根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

天草トレッキング 6月2日(木)

2022年06月04日 22時34分31秒 | 熊本県

天草の山、四座トレッキング  
(千元森嶽~天草富士~頭岳~権現山)

令和4年6月2日~3日 快晴

コロナ感染者数(熊本県)下火状況で推移しているので相棒の石ちゃんを誘い
観光も兼ねて一泊二日(白涛海水浴場に在る子供の別荘を利用)で
天草の山、四座をトレッキングすることとした。
 一日目・・・①千元森嶽(233m松島町合津)  ②天草富士(184m松島町合津)
二日目・・・③頭岳(466m河浦町新合)  ④権現山(402m旧牛深・魚貫町)

千元森嶽は、太郎丸次郎丸岳から眺めた断崖斜面に柱状の岩塊が織り成す岩山
 一度は直に視ておきたいという気持ちに駆られて・・・
天草富士は、干潮時に歩いて渉れる、海に浮かぶ話題の山として・・・
頭岳は、過去(2016年、角山から六郎次山に向かう途中で)に国道266号線から
 しみじみ眺めた山・・・
権現山は、牛深観光(この地を訪れたのは過去2回)のついでに山から牛深の地を眺めたい・・・・

そんな思いを巡らして一路天草へのドライブとなった。

1)千元森嶽(せんげんもりだけ:233m) 

(行程) 「青年の家」手前の登山口(発12:20)→千元森嶽頂上(着13:00~発13:15)
             登山口(着14:10)

天草・千元森嶽(233m)山頂からの展望(令和4年6月2日)

【千元森嶽登山口】
天草五橋最後の五号橋(松島橋)を渡り、会津港前付近から右折する。
千巌山駐車場を通過し「天草青年の家」手前の
登山口前の路肩に駐車して取り付く。

【雑木林の緩やかな登山道】

【頂上直下の露岩から登路を振り返る】

【頂上直下の露岩から太郎次郎丸岳を望む】

【頂上部に座す巨岩(頂上の最高地点はこの奥で未だ視えていない)】
登路は岩塊の右下に回り込む。

【頂上標識】

【頂上から太郎丸岳・次郎丸岳を望む】

【頂上から島原湾方向に浮かぶ高杢島(天草富士)を望む】
島全体が美しい山体・・・

【上記画像をアップで】
高杢島の右隣に横たわる樋合島(ひあいじま)・左奥の島は湯島 ?

【千元森嶽頂上】
頂上には大巨岩が立ち上がっている、
登れられないい事は無いが今回は止めておく、次回の楽しみに(苦笑)
バックの山並みは「観海アルプス」と思われる。

【頂上にて】

 

2)天草富士(138.5m) 

パールラインから天草富士までのル-ト】←Google マップ

(行程) 樋合海水浴場(発14:30)→金毘羅宮の鳥居(着14:40)→天草富士頂上(着15:00)
              樋合海水浴場(着15:35)

【樋合海水浴場(パールサンビーチ)から天草富士を眺める】
潮見表では16:39分が干潮と確認していたので、
現地到着(14:28)が早過ぎるかと思っていたら
既に高杢島 (たかもくじま)と樋合島(ひあいじま)は砂洲で繋がっていた。
海辺の事情が分からない手前でした(笑)

【広くて綺麗な海の中の登山道(砂洲)が延びる】

【海岸の山付に自生するサボテン? の花】
漂流して根付たのであろうか ?

【登山口となる金比羅神社の鳥居】
ここまで樋合海水浴場からゆっくり歩いて10分・・・

【天草富士頂上の標識】
鳥居から中腹に座す「高杢島金比羅宮」までは
石段の参道を上がるが
その後は露岩の多い山道を辿る。
一貫して展望の無い薄暗い道で、山の蚊に喰われる始末。

【頂上広場に祀られている金比羅宮奥の院
展望は全く無い・・・
地元の人が4~5本伐採すれば別世界が展開されるのであるが(願望)
「神域であるから応えられない ! ・・・」
当(あ)たらずと雖(いえど)も遠(とお)からず(苦笑)

【下山後、天草富士を見返る】
この鳥居は満潮時には海に浸かるのであろうか ?
だとすれば、「海の中に参道」が走る・・・

【今夜の宿泊地・白涛海水浴場】
子供の別荘テラスから、夕映えの柴尾山・三角岳(右)を望む

 

令和4年6月3日 快晴

3)頭岳(466m)   

(行程) 頭岳登山口(発9:15)→森林管理道記念碑(着9:50)→最奥の駐車広場(着10:25)→
             稜線鞍部に座す「延命地蔵の石仏」(着11:00)→頭岳頂上(着11:10~発11:30)→
             登山口(着12:40)

【二日目は、朝凪に映える白涛海水浴場から出発】

【昨日登った千元森嶽】
国道324号線(今泉集落)から見上げる

【千元森嶽の断崖】
白岳砂岩が成す柱状地形の岩山・・・
岩肌の神々しい美しさに、圧倒される景観であった。
この岩山の稜線歩きを、いつの日か、実現したい。

【国道266号沿いに建つ津留神社の鳥居】
鳥居を潜り神社の左側を走る。

【頭岳登山口】
集落上部の車道路肩に駐車して出発←Google マップ

【森林管理道記念碑】
碑文には
森林開発の主目的の他に眺望素晴らしい頭岳への登山道として
かねてから渇望されれていたもので・・・(略)」
との文言が刻まれていた。

【林道終点の広場】
ここまでコンクリト道路が走っていたので
軽トラなら楽々に進入出来たであろう。
普通車は少々無理かナァ~ ?・・・

【林道過ぎれば登路は一変して荒々しい登り坂となる】

【延命地蔵】
急登を登り上げると稜線の鞍部に至り、延命地蔵の石仏と出合う。
石仏の向きは、登って来た麓集落側では無く、反対向きである。
ということは、稜線上に座す「行人岳」への
縦走者を加護したのであろうか ?
それとも、稜線に上がってから麓に向かってゆっくりと合掌して下さい。
そんな蛇足の疑問が湧く・・・(苦笑)

【石仏の側面に「文久元年」と刻まれている】
自宅に戻り「文久元年」を調べると1861年で、161年前の時代となる。
(参考: 1860年 桜田門外の変・1861年南北戦争が勃発)
古跡の歴史を感じる・・・

【鞍部から緩やかな歩き】

【気持ち良い稜線歩き】

【頭岳頂上】
麓の集落側を向いて幾つもの石碑が鎮座する。

【山頂標識】

【頂上からの展望】
眼下の集落のはるか先には、山越しに八代海? 方面が伺える。
画像を拡大すると、集落に駐車した私の車も視える・・・

【頂上からの展望】
眼下に見える麓の津留集落(河浦町新合)・・・
津留神社の鳥居も視えている。

【頭岳頂上広場の全景】

 

4)権現山(402m)   

河浦町新合(頭岳)~魚貫~権現山までの走行ル-ト(←Googleマップ  )

(行程) 県道35号線(魚貫)から権現山登山口に入る→林道途中に駐車(発13:40)→
    権現山公園(着14:10~展望台~発14:25)→道迷い(ロスタイム60分)→駐車地(着15:45)

牛深・権現山(402m) 公園展望所からの展望

県道35号線からの入口】(←Googleマップ  )
牛深高校付近(久玉町)で国道266号線から離れ、
市街を抜けて魚貫港を目指して県道35号線を北上する。

【林道への入口】
前画像の坂道を上がりT字路を左に走ると、
直ぐに林道入口の道標

【離合できる場所に駐車して出発】
ここに至るまでの道中は、冷や汗かくほどの狭い林道の
くねくね道で離合箇所が無い、おまけに展望も無い、
下りの車と出合ったら離合は至難の業・・・
そんな心配をしながらのこの場所に着いたが先行きの頂上は
はるか先のようであるがここから歩くこととした。

【林道(舗装道)の坂道を歩くこと約30分で権現山公園に至る】

【山頂直下の展望所からの眺望】

【ズームで】
眼下には牛深高校のグランドが見え、
その先には久玉浦の海原そして牛深港やハイヤ大橋

【山頂直下の展望所からの眺望】

【権現山公園内に在る道標 :復路で撮影14:23分
駐車場所に早く戻って下山後は、牛深観光と昼食を取る予定で
速足でルンルン気分で歩いたが、駐車場所に行き当ら無い・・・

相当下った所で見覚えのない「廃墟の小屋」に出合い、道間違えに気づく・・・
道間違った時は「元に戻る」の原則に基づき引き返す。
引き返しの坂道は苦行の足運びで悲痛感が漂う始末。
(この間、写真撮りする気色も湧かず残念)

【 道に迷い正規の登路に戻った証の証拠写真 :15:29分
分岐まで元に戻り、
別の道を下ると直ぐに往路で記憶していた
この看板を見て安堵感ひとしお・・・
「東京牛深会桜の森」様に感謝 (笑)

登山を終えた後は、
牛深の町で海鮮料理を贅沢に食べる予定であったが、
道迷いにロスタイムが一時間位あり、
車に着いたのは15:50分(疲労困憊)。

観光と海鮮料理はあきらめ昼食抜きで
茂串湾沿いを経てハイヤ大橋を渡って一路熊本へと走る。
一泊二日の全走行距離420km(阿蘇~牛深)

【千元森嶽の岩山】
松島有料道路・西目トンネル付近から(帰路の車中で)
柱状に岩塊が立て並ぶ迫力ある断崖の岩壁を見上げる。

(2022.06.14 追録)

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