根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

根子岳・見晴新道 ①12月20日(土)

2008年12月20日 17時11分20秒 | インポート

            根子岳    見晴新道ル-ト (快晴)       ※文字サイズは(大)が最適 

(行程) 見晴新道入口駐車場(9:20)→見晴台(11:10)→
     東峰縦走尾根分岐:進入禁止表示板あり(12:15)→
     障子岳の隣の小ピ-クで昼食(12:20~13:20)→見晴新道登山口(15:35)

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〇先日、西峰で出遭った、石島さん(個人情報:了解済)との語らいで「地元
 の山を知らなくてどうしますか」との私への投げかけの言葉が印象に
 残り処女ル-トに挑戦することとした。

〇根子岳へのル-トでまだ登っていないル-トは①見晴新道②釣井尾
 根③南峰④西峰の鍋の平ル-ト⑤地蔵尾根が残っている。

〇東峰に辿る箱石ル-トは新入社員時代に下山道として利用していた
 が、その後、歩いていないので記憶から薄れている。その当時は、
  ヤカタガウド→天狗岩→東峰→箱石尾根の一部→春の牧 
 が定番のコ-スであった。(当時の天狗岩での懐古写真添付)

〇いづれのコ-スも夏場であれば藪コギで苦労すると思われるので藪が
 少ないこの時季に下見登山をしておき、梅雨時期のオオヤマレンゲと秋
 の紅葉観賞に備えておこうと思案した。
 取り分け「見晴らし新道」は魅力あるル-トと聞いていたので、兼ねが
 ねネット(Gangeeの山歩き)←クリック?・ (*阿蘇と九州の山)←クリック)
 で調べていたので、ある程度の知識は入れていたが「単独登山は止
 めたがよい」との大方の見方であったので、6年前位に踏破経験の
 ある先輩相棒の東山先生を誘って忘年登山としての山行となった。
 (今夜は、阿蘇にのぼる会の忘年会が予定されている)
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▼駐車場直下の砂防提の壁に沿って登山口に取り付くのであるが、
 砂防提の上から覗くと藪に覆われていたので、駐車場から涸れ沢を
 渡り崖に植林してある杉林の急斜面を藪コギで抜け、登山道に這い
 上がった。(9:30)(近道となったが 棘に難儀した)

▼登山道は薄暗い杉林の急登で踏み跡はハッキリしている。
 やがて、自然林に変わり見映えのよい背の高い黒松が点在する支
 尾根を20分位登ると、露岩の崖に固定のクサリが架けてあり、それを
 攀じ登ると、展望の出来る尾根に登り付く。(9:50)

▼さらに10分位登ると露出している小さな岩峰に着く(10:00)
 岩峰を乗り越えて左方向の谷側に下り、尾根に登り返すと一個の大
 きな溶岩と出合う。(10:14)展望は大きく開けて、左下を見下ろすと
 駐車している砂防ダムやヤカタガウドの登山口も見え、登っている尾根
 の位置確認が出来た。
  
 (登り始めの                                       (見映えの     (ヤカタガウド登山口
  藪コギ)   (登山道の
イワカガミ) (谷側に下る)  良い松)      を見下ろす)     

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▼更に尾根を歩くと大きなピ-クが前方に見え、ピ-クに向かって急登の
 尾根から尾根腹の谷間へ下ると左手にメガネ岩みたいな溶岩を見て
 此処で、ル-トは大きく右方向に変わり岩場の崖斜面をよじ登り、前方
 は岩峰の壁となって塞いでいる。岩の一箇所だけ人がヤット 通れる
 位の間隙を抜けて(10:44) 尾根に出る。
    (この切り裂けた岩が天然の要塞の門となっているかのようであるので
         自称、「
第一の城門 と命名した)

▼尾根沿いに「進入禁止」と思われるテ-プが張られ、字が消えてい
 る道標板を左に見定めて、(多分、カガミガウドへの分岐かと推測した)
 落葉している潅木帯の稜線を歩くと直ぐに大きなピ-クが見え(10:48)

(メガネ岩の
 様な溶岩) (城門直下の岩場) 第一の城門) (ピ-クに向かう) 見晴台を望む)

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▼それに向かって登ると、登山道から右に上がる道が取り付いてる。
 何やら展望出来るような場所であったので立ち寄ると(11:10)素晴
 らしい眺望となっていた。

▼天狗岩が正面にロ-ソク岩(Ⅱ峰)そして幾つかそそり立つギザギザ
 の岩峰が並ぶ。先日、登頂した西峰・本峰も入念に観察し堪能した。
 初めて見る視角からの根子岳の頭のギザギザの山容に圧倒された。
 ただただ眺めて10分位じっと 眺めていた。
 根子岳の北壁を目の前で見る、絶景のロケ-ションであることと確信した。
  (後で調べたら、この場所が「見晴新道」の所以である「見晴台」である事を知る。)

(落ち葉の登山道) (駐車している私の車が見える) (見晴台入口) (見晴台からの展望)  

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▼あの天狗岩の頂上に昔は固定のクサリをつたって「軽々と登ってい
 た」のかと懐古に耽った。(当時の天狗岩での懐古写真添付)

▼感動の余韻が残る中、この「見晴台」を左に巻いて再び谷側に下り
 、長くそそり立つ大きな岩峰の腹部を渉ることとなる。(11:22)
 ココが皆が言う「崩壊場所」であることが分かる。同行の東山先生も
 「以前はこの様な場所ではなかった」と様変わりしていることに驚か
 れていた。

▼岩壁に張られた固定のトラロ-プに掴まりながら用心深く、足元は崩れ
 易いクズ岩で靴幅も無いくらいの踏み跡の崖側面を、岩峰の頭から
 落石は無いのか、心配もしながら渉る。
  (梅雨・氷結時期はヘルメットが必携と思った:また、購入するものが増えたようである。)

                 (見晴台を左に  (崩壊場所の
(西峰と本峰) (天狗岩)   巻いて下る)   岩峰の頭)    (崩壊場所を渉る)

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▼無事に渉り、安心するのと同時に、次は岩場の崖を登る事となが、
 ここにはロ-プが無い、先行の先生がザイルを垂らされ、それに掴ま
 りながら登り上げた。(11:28)

▼再び、岩峰の基部に沿って鞍部に下がり「沢登り注意」の標識板を
   
           (次ペ-ジに続く)

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