東外輪山・願成就坂(がんじょうじゅさか) 単独
(その昔、坂梨地区と波野地区を結ぶ古道 ・ 坂シリ-ズ第4弾)
快晴 *文字サイズは「大」が最適
(行程)駐車場(発10:45)→「願成就坂」入口(着10:48)→中腹の台地広場
(着11:10)→牧野手前の分岐(11:32)→牧野道出合(11:42)→
牧野の丘陵散策(着11:45~12:40発)→駐車場(着13:15)
*願成就坂登山口(浄土寺牧公園)への地図 (←Google マップ)
*参考とした資料⇒ 北外輪山トレツキング協会のHP←(クリツク)
自称、「東外輪山・坂シリ-ズ」とは、
北外輪山トレッキング協会が紹介しているコ-ス(←クリツク)の中で、
私の家の近くのコ-スを5つ(①栗の木坂②三野坂③古閑坂④願成就坂⑤滝室坂)
選定して、ひま暇に歩こうと計画している私の坂シリ-ズである。
これまでに3つの坂を歩き、今日の「願成就坂」を歩けば、
残すは後一つ「滝室坂」のみとなった。
▼願成就坂登山口は厳冬期に滝が凍ることで有名な「古閑の滝」と近隣する
浄土寺牧公園にある。
公園内の駐車場に車を留め、右上を仰ぐと外輪壁を這うようにして走る豊肥
線の、線路を覆う落石防止擁護の建屋が見えた。
〔ちなみに、宮地駅(標高525m)を出発した汽車は外輪山を潜る願成就トンネ ルそして
坂の上トンネルを抜けて波野駅(九州一高い鉄道駅・標高754m)に向かう事となる〕
▼登山口は駐車場から左方向に延びている、堰堤側の平坦な道に入る。
〔外輪壁を抜ける線路を覆う建屋〕 〔浄土寺牧公園内に留めて正面左が登山口〕
▼左右に笹竹が密集する林道を歩き、トレ協が建てた「願成就坂」標識板
の矢印に従って、林道と分かれて願成就坂に取り付く。
最初は、小刻みにジグザクを切りながら落石で崩壊箇所の多い登路を歩く。
〔トレツキング協議会が建てた道標〕 〔落石が多い登路〕
▼自然のままの地形を巧みに利用した登路は、自然の巨岩が擁壁となるよう
な道となつていた。
かって先人達が往還したという「いにしえ」を偲びながら歩いた。
▼「根無し岩 荷つき岩」付近はお城の天守閣にでも上がるような雰囲気(城郭)のある石
垣道を進み、阿蘇谷が覗える台地の小広場に登り上げた。
〔「根無し岩 荷つき岩」と城郭の趣がある石垣道〕 〔(自称)地蔵・観音、台地広場〕
▼トレ協HPの記事で
「23日のトレツキングのための道を整備しました。願成就坂で史跡発見!。
修験者の休憩場所か? お地蔵様と石仏を発見しました。ここは本来なら眺めのいい場所
ですが、雑木が茂っています。新しい発見が続きわくわくしています。」
との記事を見ていたので、多分この場所ではないのかという私の直感で地
蔵様探しをしたところ・・・。
小広場から少し高い所に向かって微かな踏み跡があったので、其れを辿る
と樹木に囲まれて地蔵菩薩(男)と観音菩薩(女)が仲良く鎮座されていた。
▼観音菩薩に刻まれた「五十二バン」とは、何を意味するのか?・・・・。
この坂の名前・「願成就坂」の由来は何処からきたのか?・・・・。
「浄土寺」とのかかわりがあるのだろうか?・・・。
そんな探究心を残して自称、「地蔵・観音広場」から分かれ、先に足を運ん
だ。
地蔵・観音広場からは、緩やかな道となり、登路右側は堀切の地形となって
おり、暫く歩くと岩清水が湿る程度に流れ出ていた。
▼ジグザグの切り返しも長くなり、道幅も広く安定した明るい登路に変わる。
地蔵・観音広場から15分位歩くと、根子岳や高岳が外輪山の上端越しに
見えてきた。更に進むと、登路はU字形の窪みの道となり牧野に至る。
牧野手前に、矢印の道標が地面に立ててあつたので其れに従い、杉林の
薄暗い道を辿って広々とした牧野に出る。
(道標を無視して直進すれば、最短距離で牧野に出られるがトレ協の指導で
は杉林経由を案内してある。)
〔地蔵菩薩・観音菩薩〕 〔正面は牧野に出るが、登路は左の杉林に入る〕
▼牧野の丘陵に上がり野焼き後の「黒い原野」を眺め、現在の位置を確認し
た。
妻子が鼻と卯が鼻の中間点位に位置し、R57号線・滝室坂峠を行き交う車
が小さく見えた。また、丘陵の基部付近には箱石峠と滝室峠を結ぶ牧野道
(車道)が走っていて、波野地区に近い位置である事がわかった。
▼岩宇土山・福寿草観賞登山の際、「徹爺じい」さんが「波野の女学生が
願成就坂を通って神山学園に通学していた・・・。」
と話しておられた事を思い出し「今日私が歩いたこの坂を、昔の女学生が通
学したのか・・・。」と思えば「昔の人の逞しさと、歩いて行き交う生活風土」
に昔を偲び、敬服するものを覚えた。
▼野焼きの後の原野は、歩くのに遮るものは何も無い、風の吹くまま気の向く
まま、行きたい所に、自由自在に行ける。そんな楽しみ方が出来るのは、
この時季のみである。そんな楽しみをして下山した。
牧野の丘陵からの展望
〔卯が鼻方面〕 〔R57線と滝室坂の峠・遠景に九重連峰〕
〔直下に箱石峠~滝室峠への車道〕 〔妻子が鼻と遠景に根子岳・高岳〕
〔黒の原野と墨絵のような 〔下山後、坂梨地区から願成就坂を確認・
根子岳のグラデ-ション・ 右下から左斜めのル-トで左上
箱石峠からの道も見えます〕 のピ-クに上がる〕
下山後「浄土寺」に立ちよる
〔西国33ケ所・17番札所〕 〔浄土寺と大ケヤキ・幹周り7.5m〕
〔穴観音:大岩塊の中に仏像が2体〕 〔18羅漢石仏〕
(2011/04/24日 加筆)
お元気でご活躍のことと拝察いたします。雪岳山登山からやがて1年が経ちますね。
雪岳山も雪でしたか・・・。阿蘇の山もこの時期には珍しく「春の雪」となりました。我が家の庭の山桜は今が満開です。桜と雪のコラボで、今日の景観を楽しみました。
ところで、九州の山・・・。紅葉でしたら久住の黒岳や阿蘇の根子岳もあります。
我が家の近くですので是非、我が家にお泊り下さい。
崔さんの好きな名酒を飲みましょう。ガイド料も宿泊代も要りません。(笑い)
その日を楽しみに待っています。是非来てください。 (元より)
お元気ですか。
韓国雪岳山の崔です。いいお天気に青空で風景がいい所ですね。^*^ ^^
一度、是非登りたいです。九州の山、秋も登りにいい時期ですか。
昨日、雪岳山は雪が降りました。
雪岳山より崔現。