明治7年に若松城解体の際、城下に移築保存されていましたが、平成2年に元の場所である鶴ヶ城内に移築復元されました。
蒲生時代の創建の伝承をもち、武家茶道の様式を備えた茶室として珍しい建物です。
寄付
茶会に先立って客が連客と待ち合せたり、身支度を整えて、席入りの準備をするための場所です。
腰掛待合
客が路地入りして亭主の迎えを待ったり、中立ちの際に一旦路地に出て、後の席入りの合図を待つ場所です。
蹲踞(つくばい)
客は手すり鉢で手を洗い、口をすすいで席に入ります。
茶室麟閣(りんかく)の大きさは三畳ですが、隣に鎖の間(蒲鶴亭)6畳があり、全体としては大きな建物になっています。
とてもシンプルな建築ですが、そこから日本の美を感じました…。
寄付から腰掛待合、蹲踞(つくばい)、麟閣(りんかく)と続く露地の庭も、とてもきれいでうっとりしてしまいました。
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