涌蓋山(1499.5m) 曇り ※文字サイズは(大)が最適
(行程) 八丁原登山口(10:10)→みそこぶし山(11:15)→
涌蓋越(11:45)→女岳(12:25)→涌蓋山頂上(12:45~13:30)→
涌蓋越(14:10)→石ノ塔→疥癬温登山口(15:30)
〇D婦人からの誘いでD婦人の仲間と古澤先輩を含めて10名の山行となっ
た。
昨日まで県内に大雨洪水警報が出ていたが、今日は晴れの予報である。
昨夜7時頃登山決行の電話連絡があり「阿蘇四季菜」に9時に集合して「八
丁原」に向かった。
〇涌蓋山は3回目の登山であるが過去2回(最直近は06/11/12←クリック)はい
づれも小国町「はげの湯」側からの登りであったので「筋湯温泉側」からの
コースは初めてである。
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▼一目山(←クリック)(10:10)を左に見てコンクリト道を10分も歩けば鎖が張られ
た牧野道に入る。 登山道の右側は雑木林で左は視界が広がり遠望の風
車を眺めながら歩く。
ドウダンツツジが植栽されて造園化している緩やかな登りの帯域を過ぎると、
ミヤマキリシマの自生の株が点在する帯域に変わり、緩やかな起伏の丘陵が
広がり、遥か涌蓋山の麓まで大草原が続いていた。
▼「みそこぶし山」への道標が建っている所で一休みして美しい山容の
「みそこぶし山」を眺める。
遥か涌蓋山は残念ながら雲で、その姿を見せていなかった。
▼みそこぶし山(11:15)の「4等三角点」を踏み越えて爽やかな風が吹く草原
の中を歩く。
〔奥のピークがみそこぶし山〕 〔みそこぶし山の四等三角点〕
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▼野草に詳しいD婦人から「山朱鷺草」を教えていただく。初めて出合った花
である。この花(朱鷺草)の存在は新聞で知っていたので嬉しさ一杯であっ
た。
▼草原から潅木帯を5分位進むと、広い林道に出合う。林道を左に歩くと直ぐ
に道標があり「小国岳の湯~筋湯温泉」と記されていた。(ここは「涌蓋越
え」という地名で湯坪と小国を結んだ峠であるとガイドブックに書かれていた)
〔みそこぶし山を越えて〕 〔涌蓋越えの道標・ココから右に取り付く登山道〕
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▼道標に従い林道脇から右に取り付き(11:45)赤松が点在する樹林帯を進
む。 ココからが本格的な登山道に変わり傾斜も急になり、小国側からの登
山道に良く似ているような道を登る。
小国側からの登山道と違うのは、ココの樹木は低木である。
▼樹林帯を抜けるとクマザサに覆われた山腹に変わりヨシブ・ミヤマキリシマそして
強風になびいて斜面を這うような姿の唐松が見受けられた。
道標から35分で「女岳」に立つ。(12:25)
(女岳と記してあるので男岳に当たるのが涌蓋山?であろうかと想定した)
▼女岳からは左右(東西)に眼下の展望が広がる稜線を歩き、最後の登りと
なる涌蓋山直下の南斜面に差し掛かる。
〔女岳のプレート〕 〔涌蓋山直下の登り〕
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▼火山岩のガレ場の急登を登り上げると、小国側からの登山道と交差する所
の石の祠と出合う。お神酒を奉納して皆さん手を合わせて参っておられた。
▼頂上(12:45)からの展望は雲が広がり眺望出来ず。
初めて登られた古澤先輩に360度の大パノラマを見せる事が出来なかった
事が心残りであった。
〔小国側の祠〕 〔涌蓋山頂上〕
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▼昼食はゆっくり時間を取っての45分の語らいであった。昔懐かしい
「竹の皮」の弁当を見かけること何十年振りであろうか、竹の皮の大きさは
見事なものであった。
▼山頂では犬を連れて山鹿から来られた男性が後から登ってこられた。
(出会った登山者はこの人のみであった)
〔撮影者は山鹿の男性〕 〔特大サイズの竹の皮・・・今時、珍しい]
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▼復路(13:30)は「みそこぶし山分岐」から左へ進み、電波塔のある
「石の塔(1184m)を左前方に見ながら、石の塔駐車場と標した看板の前を
通り(14:40)、足場の悪い下り坂を降りる。
前方彼方には黒岩山(←クリック)を見ながら斜面を蛇行して「疥癬湯」登山口に
着く。(15:30)
渓流に架かる橋を渡り車道に出てタクシー(片道1150円)で八丁原駐車場に車を取りに行っ
た。
▼産山温泉でひと風呂浴びて、ここで解散となった。
〔復路:稜線の登山道〕 〔湧蓋越えの林道・犬を探す山鹿の男性〕
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(岡虎の尾) 〔熊日の記事:トキソウとヤマトキソウの違いとは〕
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(カキラン:柿蘭) (野花菖蒲)
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反省会
〇D婦人とD婦人の姉さんそして古澤先輩の4人で同乗して瀬の本高原を走
る。途中で夕食を一緒にする事となり、古澤先輩の奥様と私の女房を呼ん
で「よかよか亭」にて反省会となる。
〇「よかよか亭」に向かう途中、D婦人の案内で丘陵の草原に立ち寄る。
夕方の風に波の如く棚引く草原の中に、足を踏み入れると「野花菖蒲」の
濃厚な青紫色と「柿蘭」の側花弁の柿色、内面の紅紫色の唇弁を見た時は
絶叫するほどの声を上げて、初めて見る原野の花に喜びを感じた。
今日最高の感動であった。
〇野草に詳しいD婦人との山行は野草の宝探しの如く・・・・・未だ見ぬ野草と
の出合い・・・且つ花の名前を教えて頂き、楽しいものを覚える次第である。
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(2009/7/16日 加筆)
私のコメントしずらいブログに、コメントを有難うございました。
元さんのブログ、解説(文章)が入って、一段とすばらしい山行記になりましたね。
山仲間さんも、沢山増えて、益々充実した山歩きができますね。
事後報告ですが、勝手に、私のホームページにリンクしました。
ホームページのリンクサイトです。いいですかぁ~?
・政治に対する国民の風は・・・政権交代実現の想いであろうと感じています。
・ganさんからリンクしてもらい光栄に思っています。
・山へのご指導今後ともよろしくお願い申し上げます。