志賀女です。
私事ですが、最近まで外資系のIT企業におりました。
IT業界のよい点は男女平等なところで、お給料も待遇も男性と同じでした。
つまり、残業あり、夜勤あり、休日勤務あり、連勤あり。
いわゆるホワイトカラーで、比較的新しい業界のためセクハラにも敏感でした。
男性社員が女性社員に向かって
「女性なんだから化粧くらいしたら。」
など、口が裂けても言わない環境でした。
そんなところで勤続○○年、どうなったと思いますか?
不器用な私は、すっかり男性化してしまったのです。
仕事着は、いつも襟のあるシャツ (衿がないと上着の衿が汚れる。汚れるけど洗う時間がない)にパンツスーツ (スカート×)、
長時間勤務でも顔が崩れないように化粧は最小限、
セクハラに敏感な環境下での男性への配慮と、
「女だから仕事が取れた。」
と思われないために女性らしさを自粛し、
時間が惜しいので、食事はおじさん達に混ざってカウンターでラーメンやかつ丼を掻き込む。
気づいたらおじさんになっていました。
おじさんになりたかったわけではないのに。
そんな中、唯一、女性らしさを解放するのが日舞のお稽古中でした。
香(か)に迷う、岸の柳、藤娘、屋敷娘、週に1度、踊っている間だけは女子に戻って、好きにふるまう。
あの時間がなかったら、本当に私の女性らしさは枯れてしまっていたかもしれません。
社会で活躍する女性のみなさま、お気をつけください。
環境や状況に適用することと、なりたい自分でいることは、時に相反します。
特に後者については、自分で実現するしかありません。
それでは、ごきげんよう
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