根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

象が鼻のキスミレ 4月22日(土)

2017年04月22日 22時49分52秒 | 阿蘇山系

     象が鼻(789.7m・別名:蹴落ケ鼻)   
(キスミレ散策)

快晴

(行程)①牧野道通行止め・路肩駐車(発10:50)→キスミレ群生地(着10:58~花散策)
       →象が鼻頂上(着11:40)
     ②ミルクロ-ド沿いの原野のお花畑に立ち寄る(着12:10~発13:00) 

黄スミレの盛りは過ぎていると思っていたところ、今朝の新聞を開くと
「今年は一週間から10日ほど遅い・・」との写真掲載があり、
あの時(2008.4.20日)見た ・・・キスミの感動」をまた味合いたいと心が騒いだ。

 昨年の暮れから出現していた肩等の「こわばり」も投薬効果で順調に
回復状況が感じられているので、急きょ遠退いていた登山靴を履くこととした。    

  [新聞記事(2017422日・朝日)のスクラップ]

通常は小嵐山公園側から外輪壁の牧野道を辿るのであるが
熊本地震による崖崩落で通行不可であることは承知していたので
反対側のミルクロ-ドに上がり木落牧場から牧野道を走った。

牧野道は外輪坂の下りに差し掛かる所(像が鼻頂上直下)で進入不可となり
駐車地からわずかに歩いて勝手知った群生地に着く。 

野焼きで焼かれた黒褐色のススキの燃え殻の中に、
緑の葉を従え咲くキスミレの黄、原野斜面を覆うこの「さま(景観)」は
この時季のみ観ることが出来る花園の世界であろう・・・。

ただ今回は、花の盛りは過ぎていたようで
「過去に見た、あの光景」(前述の)までには至らず早々に切り上げて
別の「お花畑」に立ち寄ることとした。

↑ [ミルクロ-ドから木落牧場の牧道に入る :復路で撮影]

  [崩壊復旧工事現場、ここから進入不可]

  [熊本地震による牧野道の崖崩れ]

  [上記、崖崩れ付近の原野斜面、遠景は阿蘇谷と高岳]

  [左側の牧野道から取付いた象が鼻の入口、三角点は尖端の奥]

  [象が鼻の三角点]

  [象が鼻頂上から離れ、ミルクロ-ドに戻る途中での景観]

  [萌え木の山桜、茶褐色を帯びた萌黄の葉っぱ]

 

(帰路の途中で)、
 ミルクロ-ド沿いの野草のお花畑に立ち寄る(着12:10~発13:00)  

             * お花畑への地図 (←Googleマップ )
             * お花畑への地図(入口の画像) (←Googleマップ )

予てからこの場所にお花畑が在ることは知っていたが立ち寄るのは初めてである。

ミルクロ-ドから散策路に立ち入ると直ぐに原野の湿地から集まった
せせらぎが二方向から合流して沈下橋の下を流れている。

木柵の散策路は在るが、散策路からでは花は見えない。

小川に沿うて、足を運ぶと一面にキスミレあり、桜草あり、立金花ありの衝撃で
高揚していく自分を感じた。(期待半分で立ち寄ったため)

せせらぎの上流に行くに従って花園の光景は更に増し、
興味津々の散策となった。

川面に浮かぶ立金花、桜草の群生広場、原野斜面を彩るキスミレ・・・
往復1km程度の散策であったが
まさに密度の高い花園を覗いたような素晴らしい原野の中のお花畑であった。

 [ミルクロ-ド沿いに建つ「阿蘇地域振興局林務課」の看板]

  [散策路入口、柵の右側が花園で小川が流れる]

  [小川の右斜面原野にキスミレが群生]

  [雉筵(きじむしろ)]

  [筆竜胆ではなく、春竜胆と思われる?]

  [水面に咲く立金花]

  [小川の立金花]

  [せせらぎと立金花]

  [桜草の群生広場]

  [鮮やかな色合いの株]

  [花名は、 ?]

  [群生広場2]

  [群生広場3]

  [上流側から散策路入口(ミルクロ-ド)までの登路を振り返る、遠景は九重連峰]

  [川面に咲く桜草]

  [せせらぎの立金花、立ち姿が綺麗]

(2017.7.7日 加筆)

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