平治岳 (1643m)
(男池コ-ス)
快晴
※ 開花情報速報→見頃であるが「旬」は過ぎているようであった。
(行程) 男池登山口駐車場(発5:05)→ソババツケ(着6:15)→大戸越(着7:30)→南峰~本峰、
花散策(着8:05~発10:20) →
大戸越(着10:45)→ソババツケ(着12:00)→男池登山口駐車場(着13:15)
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〇山野草展への出品物の準備や同時進行していた庭のロックガ-デン造り(※末尾に出来上が
り写真あり) そして、身辺の出来事等で山行は1月末から休眠状態である。
ゴ-ルデン・ウィ-ク明けには、昨年来の計画で大崩山へ登る予定であったが、ロングスパ
ンでのブランクは山友の超健脚には付いていけないと判断して、大崩山行の誘いも(私から
同行をお願いしていたものであるが・・・) 辞退する始末であった。
〇脚力の低下を自ずと感じる昨今、ミヤマキリシマの開花情報に「力(高登意欲)を貰い」体力奪回
を狙って、マイペ-スでの平治岳ミヤマキリシマ鑑賞登山となった。
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▼人並みで溢れかえる頂上での時間帯を避けるため、三時半起床で日の出と共に登ろうと計
画した。
男池園地の渓流にかかる橋を渡り、しらじらと明け行く原生林の中に入る。
「隠し水」付近で朝一番の野鳥の声が始まり、次第に鳥たちの目覚めが木魂して、森の生気
がみなぎって来るのを、身をもって感じた。
清々しい囀りを聞きながら、ゆっくりと進む私を、幾人の人が追い越して行かれるが・・・・
されどマイペ-スの歩きでソババッケに着く。
ソババッケの窪地で驚いた事が二つあり、一つはカエルの大合唱、もう一つは、群生する
雄宝香(おたからこう)の葉っぱの大きさであった。
▼ソババッケからは展望のないガレ場をひたすらと登り大戸越に至る。
見上げる平治岳南峰斜面は満開のピンクで染まり、咲き頃の花に会えた喜びで今までの疲
れは抜け去り、元気が充満した心地となる。
大戸越で憩う人は4~5人であったのが、南峰頂上に上がると相変わらずの人並みで賑わ
い、カメラスポットとなる岩頭は順番待ちの盛況である。
▼時間は充分にあるので納得するまで花散策に浸った。
咲き具合は、見頃と思えたが一番咲きの花は旬の盛りを過ぎたようである。されど蕾みの株
もあり、まだまだ楽しむ事が出来るようである。
[私が思うには、いずれの花においても一番咲きの花が最高の花模様(色合い・輪郭・匂い
等々)を呈するようである。]
▼平治岳へのル-トには大船林道から取り付く「北尾根コ-ス」が在ることを聞いていたので
本峰から北尾根を少々降下して確認後、引き返して下山した。
(追記)大戸越から南峰に上がる登路沿いに再三、落ちていた幼虫が気になり帰宅後、
Weblio辞典で調べたら⇒「シャクトリムシの一種でキシタエダシャク」かと思われる。?
ネット情報によると今年は、大船山・扇が鼻のミヤマキリシマが被害に遭っているとの事。
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[大戸越から平治岳南峰斜面を覆う満開の花を仰ぐ][南峰頂上から眼下の坊がつるを望む]
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[南峰頂上にて] [本峰に行く登路から本峰斜面と奥の涌蓋山を望む]
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[ひときわ色の濃い株] [平治岳本峰(北峰)にて]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [本峰頂上直下の尾根にて、散策路の花]
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[本峰尾根斜面から南峰と大船山を望む] [復路の登路で本峰全景を振返る]
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[本峰全景のズ-ム撮影(上右画像を2分割で)]
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YouTube: 平治岳のミヤマキリシマ
(2013年・平成25年6月4日10時20分撮影)
平治岳の山行歴⇒①2005年・平17年6月4日
②2007年・平19年6月6日
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(2013/6/26日 加筆)
同じ日に九重に入っておられたのですか、あの日は好天気に恵まれヨカッタ~ですネ・・・。
雨ケ池には強い思い出ありまして、群落しているミズゴケを初めて見たのがこの雨ケ池でした。その時の感動は今も忘れ難い思い出となっています。
梅雨時期に空池とは、予期し難い自然変動が起こっているのでしょうか・・・?
ところで、大崩山はい未だ登っていない山です。足の長い山と聞いていますので私の今の体調では心配もありますが、徹爺さんが言われる「前半の袖ダキくらいまでは・・・」には、ご一緒出来ると思いますのでよろしくお願いします。 (元より)
家内がにぎってくれたおにぎり昼食には早すぎ、この時期の雨ケ池(上段)は満々と水をたたえ何とも落ち着いた雰囲気を醸し出しているはず・・・そこで昼食と足をのばしてみると池は一滴の水もないカラカラの状態。東北地震、7,12阿蘇の大豪雨災害を考えるまでもなく地球自体がおかしくなってきたなどぶつぶついいながらの誰もいない一人の昼食を早々と済ませ帰ってきました。
心配した膝の具合は何ともなく、以前のままとはいかないまでも大崩でいえば前半の袖ダキくらいまでは・・・なんて考えています。 高貴香歳 徹爺