忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2009.1.7

2009年01月07日 | 過去記事
私も仕事柄「年始の挨拶」などをすることがある。改まって「モノを言う」ことは書くよりも神経を使う。言うまでもなく「訂正が利かない」からだが、事前にチェックすることも難しい場合もある。▼総務省の坂本哲志政務官が、仕事始めのあいさつで「本当に真面目に働こうとしている人たちが集まっているのかという気もした」と、「派遣村」について触れたことにマスメディアの矛先が向いている。飛んで火にいる・・とはこのことか。 . . . 本文を読む

2009.1.6

2009年01月07日 | 過去記事
マスメディアも稀に役立つことがある。例えば「タクシー=強盗殺人」という危険性の周知である。テレビだけではなく、年末から年始にかけての三面記事には「タクシー強盗」の文字が躍っていた。▼無論、単なる「強盗事件」ならば、コンビニ強盗の数には敵わない。警察庁の資料によれば、平成9年には137件だったが、平成15年には742件と激増している。そこから「コンビニ強盗」は周知され、防犯ビデオ設置率が100%とな . . . 本文を読む

2009.1.5

2009年01月07日 | 過去記事
毛布などの「救援物資」を運んでいるボランティアがテレビに映っていた。どこかで災害でもあったのかと、座り直して画面を見直したら、なにやら「派遣村」という村の話だった。▼もちろん、朝日新聞も取り上げている。キャンプションはこうだ。<仕事や住まいを失った人たちに食事と寝場所を提供してきた「年越し派遣村」が5日、「開村」。>▼まるで被災民だが、それではいったい、どのような災害の被災者なのかと悩んでいたら、 . . . 本文を読む

2009.1.2

2009年01月02日 | 過去記事
「何という年明けだろう」。平成21年元日、朝日新聞の社説の「書き出し」である。朝日新聞の読者は正月だからと浮かれてないで、寒空の下で震える「派遣ギレ」のことを想い、アメリカ的な経済危機を憂い、ワーキングプアの心配をして、レーガンの「新自由主義」が如何に間違いであったかを学び、軍国主義が滅んだ日本に民主主義が誕生したと騙され、アメリカの一極支配が終了すると共に中国やインドなどからなる「多頭世界」を受 . . . 本文を読む