根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

小岱山 3月2日(日)

2008年03月02日 23時50分50秒 | 日記・エッセイ・コラム

            小岱山(501m)        (阿蘇にのぼる会188回 例会)

                         (晴れ)     (*文字サイズは「」が適切です)

(行程) 丸山キャンプ場登山口(10:10)→観音岳(着11:00ー11:40)
      →筒ヶ岳(着12:05ー12:40 )→中央登山口(13:30)
      →(車道を歩く) ~ 丸山キャンプ場登山口(14:10)
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○ 阿蘇にのぼる会に入会して3回目(①弥山扇山)の山行である。
   小岱山は我が古里、南関町にも一部またがる山であるが、いま
   だ未登の山である。
○ 近年は「小代焼ふもと窯」( クリック)には、3度ほど器の買出しに出
   掛けたが、いつも其処までの道のりで帰っていたので何時かは登
   ろうと思っていた山でもある。
   また、盆栽仲間では 知る人ぞ知る 「小岱松」(←クリック) で有名
   な松が自生する山でもある。
○ 大阿蘇病院に8時集合、顔なじみの藪亀さん、藤井さん、市原さん
   等々の顔が見える。健脚で名のある二人の先輩(藪亀・藤井)と、
   ご一緒するのは今回が初めてであって、その事自体が楽しみの
   一つでもあった。
○ 会員が運転するマイクロバスにて大津~合志~植木~玉名と走る。
   玉名市内へ入る手前から右の方向に新しいバイパスが堂々と完成
   していた。 菊池川を渡ると右手の広い田園風景の中に新幹線の
   高架橋が線となって連なっている。また、トンネルらしきものが見え、
   小岱山の裾野方向へ延びていた。
○ もしかすると新玉名駅の場所はこの位置かなと思いながら
   (後で調べたら、まさしくその通りであった:平成22年完成予定で 駅舎の
    デザインコンセプトは「森の中の駅」  市役所HPまちづくりクリック) 
   
車窓越しに眺めて、蛇ヶ谷公園入口を右手に見過ごして丸山
   キャンプ場に到着。 待機しておられた工藤リーダーの誘導でバスが
   駐車した。(9:50)

○ ①ミーティング(工藤リーダーから山の概要説明が主であるが、ご自身の
          実践基づくお話であるので 実に味深いものを毎回覚
          えるものであり、楽しみの一つでもある)
   ②準備体操(皆からの声援で指名された方(女性)の指導であった
           がこれまた、素晴らしい手順での体操であった)  
   を終えて出発となる(10:10)                                 

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▼ 登山道は「小岱山森林公園の登山遊歩道」として、よく 整備され
   観音岳からは「九州自然歩道(蛇ヶ谷公園~観音岳~筒ヶ岳
    ~南関町四ツ原)を歩くこととなる。
▼  登山道入口では既に下山されて来られる人達と出会う。(10:17)
犬を連れた老若の家族もいた。この山の人気度が伺えるようでる。       

(登山口  
案内板)       (ミーティテング)      (コナラ)     (アラカシ)    (観音岳へ)

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▼ 山一帯が照葉樹林で覆われ、終始天然林の中を歩く。
   木々には名前札が付けてあり興味深いものを味合った。
▼ 観音岳直下では熊本通信部時代の職場の同僚・鹿子木さんと遭
   遇、凛としておられた昔の懐かしい顔には、お変わりはなかった。

                                                        (自然林の
 (カコノキ)       (リョウブ)     (ヒサカキ)    登山道)       (タブノキ)
                                  P1000502P1000503P1000504P1000505P1000506

 

 

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▼ 観音岳広場には大勢の人がくつろがれていた。(11:00)
   有明海が観える場所で自然木の丸太に腰をおろして、隣に座る
   歳の頃55~6の男性に景色を語りかけると「見晴らしのよい日で
   あれば諫早湾の潮止め仕切り板も視えますよ」?と言われたのに
   は驚きの境地である。
   しかし、今日は黄砂の影響で遠望は不可。雲仙岳がやっと見える
   程度であった。

▼ 話はまだまだ続き「最近の若い人は余り山登りが少ないですね」
   と語り掛けて来られた。私も関心を抱いている事でもあり会話か゛
   弾んだ。
   (私の持論)  私の子供の頃は里山で学校行事での「兎追い」や
         近所の遊び仲間と「焚き物拾い」・「メジロ捕り」・「山桃千切り」・
          「アケビ採り」・「山でのチャンバラ遊び」等々、子供の頃から山への
          畏敬の魂が養われていたようである。
          現代では時代の変化と供に里山で遊ぶという子供心は育まれ
          ていないようである。自然への回帰志向が少ないように思える。   

▼ 40分位休憩して、九州自然歩道となっている本格的な尾根となっ
  ている観音岳~七峰台~筒ヶ岳へと、峰から峰へアップダウンを繰り
  返しながら快適な稜線を縦走する。

(観音岳山頂広場ニテ)  (サザンカの道) (観音岳ヨリ玉名菊池川方面) (観音岳山頂近くの道標)
                              P1000507P1000510P1000511P1000513_2P1000514  

 

 

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▼ 中でも七峰台は花崗岩の岩塊が展望台となつていて阿蘇・雲仙
   岳・英彦山・多良岳・権現山・釈迦岳・金峰山の七つの秀峰が眺
   望出来るとの事であったが今日は霞んで見えない。
▼ 筒ヶ岳山頂手前の登山道には史跡を語っている「筒ヶ岳の巨石」
   なるものがあった。筒ヶ岳山頂は「筒ヶ岳城」本丸跡地で平坦な
   広場となっている。(12:05)

▼ 祠の前には「一等三角点」が埋設されている。工藤リーダーから詳し
   い説明があり皆が関心を持って拝聴していた。御影石の側面に
  「一等三角点」と刻んである文字が南を向くように設置されているこ
  とや、高さの基準は「水準点」なるものがあること等、初めて知った
  次第である。(後で更に調べた事クリック)
▼ 阿蘇の坂梨に「水準点」が設置されていることも話されたので早速
   見聞に行ってみたいと思った。

▼ 昼食後(12:40)は中央登山口に向けて下山する。登山道は背の高
   い常緑広葉樹の自然林が暗く茂る登山道で眺望はなく道幅は狭
   く傾斜もある下りである。登りであれば可なりハードなコースとなるで
   あろう。

(筒ヶ岳直下 (一等三角点)
 の登山道)   の説明)    ( 筒ヶ岳頂上) (下山道) (中央登山口)

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▼ 出口は小代焼ふもと窯近くの車道に出て(13:30)、荒尾・長洲方面
   の風景を眺めつつ出発点のキャンプ場まで歩いた。 

(中央登山口) (車道を歩イテ (新幹線
の案内板)       駐車場へ)   概略マップ)

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○ 今日は黄砂現象で展望が良くなかったので、期待していた
   三池山や普賢岳の眺望は次回の楽しみに残すこととして、
   今日のコースは楽勝であったので次回は、南関町四ツ原コース
   を挑戦しようと決意する。

○ 帰りのバスから「米塚」を眺めると今日の野焼きで黒肌の米塚
   に様変わりしていた。

○ 宮地着16:30分の早めの帰着、風呂を浴び 山仲間の先輩の
   お孫さんの 祝い酒が待っている。

       楽しいかな 楽しいかな 桃の節句      

 

 

     

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