おばさん自閉日記

憑依体質、自閉症と軽い知的問題を抱えるIQ82のおばさんアロマセラピーアドバイザーです。

トラウマの問題

2015-08-14 | メンタル日記
 今、GyAoでやってる『チャン・オクチョン』を観ています。今日は20話目。その中に、王妃になったオクチョンが、王様に色目をつかった女官に妊娠できなくなる毒を飲ませるシーンがあります。それはかつてオクチョンが、大妃からされたことでした。

 女官たちを引きずり出し、無理やり薬を飲ませようとする「何の薬ですか?」おびえる女官に、子を授からなくする薬だ、飲めば命は助けよう、飲まぬなら死を覚悟するがよい・・・大妃と同じ台詞を放つ。暴れる女官を眼の前に、かつての恐怖体験がフラッシュバックする。

 あー・・・、人は自分がされたことと同じことを、人にもしてしまうんだなあ。あるね。悲しいなあ。やりたくないのに繰り返してしまう嫌な自分、やってて自分も傷つく。身に覚えありませんか?私はありすぎで嫌になる。そういうことって、トラウマが原因だったりするんだよな、ってまたしみじみ考えさせられた。

 そんな自分の嫌な側面に、いくら気をつけても、押さえつけようとしても、過去なんて無かったことにしよう、忘れようとしても、難しい。どうにもならない、繰り返してしまうパターンにお手上げ。ちゃんと向き合って、傷ついている自分を受け入れて、癒されることをOKしないと先に進めないなって。いまオクチョンを見て、再び確認したのでした。

表情の誤解の理由2

2015-08-14 | メンタル日記
 そんなこんなで最近、発達障害関連の何かの動画で泉流星さんがこんなようなことを言われていました。詳細覚えてないので私の言葉になってしまうけど「発達障害の人の外面に見えてるものと、実際の内面の真実が異なることがよくある」ということです。それはわざとじゃなくて素でそうなんですよね。

 ああそうだったのか、そうだよそうだよ、って思った。今から20年前も私はカウンセリングに通っていました。その時は、虐待やイジメのトラウマの問題がメインでした。回復したい一心で必死でした。お金もなかった1回7000円(学割)を払うのに爪に火をともすように節約して通っていました。

 でもカウンセラーからも誤解され「思っていることと態度が違うから」という理由で「もう診ない」といわれてしまいました。何が違うのか、私にはわかりませんでした。幾ら考えてもわからず、回復したい一心で必死で頑張って作ったお金を払った1時間で、どう嘘をつくというんだろう。そんなムダなことをする理由が自分にはないし、何がダメだったんだろうということに、涙し傷つき何年間か悩みました。

 その理由って、外面に見えてるものと内面の真実が違って見えてしまう、っていうことだったんだ。違わないけど違って見えてしまう。そういうところに、ああそうだったのか、とわかると苦しさが減るね。仕方ないなあって思う、直せないし直そうと努力して余計チグハグになって誤解が増してしまったことがあったことにも納得がいった。

 頑張っても誤解が増すなんてバカバカしいから、もうそのテーマでの努力はやーめた!と思ったら気が楽になった。誤解を解こうと努力しようとも思わなくなった(それもムダになるから)。肩に食い込んだ荷物を1つおろせた気分だわ。

 あと、表情が乏しいと「投影されやすい」んじゃないか?と私は思っています。20代後半からそんな思いがあって、今までを振り返ってやっぱりそういうところがありそうなんじゃと思います。定型さんは相手の表情をよく見るそうですね。そこから相手を知ろうとする。でも相手に表情がないと不安になるからです。

 投影ってわけではないけど、ちょっと近いことを10年ほど前に、明神下診療所の先生が「無表情の中に表情を探そうとするので、ほんのわずかな表情の筋肉の動きから、相手の感情を判断しようとする(定型発達の人が)」と話しておられました。これも結構、真実に近そうな気がしています。