「ユーロ破綻、中国バブルも破裂」山岡消費者相(読売新聞) - goo ニュース
<山岡消費者相は5日、内閣府職員への年頭訓示で、欧州の財政・金融危機に関連し、「ユーロが破綻するのではないか、と内心思っている。そうなると、中国のバブルも破裂する可能性がある」と述べた。各国が危機の収束に取り組む中、閣僚として不適切な発言として野党の批判を招く可能性がある。
山岡氏は「金融、経済の大津波がやってくる時に政治が混乱していることが一番良くない」とも語った>
野田総理が経団連、日本商工会議所、経済同友会の1600人を前に「政局よりも大局」と挨拶した日、まさに大局観のない問責された閣僚がやらかした。また、野田総理は<日本の経済再生は2012年から始まったと言われるよう使命を果たしたい>とも表明した、ということだが、これも頭を抱えるほどの皮肉となった。総理大臣が日本経済の再生を言う日に、その政権の閣僚が他国通貨と他国の経済が破綻すると公言したわけだ。野田総理も、この馬鹿をぶん殴りたいところだろう。ま、自業自得だが。
「内心思っている」と言うなら、普通の人は内心思っているだけになる。それを内閣府の職員に対する年頭訓示で言ってしまえば、それはもう、確実に内心から飛び出しているとわかる。しかも、このマルチが内心思っていたこと、とは大したことでもなく、朝起きたら新聞を読むお父さんならだれでも知っている程度のことだった。山岡は新聞も本も読まないのか、関連する書籍も溢れていて、私の書棚にも「チャイナクラッシュ」とか「本当はヤバい中国経済」とか「北京五輪後のバブル崩壊―鍵を握る三つの顔」などが並んでいる。「2011年ユーロ大炎上!日本経済復活の始まり」とか「ギリシャ危機の真実」なども、部屋のどこかを探せば出てくる。私は民主党政治家という連中の、このあたりの無知蒙昧、不勉強、不見識こそが恐ろしいのである。どのレベルで国家運営に携わっているのか、考えれば本当に危ういところに日本はある。
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