根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

向坂山~三方山 10月18日(日)

2009年10月18日 22時15分08秒 | インポート

   向坂山(1684m)~三方山(1577m)縦走     阿蘇にのぼる会例会
         (三方山は未踏破・天女ケ岩にて縦走断念)

                 快晴                            ※文字サイズは(大)が最適 

(行程) 白岩登山口(発8:10)→杉越:日肥峠(着8:35)→向坂山(着9:00~
     発9:05)→天女が岩(着10:45~昼食~発11:25)
     →向坂山(着13:30)→スキ-場(着13:45)→白岩登山口(着14:10)

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〇昨年、10/28日「向坂山~馬つなぎ」(←クリック)まで、秋の「霧立越え」をピス
 トンで散策した。
 その時、向坂山頂上の道標に「三方山・椎矢峠」と表示され、南側方向に登
 山道が伸びていることを確認していた。
 ここが 「山都町トレイルラン」(←クリック:Adobe PDF)
 のコ-スである事を最近のニュ-スで知
 り、どんなコ-スで山岳マラソンしているのか興味を持っていた。

 

〇今回、そのコ-スの一部を踏破する事となり興味津々の山行となった。
 例会の案内状には「向坂山~三方山まで往復16km・8時間歩く」と案内
 されていて、早朝の暗いうちの集合となり大阿蘇病院を6時に出発した。

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▼白岩登山口では鹿の出迎えに遭遇しての出発となった。  

〔8:35杉越:白岩峠〕                         〔白岩峠 6度:肌寒い〕

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▼向坂山に着くとY野リ-ダから「11:30分まで歩いて、其処から戻る」との周知
 がされた。(出発から向坂山までの歩行時間が50分も掛かったためであろうか?)

▼向坂山からは樹林帯の山腹の下り坂を、高度をドンドンと下げて歩く。
 20分位下るとブナ等の広葉樹林が広がる快適な稜線の登山道となり、倒木
 の下を潜ったり、乗り越えたりして歩く。

〔9:00向坂山頂上:三方山まで5.6km〕          〔9:05朝もやの中を下る〕

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▼向坂山から50分位進むと(9:50)視界が開け、立ち枯れの大木の先に目
 指す三方山が遥か遠くに見えた。(この時点では高岳を三方山と見誤ってい
 たようである)

▼登山道の道幅は広く、枯れたスズタケが目立つ。
 幾つかの緩やかなアップダウンを繰り返して小さなピ-クに着いた所で(10:10)
 U藤さんが膝の不調でリタイヤされることとなり、Eさん(サポ-タ-役であろ
 う・・・)が同伴して2班に分かれて行動することとなった。

〔9:22快適なブナ林を歩く〕            〔9:52長い樹林帯から抜けて高岳方面〕

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▼「向坂山3000米 三方山2600米」の道標付近から前方を眺めると、石灰
 岩が露出している白い崖のピ-クが現れ、魅力ある岩場が視え、益々登高
 意欲が湧く次第であった。

 〔10:17「向坂山3000米 三方山2600米」の標識と前方に見える石灰岩のピ-ク〕    

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▼この白い崖のピ-クを攀じ登り(10:23)、稜線を20分位歩くと「天女が岩」
 という道標が建っており、左斜面の急勾配の尾根腹を樹の根っ子に掴まり
 ながら攀じ登ると石灰岩の岩嶺「天女が岩」に立つ。 

〔「向坂山3.5km 三方山2.1km」の標識を過ぎると五分位で天女ケ岩への斜面に取り付く〕

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▼ここからの眺望は素晴らしく、
 スタ-ト地点の向坂山を振り返ると、歩いて来た峰々を一望に辿る事が出
 来て、しみじみと眺めた・・・・。遥かなる足跡に感無量の喜びを感じた。
 南側(椎葉村方面?)の山峡には幾重にも連なる山々の尾根が左右から流
 れ込み、その先の遠望に市房山?が覗る。

〔10:45天女ケ岩〕                    〔向坂山を振り返る:中央奥〕

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〔集合写真〕                         〔中央奥:市房山とのこと?〕

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▼三方山への縦走はここで断念する旨の周知がY野リ-ダ-からあり、昼食を取
 る事となった。(三方山までは残すところ後2kmの地点であったが・・・残念)

▼昼食後にY野リ-ダ-から地図とコンパスで方位の見方を習い大変参考となっ
 た。

▼復路は早い時間(11:25)での折り返しであるので足取りは軽くユッタリした
 歩調で疲れを感じない歩きであった。
 この縦走路で出会った登山者は向坂山から下って来る一組の夫婦らしき人 
 と交差した(13:10)人のみであった。
  (この時間であるので何処まで行かれるのであろうか・・・・?) 

〔11:25三方山を断念して復路につく〕            〔復路:登山道の紅葉と黄葉〕

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▼向坂山山頂まで500mの道標が建っている地点からが急登となるのである
 が「あ~っという間」に登り上げ、皆が心配していたような復路での登りの疲
 れは無かったよぅである。

   〔13:10「向坂山500米 三方山5100米」の標識付近・最後の登り〕

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▼向坂山からスキ-場側に下る。
 

〔13:20中央のピ-ク:三方山?・その左奥:高岳?〕      〔13:34向坂山からスキー場側にる〕

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▼ゲレンデから眼下の小川岳(←クリック)のどっしりした山容を眺めて作業道沿
 いの紅葉を観賞しながら駐車場に2:10分に着く。

〔13:44五ヶ瀬ハイランドスキー場ゲレンデを下る〕       〔13:59駐車場に向かう作業道沿いの紅葉〕

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〇縦走路断念の考察

 往路で向坂山からイキナリ下りで始まり且つ急降下が続いたためか、復路
 での登りの疲れを皆が心配したようである。私自身もその思いがあった。

 山では登りよりも下りが緊張感を持つのが常である。(急傾斜の登りは、登る
 時よりも降りる時の方が、その傾斜の度合いを強く感じるものである:私見)
 その緊張感が復路での登りを皆が心配して「帰りが大変」という掛け声とな 
 って共有したようである。

 「天女が岩」から三方山までは後2kmであるので、私達の脚では往復2時間 
 の行程であったと思われる。従って登山計画書では16:30分に駐車場着
 であるので計画書通りの実行で、三方山への登頂が出来たのであろうと思
 われるが・・・メンバ-の士気を見ててのリ-ダ-判断であったと思われる。

〔参考資料:新聞と ネット(画像使用許諾済)からの複写です。〕

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〇最後に、機会があれば「山都町トレイルラン」のコ-スを周回登山(小川岳
  ~遠見山)して過酷な山岳マラソンにあやかりたいと決意した。

 

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