南外輪山トレツキング 〔2-1〕
( 黒岩峠~3.3km→高森峠~1.9km→中坂峠~2.1km→
崩土峠~1.6km→長谷峠~2.0km→清水峠 =10.9km ) 快晴 (*文字サイズは「大」が最適)
(アクセス) 宮地(発7:10)→清水峠に車をデポ(着8:10)→黒岩峠(着8:35)
(行程 ) 黒岩峠(発8:50)→高森峠(着10:20)→中坂峠(着11:20) →
昼食(11:50~12:35)→崩土峠(着13:00)→長谷峠(着13:50)→
大ケ岳(着14:05)→清水峠(着14:50)
*高森峠隧道と御成山への地図 (←国土地理院・地図閲覧サ-ビス)
↓「肥後の山675座駆け歩き・西和文著」より転載↓
南阿蘇外輪山トレッキングコ-スで前回は黒岩峠から北に向かう
東外輪山清栄山コ-ス(←クリック)を歩いた。
今日は、同じ黒岩峠から入山して南に延びる
九州自然歩道を清水峠まで約11kmを縦走することとした。
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▼徹爺さんの車を清水峠にデポして黒岩峠を8時50分に出発した。
牧場入り口のゲ-トの脇を抜け、牧野道に入ると
すぐに右斜面方向を示す道標があり、それに従い丘陵に上がる。
登路はハッキリしていて外輪山の壁側(カルデラ)の稜線沿いを
アップダウンを繰り返しながら進む。
▼最初のピ-クからの眺望はまことに素晴らしい景観で 清栄山に至るまで
の登山道と山容を確認する絶好のロ-ケションを成していた。
このピ-クを過ごすと後は、
植林された杉林の中で眺望の少ない登路となった。
▼途中で休憩している老人と遭遇する。熊本市内から来られた84歳の単独
行で高森峠を出発して黒岩峠までのピストンらしい「マイペ-スのボチボチ
の歩きです・・・」と呟いておられた。
(行き交う人の少ないこのル-トを84歳で一人歩きとは・・・・
・・・ その姿に感嘆するものを感じた。)
〔黒岩峠登山口駐車場から九州自然歩道に入る〕 〔九州自然歩道入口から清栄山側を振り返る〕
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〔登路、前方に最初のピ-クが見える〕 〔最初のピ-クを乗り越えて行く〕
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〔最初のピ-クから清栄山と登路(画像右端)を振返る〕 〔南外輪山トレツキングル-トの稜線を確認する〕
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▼高森峠(国道325号と265号が重なる高森峠隧道が位置する峠)まで
は要所、要所に道標が整備されていて迷うことなく歩いた。
トンネルの上辺りが御成山(おなりやま・880m)であるが、それらしき山名の
ペナントは無い。ビンク色の建屋の裏手には朽ち駆けた道標が建っている
が文字は消滅し不明・・・。コンクリトの牧野道を道なり歩く。
電波反射板が建っている丘陵がこの付近では一番高いようであったのでそ
れを御成山と推測して次なる目標地「中坂峠」を目指した。
〔考察〕⇒帰宅後、ガイドブックで調べたら電波塔と金網柵に囲まれた建屋
の場所が御成山の頂上ということが判明。
格式高い山名であるのでその由来が気になるところであが・・・。
後日の課題として残しておく事とする。
〔高森峠の電波反射板が見える〕 〔電波塔と金網柵に囲まれた建屋を振り返る〕
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〔登路右眼下に高森峠隧道から出て行く自動車〕 〔国道265号線旧道にある案内板〕
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▼旧国道265号線沿いに建っている高森峠登山口道標に従い高森町側に
30m歩き、左の牧場の鉄柵ゲ-トを開けて入る。
コンクリト道の牧野道には進まず、ゲ-トから直ぐに右に取り付き外輪壁側
の尾根を登って行く・・・。(左下画像の中央: ここは間違いやすい箇所であった)
〔高森峠登山口を振り返る〕 〔高森峠を過ぎて中坂峠を目指して歩く〕
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〔登路を振り返る:高森峠登山口から15分経過〕 〔中坂峠まで後15分〕
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▼高森峠登山口から中坂峠まで約2kmの稜線歩きで1時間で到着した。
この間の登路左側は壮大な草原が広がり、右側は外輪壁となり
南郷谷が広がる・・・。
開放感一杯の原野には咲き残りの松虫草・リンドウ・梅鉢草・シオン等の
野草が咲いている・・・。
登路の中間位の小ピ-クには垂木のベンチが設けられ
南郷谷・阿蘇中央火口丘を眺めるビュウ-ポイントとなっていた。
〔トラクタ-で押された「輪地切り」帯を歩く〕 〔県道151号が走る中坂峠〕
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(2012/01/18 追記)
※高森教育委員会から資料(高森町文化財資料・第一集))を入手し「御成山」
の山名の由来が次のように記されていた。
御成山
「高森町から蘇陽町に通ずる外輪山882米の山を御成山といい、ここを通
ずる旧道を御成坂という。
太古、景行天皇が熊襲征伐の時この頂上にお成りなったのでこの名があ
ると伝えている。
大正の末期までこの峠の七合目に七合の小屋があり、附近に山伏塚、獅
子口等がある。阿蘇五岳、南郷谷を一望する景勝の地である。
尚、南方に中坂峠があるがこれは千穂坂峠であり、高貴の人の通行した
峠と伝えられている。」(全文)
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