根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

行者山 11月21日(土)

2009年11月23日 16時27分03秒 | インポート

         行者山(313.5m・広島県)   (行者堂コ-ス)  単独

           午後から 曇り時々晴れ                ※ 文字サイズは(大)・表示は(125%)が最適

(アクセス)三倉岳管理センタ-(発12:10)→(タクシ-)→メイプルヒル病院横(着12:40)

(行程) 西山社登山口(発12:45)→行者堂(着13:00)→
     行者山頂上(着13:20~発13:30)→玖波槍(着13:43~発13:53)
     →西山社登山口(着14:30)

(ガイドブック山と渓谷社より)
  行者山はJR山陽本線玖波駅の後方にそびえる岩峰の山である。
  古くから行者の修験場として知られ、四国の石鎚山からご神霊を迎えた霊山である。

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〇三倉岳から下山してタクシ-に乗る時は小降りの雨が降り出したので
 行者山への登山を少々思案したが「渡の瀬ダム」を通過する頃には陽ざし
 が明るくなったので登山決行とした。
 途中でタクシ-ドライバ-から「河平連山」の登山口となる「松ケ原農協バス停」を
 教えられ、車中から山姿を眺めた。(河平連山は今回、登りたい山の一つで
 あったが時間の都合で行者山にした経緯があった次第である)

〇三倉岳から約30分で登山口のとなるメイプルヒル病院横に着く。(12:40)

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▼全行程90分とみて、14:30分に迎えに来るよう依頼してタクシ-と別れ
 スタ-ト地点となる西山社の鳥居を潜った。(12:45)

▼登山道は最初は雑木林の中を歩く。直ぐに大歳神社からの登山道と合流
 し、この分岐を過ぎると登路はコシダ(ウラジロ科)の茂る真砂土(マサド)の道
 で明るい尾根筋に変わる。登山道沿いには大きな木もなく登りにつれて  
 見晴らしの良い快適な歩きとなる。

▼登山道には何故か瓦の欠片が頻繁に出現したり(坊舎の跡?)、石灯篭が
 あったり、禊場(ミソギバ)があったり、また、登山道を覆うようにして小屋が建
 てられ、登路は小屋の中を通り抜けるようになっていたりして、修験場らしき
 雰囲気が漂っていた。

12:45 西山社登山口〕    〔12:53 登山道の石灯篭〕                〔水場・禊場?〕

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▼私の気分も小屋を通り抜けると・・・心持ちが、行者に成った様な気色に切
 り替わったような心地であった。(笑)

▼岩塊を巻いて登り、右手に伸びている短い参道を辿ると「行者堂」があ
 り、ひっそりと佇んでいた。

〔水場の隣の小屋〕        〔登山道脇の岩塊〕                  〔13:00 行者堂〕

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▼登山道に戻り尾根の端に出ると、展望が開けて岩塊が突き出している
 展望岩に立つ。(13:10)
 眼下には新幹線や高速道路が見え、電車の走る音も聞こえる。
 左正面には瀬戸内海に浮ぶ宮島が観える。
 2年前に登った宮島・弥山 (←クリック)を瀬戸内海を隔てて対峙する山の頂上
 から宮島を眺めたいという願望があったので心行くまで景観を楽しんだ。

▼この展望岩の岩面に標された→(矢印)は何を意味しているのか疑問なり。

▼展望岩から更に登山道を少し登ると右手に岩稜が切れ落ちた大岩壁があ
 り、その岩壁には鎖(三の鎖)が掛けてあるのが覗えた。
 (ガイドブックにある「行者が登る大岩」で石鎚山本山と同じ様に、3ケ所の鎖
  場があり、鎖は修行する者以外は登ってはいけないとのこと)

13:12 展望台から玖波町・宮島方面〕 〔展望台の岩塊〕      〔行者が登る岩場と三の鎖

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▼「石鎚神社参道」と標された案内板に従って、見晴らしの良い道を更に登る
 と、整備された広場に「頂上社石鎚神社」が鎮座していた。
 参拝後、神社の裏手に伸びている道を辿り4等三角点のある行者山山頂に
 立つ。(13:20)
 登山者は誰も居ない、三脚を使って自己の写真を撮り「玖波槍」に向かう。

13:18 石鎚神社頂上社〕  〔行者山頂上・四等三角点〕    〔尾根より玖波槍を仰ぐ:左〕

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▼稜線を鞍部まで下り、傘山への縦走路を登り返し、露岩を左に回り込んで
 岩塊が重なり合う玖波槍に這い上がる。(13:43)
 頂上は360度のパノラマで、今歩いて来た行者山頂上が目と鼻の先にあ
 り、その先に瀬戸内海を隔てて左に宮島の山並みが見え、右へと連なる幾
 つもの島々が浮んで観える。
 右眼下には大竹市街、その遠望に岩国の工業地帯と思われる煙突の群れ
 が海岸に張り出している。

▼頂上では少々脚が攣り気味となり、塩分の持ち合わせが無かったのでレモ
 ンの菓皮と日本酒で対症した。(三倉岳の石段での疲れと、休憩なしでの登
 りであったため筋肉の酷使と時間制約による緊張感が災いしたのであろ
 う?)

〔玖波槍 入口の標示〕  〔玖波槍より行者山と宮島(左奥)を展望〕  〔大竹市街を望む〕

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▼復路は玖波槍と行者山との鞍部に戻り「憩いの森」と「西山社」への分岐
 (峠道の分岐)から20分で西山社へ下る最短ル-トを計画していたが、そ
 の「峠道の分岐」が分からず往路をピストンすることとなった。
 従って、余裕の時間で玖波槍頂上を折り返ししたものの西山社登山口まで
 20分の予定が30分掛かったため、タクジ-との約束時間(14:30)ギリギリ
 での下山となった。
 待機していたタクシ-に乗り込み、玖波駅(14:39)から広島に出て新幹線
 で福山駅に降り、バスにて鞆の浦に着く。(17:20)

13:51 玖波槍より展望〕 〔迎えのタクシ-:メイプルヒル病院横〕 〔玖波の町から行者山を振返る〕

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14:27 出合った花:ナガバノスミレサイシン?〕

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下山後の同窓会  (福山市鞆の浦「鞆シ-サイドホテル・別邸(作右衛門)」←クリック) 

(アクセス) JR玖波駅(14:39)→広島駅→福山駅→(バス)鞆の浦(17:20)

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11月22日(日)仙酔島→鞆の浦→尾道港→千光寺公園→尾道駅→(帰路) 

鞆港〕          〔阿伏兎(あぶと)観音堂〕          〔尾道ラ-メン:縦列の待ち客〕

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千光寺山:144mからの展望〕   〔千光寺山にて〕         〔芙美子像〕

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