根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

根子岳・西峰の紅葉景観 11月5日(金)

2021年11月05日 21時42分36秒 | 阿蘇山系

根子岳・西峰からの紅葉景観  

令和3年11月5日(穏やかな秋晴れ)

(行程) 九州自然歩道路肩に駐車(発8:20)→ヤカタガウド登山口/最上部の砂防ダム
   (着9:00~9:15発)→地蔵尾根出合(着11:00)→西峰基部から縦走路散策
   (着11:30~昼食~発12:40) → 西峰直下の展望台(着12:50~13:00発) →
   ヤカタガウド登山口(着14:20~紅葉観賞~発14:40)→駐車地(15:20)

前週(10.28日)に登った三俣山では見頃の紅葉に出合い、
錦秋に彩る大鍋小鍋のお鉢巡りを楽しんだ。
心配していた右足大腿部の痛みも事無く回復した模様である。

次なる山は根子岳西峰と決め、紅葉の進行状況を窺っていた・・・
昨年は10.26日登り山頂部は見頃であったが
中腹部は今から色づくという感じであった。

今年の紅葉は各山総じて遅れているとの山情報であるが
ここ一週間で朝晩の冷え込みが急に強まり紅葉が進んだ模様で、
見頃は「文化の日」界隈と思われた。
予約していたインフルエンザ予防接種が11.2日で、
翌日の「文化の日」に登ろうと思っていたが
医者から止められ(過激な運動はダメ)、
秋日和に合わせて本日決行。
何時もの様に相棒の石ちゃんを誘って石ちゃんの軽トラで我が家を出発。

根子岳西峰からの紅葉景観① (令和3年11月5日)

根子岳西峰からの紅葉景観② (令和3年11月5日)

根子岳ヤカダガウド登山口付近の紅葉(令和3年11月5日)

最上部の砂防ダムから観る紅葉風景   
西峰登山口に取り付く前に、登山口を過ぎて竿河原ル-ト入口に
広がる岩(土石流で堆積した岩塊)河原から紅葉状況を見分する。
陽が入っていないので照紅葉(てりもみじ)までにはいかないが
清涼感漂う美しい色合いを呈している。
正に見頃の紅葉であろう、陽光射す復路での観賞が楽しみだ・・・

【岩河原からの紅葉三景】

【西峰登山口から望む対岸(右岸側)の紅葉】

【ヤカタガウド登山口】
最上部の堰堤左岸側から取付く

【快適な尾根道に上がる】
足元の悪い尾根復斜面を踏み分けて登山口から約40分で
苔生した痩せ尾根に上がる。
美しい苔の絨毯と明るい陽光・・・気分最高

【最初のピーク】
ピ-クに上がる前の景観

【最初のピーク: 復路で撮影】
山頂部は細長い尾根広場を形成し落葉樹の中に檜の木が数本、
中央に背高い一本の檜(根本は一本であるが途中から双幹)が植生する。
(自称: 「一本檜のピーク」)

【サバイバルの登攀】
岩を掴み、木立にぶら下がり・・四つん這いの岩崖登りがこの後も続く。

【地蔵山直下の登路から天狗岩を望む】
手前の黄葉は油瀝青 (あぶらちゃん)・青文字(あおもじ)
どちらかかと思われるが多分、油瀝青であろう ?

【西峰直下の登路】
昔は、暗いスズタケのトンネルであったが
そのスズタケはが枯れ果て、明るい登路に様変わり・・・

西峰本峰(別名:嫁の平・1394m) と西峰(1372m)】
西峰基部を通り抜け、天狗への縦走路稜線ピークから
本峰(左)と双耳峰の西峰を仰ぐ。

【稜線ピークから南峰(別名:山口山)と山口谷を望む】

【岩峰基部を彩る黄葉】

【照り輝くこの黄葉の名前は ???】
錦秋の根子岳を代表する黄金色の黄葉は根子岳の特徴でもある。
その名は、壇香梅/白文字/黒文字/油瀝青/青文字・・・
等々が考えられるが・・・ 

【上の画像をズームで】
この紅葉は山もみじであろうか?

【縦走路突端(この先、登路断絶)から屹立する岩峰群を望む】

【縦走路突端から天狗へのル-トを確認】
クライマー達は手前の岩峰を辿るのであろう・・・

ここから復路にて  ↓ 
今回は、西峰頂上は踏まず西峰直下の展望台に立ち寄る。

【展望台からウグイス谷側を望む】

【縦走路稜線ピークを振り返る】
〇印のピークを踏んで下山・・・
天狗の右にロ-ソク岩も視えている。

ナナカマド(七竈)の実】

【眼下には、ヤカタガウド登山口の砂防ダム】

【展望台から見晴新道の「見晴台」を望む】
屛風岩が微かに視えている。

【展望台からウグイス谷を望む】

【往路でも観た、地蔵山直下の黄葉と天狗】

油瀝青と思われる黄葉

【落ち葉のプロムナ-ド :地蔵尾根にて】

【登路から望む、見晴新道山復の紅葉】

最上部の砂防ダムから観る紅葉風景  
(復路で再度、立ち寄る)

【岩河原からの望む四景と「一本の楓」の紅葉】
この場所から眺めは私のお気に入りで
特に左岸崖斜面から懸崖に植生する「一本の楓」の紅葉を
観賞するのが幾年の楽しみとして来た・・・
(これまでの記録→①2007.11.3 ②2008.11.1 ③2008.11.1)

【ヤカタガウド登山口の河原にて】

【自称:「一本檜のピ-ク」を確認する】
昔のヤカタガウド第一駐車場近くの涸れ沢の河道から振り返る。
白線は今日辿ったヤカタガウドから地蔵尾根に合流するル-ト。

登山を終えて

1)私が西峰の紅葉を好むのは
根子岳西峰への紅葉散策は山口谷から天高くそそり立つ
岩峰基部に光る黄金色の黄葉を眺めることを主目的として
その時季を見計らって登高するのであるが、
最盛の黄葉に出合うことはなかなか難しい・・・
それが故にまたワクワク・ドキドキの登高意欲に駆り立てられる。

もちろん、途中の落葉林の中で錦秋を味合う事や
見晴新道からヤカタガウドに駆け下る錦繍の紅葉を
楽しむ事も併せて重なるものであるが・・・

今回は、縦走路山頂部も地蔵山の山モミジの林も落葉の風情であった。
紅葉前線は既に山裾に下っていて
ヤカタガウド登山口の紅葉は見頃を迎えていた。
往路と復路で二度、美しい紅葉(特に私お気に入りの「一本の楓」)を
河原広場で満喫した。

2) ヤカタガウド入口の藪化を防ぐには
かって、根子岳のメインルートであったヤカタガウドの登山道は
2012 年(平成 24 )7月12日 九州北部豪雨災害で登路は各所で寸断し、
一般の登山者の姿は殆ど見ない(クライマー達は使っているようであるが)
のが現状である。
従って、昔のヤカタガウド第一駐車場跡からの取付きは
藪化が進展し登路探しに苦労する。
その間15分程度の藪漕ぎで、
昔の登山道(コンクリト)には出るのであるが・・・

藪化を防ぐには登山者が来ることが一番であるので、
今日歩いたヤカタガウドから登る地蔵尾根経由で西峰への登山を
(急登ではあるけど) お勧めしたい・・・
目印のテープを確認しながら歩けば一般の登山者も大丈夫と思う次第である。

(2021.12.02日加筆)

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