叩き」も催眠効果がある。もちろん、現政権を叩くな、とは言わない。この震災対応を「評価しない」が6割を超えるというのも妥当な数字であり、こんな政権には誰も何も期待できないという事実に変わりはない。しかし、これを朝日がやるというのは滑稽なことで、最近では「暴力装置」までを批判して「自衛隊はよくやってる」とまで書きだしたから、多くの人が催眠状態になる懸念がある。
羽毛布団を買わされて困っている人に、インチキ浄水器を売りつけるようなもので、ちゃんと覚醒している状態の人間ならば「お前が言うか?w」とせねばならない。自分も含めて、世の中には「悪意がある」のだとちゃんと認識してから、今日も玄関のドアを開けたいものだ。
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