おもい出し日記

温暖化とパリ協定

今年の桜は寒そうに咲きましたが…むかしと比べると開花が早くなっています。

私が小学生の時は、教室から見える桜や春の匂いを感じながら授業を受けたのをおぼえています。

今年も弘前の桜を観に行く予定にしていますが、むかしはGWに見頃だったはずが今は4/25頃に…。

地球温暖化と関係するのか?
意見はまだ分かれるようですが…。

すこし、温暖化について考えてみたいと思います。

そもそも、温室効果ガスとは?
地球温暖化の仕組みとは?
現状はどうなっているのか?
どうして二酸化炭素(CO2)を減らさなくてはいけないのか?

そして、パリ協定は温暖化を止めることができるのか?
2019年2月2日の朝日新聞の記事から、「温暖化とパリ協定」についてまとめてみました。

温室効果ガスとは?
太陽光を受けて地球から赤外線が放出されますが、温室効果ガスがなければ宇宙空間にそのまま放出されてしまい、地表の表面温度が零下19度になると言われています。

温室効果ガスがあることで世界の平均気温が14度前後に保たれ、生き物に適した環境になっています。



地球温暖化の仕組みは?
温室効果ガスが増えると吸収される熱が増え、温室のようになり、地球表面が暖められます。
18世紀後半に英国で始まった産業革命で石炭など化石燃料の使用が急に増え、CO2排出量が増加したことが、人間活動によって地球が温暖化した始まりとされています。

パリ協定
15年に採択され16年に発行しました。
産業革命前に比べた世界の平均気温の上昇を2度未満におさえることを目標に1.5度未満におさえる努力をします。

これまでの枠組みでは削減義務は先進国のみに課せられましたがパリ協定は、すべての国に削減に取り組む義務があります。

中国のCO2排出量は世界の28.1%で世界1位、②アメリカで15.5%、③EUが9.9、④インドが6.4%、⑤ロシアが4.5%、⑥日本3.5%、⑦韓国1.8%、その他、で総排出量が約323億トンになっており、新興国の排出量が伸びており、先進国のみの対策では限界が出てきています。

気温はすでに1.0度上昇
国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が昨年10月に発表した「1.5度特別報告書」によると、産業革命前に比べて、すでに気温は1度上昇しているとのこと。

極端な大雨や寒波、干ばつなどの異常気象や氷の融解による海面上昇など、温暖化の影響と考えられる被害が起きています。

報告書は1.5度よりも2度上昇の方が、被害が大きくなるとし、1.5度未満におさえる重要性を指摘しました。

10年間で0.2度のペースで上昇しており、現状のままでは、30年から52年の間に1.5度に達すると予測しています。パリ協定にもとづき各国が掲げている30年までの削減目標がすべて達成されても、今世紀末までに3度上昇するそうです。

CO2排出の最大の脅威である石炭の使用を早急に段階的に廃止していくことが求められます。温室効果ガスは、CO2を含め7種類あります。排出量は少ないですが、1トン当たりの温室効果がCO2の12倍から1万4800倍ある代替フロン類も増えており、対策が急がれるとのことです。

CO2排出量の計算
弊社で建てた家で暮らす場合、どれぐらいCO2排出量になるのか?
利府の家(今回見学する家)のCO2排出量を計算してみました。

全館冷暖房の場合
次世代省エネ基準:103.2㎏/㎡年 
利府の家    : 71.5㎏/㎡年 約3割減
間欠冷暖房の場合
次世代省エネ基準:88.1㎏/㎡年 
利府の家    :51.6㎏/㎡年 約4割減





次世代省エネ基準(UA値0.75)からUA値0.40にすると3~4割のCO2を削減することができます。

高気密高断熱仕様に後からリフォームすると大変なので大きなお金がかかってしまいます。
新築時にしっかりとした断熱・気密を確保することが大事になります。

環境に対して負荷を少なくし、健康で過ごすことが出来ます。

その恩恵として、光熱費が安くなることと考えると…
いいことではないでしょうか。
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