三角岳(406m)
平成31年2月26日(火) 快晴
体力を心配していた前々日の登山(二城山・善光寺山・障子岳)も無事に終え、
脚力も快調のようであったので子供宅滞在を後2泊追加して、
当初計画で登る予定であった三角岳に登る事とした。
(下調べしていた山なので「やはり登りたい・・・」という登高欲求に駆られて)
(行程) 三角支所(発9:33)→九州自然歩道・三角岳登山口(着9:40)→
天翔台分岐(着10:10)→雲竜台(着10:30~発10:40)→
三角岳頂上(着11:15~発11:20)→天翔台分岐近道(着12:10)
→天翔台(着12:25~発12:35)→天翔台登山口へ下山(着13:00)
↑ [分県登山ガイド(山と渓谷社)より転写]
↑ [宇城市・三角支所の駐車場に駐めて出発]
駐車場で出会った男性(たまたま駐車に来ている人)から
山の概要について案内(私の質問に対して)があり
「三角岳頂上は正面の山の奥に在り、ここからは見えていない。
正面の山の左の「山の端」が天翔台。
天翔台は昔、二本の松が在ったので通称、(二本松)と呼んでいた。」
登山口は山裾の右向に進むが、天翔台に直登するなら左へ」
とのことであった。
↑ [支所玄関前の道路の突き当たりの三叉路を右に]
↑ [九州自然歩道・三角岳コ-スの道標]
↑ [丸太の階段と竹林]
各地の「九州自然歩道」で、よく見かける丸太の階段が整備され、
ジクザクの登路を小刻みに繰り返して歩く。
、
竹林の美しい景観の中に「サッササ-」の葉擦れと
時たま響く「ギシ~ギシ~」の竹擦れの音が
静寂の中に心地よく流れ、踏み足を止めて趣きを味合う・・・・。
↑ [最初の展望所]
登山口から展望のない山腹をジグザクに登り約20分で見晴し台に着く。
雑木林の一部分を切り開いてつくられた(と思う)この場所は
支所・駐車場からも見えていた。
↑ [展望所から眼下の三角町を望む]
支所・駐車場に駐めた私の車もかすかに見えている・・・
↑ [天翔台分岐に着く ]
展望所からの急登を登り詰め、平坦の小広場に着く。
天翔台へは左に分岐する事となるが、帰りに立ち寄ることとし頂上を目指す。
道標には「三角岳60分」と表示あり。
↑ [ 天翔台分岐広場を振り返る]
↑ [ 雲竜台分岐 ]
登路から左に分岐する岩尾根を短く辿る。
↑ [雲竜台から眼下を望む ]
痩せ尾根に凸凹の露岩が足場となり、不安定感はあるが
眼下の絶景に圧倒される。
正面に突き立っている山(飛岳)にも登高意欲か湧く山姿であった。
↑ [雲竜台から三角ノ瀬戸を望む]
お茶碗を伏せたような稜線の山体(右端のピ-ク)は
下山して次に登る柴尾山(226m)。
↑ [ 柴尾山をアップで]
↑ [天草五橋の玄関口となる、1号橋の新(天城橋)と旧(天門橋)]
新1号橋(2018年5月開通)の名前は、
天草市と宇城市を繋ぐ橋である事から市の名前を1字ずつとって、
「天城橋(てんじょうきょう)」と名づけられたとの事。
↑ [三角ノ瀬戸を頻繁に航行する船 ]
観光船であろうか? 五分間で三隻も航行し、白波の航跡を
美しく波立ててゆくさまは・・・、印象的な情景であった。
山の中に住む(阿蘇谷)私にとっては
海は観るだけで楽しみを感じるものである・・・・。
↑ [雲竜台から、これから辿る登路を見上げる ]
急登が待っているようである、頂上は未だ見えていない・・・
↑ [ 五本の株立ちの樫 ]
頂上まであと15分の稜線歩き、展望はないが明るくて安定した尾根を快適に登る。
尾根道の両端は、樫や椎の照葉樹林が
豊かな森をつくり、緩やかに切れ堕ちてゆく斜面となっている。
↑ [ 頂上直下の尾根道で出迎える「鯨岩」 ]
昔の鯨肉は美味しかったナ~ もう一度、贅沢に食べたいナ~!! (笑)
、
↑ [ 三角岳(407m・一等三角点)の山頂標 ]
砲台グリ-ンをイメ-ジする山頂広場には祠や石仏・石像が並び
そして周囲には多数の露岩が点在する。
展望は木の間から雲仙岳や有明海・八代海が見えると思うが
霞がかかって判然としない・・・
ベンチで小休憩して早々に下山。
・・・ ここから復路 ・・・
↑ [天翔台分岐近道 ]
往路で確認した「天翔台分岐広場」までには、行かずに
ショ-トカットの道順を辿る。
目印の巻テ-プに従い、尾根腹の林の斜面を通り抜けて
「天翔台分岐広場」からの登路と出合、
近道入口から15分程で天翔台に着く。
↑ [ 天翔台 ]
尾根の突端が展望台となり天草の島々や眼下の三角町が眺望される。
正面の島は維和島(いわじま)、手前の小さい島が寺島と思われる。
↑ [ 眼下の三角町中心地 ]
三角駅や三角港・海のピラミンドが見える。
↑ [ 戸馳島(とばせじま)]
左隅には戸馳島大橋が見えている。
↑ [下山路分岐・道標には「宇城市三角支所」と表示 ]
下山路は九州自然歩道に戻らず、
天翔台から往路を2~30mくらい折り返して道標に従い
急傾斜に付けられた足場の悪い山道を下る。
↑ [天翔台登山口に下山 ]
天翔台から約30分で下山し、旧一号橋(天門橋)を走行して
昼食の予定地(大空食堂のチャンポン)に向かう。
柴尾山(226m)
平成31年2月26日(火) 快晴
(行程) 柴尾山登山口(発14:00)→柴尾山頂上(着14:25~発14:40)
登山口下山(着15:05)
* 柴尾山登山口 ← Google マップ
↑ [分県登山ガイド(山と渓谷社)より転写]
↑ [柴尾山登山口 ]
コンクリトの車道を走らせて、登山口まで車を横付けして出発。
山容が「像」に似ていると云うことから「ぞうやま」の別名
↑ [ 稜線西の肩付近から登路を振り返る ]
気持ち良い樹林帯の急傾斜地をジグザクに登る。
登路は最後まで展望が無いが、
よく整備された一本道であるので迷うことなく稜線に出た。
↑ [頂上広場 ]
頂上手前の登路から頂上広場を眺めると、
頂上は背の高い樹木に囲まれ展望がない・・・。
眺望を期待して登って来ただけに一瞬、「がつかり感」が漂う・・・(落胆)
ところが・ところが~
広場片隅側に鉄塔施設が在り、らせん状の階段が在るのに気づき
興味津々として階段に取付く・・・。
↑ [柴尾山山頂(226m)の道標 ]
頂上標高226m+鉄塔の高さは12m(帰宅後上天草市役所にて確認)=248mから
何も遮ることのない360°パノラマを眺望し、
天草の海に浮かぶ山岳風景を満喫した。素晴らしい・・・!!
↑ [ 三角ノ瀬戸と飛岳 ]
↑ [海抜0mから立ち上がる三角岳の全景 ]
↑[天草五橋の玄関口となる、1号橋の新(天城橋)と旧(天門橋)]
左が天城橋
↑ [ 三角岳の左側の海は島原湾で太田尾海水浴場方面]
↑ [ 三角岳をアップ撮影 ]
↑ [蓬莱竹(ホウライチク) ]
下山して、登山口駐車場で撮影したものであるが
頂上直下の稜線の登路沿いには多数の株が植生していた。
天草地方に多い竹のようである。
観海アルプス登山道(2008.2月)でも見かけた竹である。
(2019.4.11 追記)
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