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横川から嬬恋へツーリング

 最近の週末は、何かとスッキリしない天気が続いていたので、ちょっとストレスフルな感じでした。そんな中、何とか今週の週末(10/15~16)は天気も持ちそうなんで、以前から行ってみたかった嬬恋まで足を延ばす事にしました。

 「嬬恋」という響きは何だかいい響きを持っていますよね。

 名前の由来を調べてみるとWikipediaには以下の事が書かれていました。

「日本武尊が東征の帰路、鳥居峠に立ち、海の神の怒りを静めるために海に身を投じた愛妻の弟橘媛を「吾嬬者耶」(あづまはや)と追慕した古事にちなむ」

 日本武尊と言えば、東征の時に碓氷峠に向かう途中に現在の三峰神社のある山に登ったとか、あと秩父の武甲山も確か所縁のある場所でしたね。この古事の話も何となく愛妻を恋慕したという事なので、こういった響きにも聞こえるんでしょうか。

 まあ、少し話は横道にそれてしまいましたが、続けます。

 10/15(土)の早朝、本当は自宅を5:30には出たいと思っていたのですが、前日の夜中まで色んな事をやっていたので、結局、自宅を出発したのは6:30を過ぎてしまいました。空模様は薄曇りという感じで、気温は寒くはないけど、すこし冷えているなという感じでした。まあ天気予報を見ると、関東でも北部方面は晴れ間も出そうな感じだったので、とりあえず出発しました。

 この日のルートですが、群馬まで下道で行くと恐らく4~5時間はかかってしまうので、今回も「時間をお金で買う」ではありませんが、高速道路で圏央道から関越道を抜けて、まずは高崎まで向かう事にしました。

 途中、圏央道の日の出ICから青梅の間と、嵐山近辺で小雨に降られてしまいました。また道路も八王子JCTや鶴ヶ島JCTの周辺で若干渋滞していた事から、関越道の上里SAについたのは、自宅を出てから3時間後の9:30過ぎ。ここで高崎ICに抜けた方が良いのか、それとも上信越道に向った方が良いのか少し考えたのですが、どうせなら昼食で横川の峠の釜めしを食べたいと思い、上信越道の吉井ICに抜けて横川、そして嬬恋という事にしてルートを決めました。

 最近、何かとこのGIXXER150で高速道路を利用する頻度が高くなってきましたが、まあ150CCのエンジンでも100km/h巡行はこなせるので問題ありません。また以前に乗っていたビッグスクーターに比べて、個人的な感覚ですが、走行中の不安もあまりなく、これはこれで良いのかな、と思っています。

 横川までのルートはこんな感じです。

 富岡までは平地を走りますが、その先は安中市の低い山地を越えるルートです。Google Mapでは45分かかるとありましたが、約1時間程の時間を見越して走る事にしました。

 吉井ICを降りる頃には、空は晴れ渡り、日差しも出て来たので気分的にもノリノリになってきましたが、この時、知人からLINEでメッセージが来ました。インカムを付けていると、こういったメッセージの見逃しも減りますが、そのメッセージでは友人はどうやら横須賀から城ヶ島あたりをバイクで流しているとの事、「悪い、俺はいま嬬恋に向っている」と途中でバイクを止めて返信すると、イイね!なるレスポンスが。

 安中市の山中では高原の様な場所があり、そこからは妙義山までパノラマで良く見渡せる場所があります。

 最近では日常、テレワークという事で家にこもりっきりな生活が続いていますが、こういう景色を見るだけで、何だかとても心が晴れ渡る感じになります。

 その後、凡その想定通りに11:30頃には横川にある、おぎのや本舗に到着。早速、釜めしを頂く事にしました。中に入るとまだ客足はそれほどでもなく、フードコートの様な店内には空いている席もありました。私は「釜めしなめこ汁セット」を注文すると、五分もたたずに出てきました。

 何時食べても、この峠の釜めしは安定のおいしさです。今では横川から軽井沢間で、既に鉄道は廃線となってしまいましたが、往時は横川駅で補助用の電気機関車に接続するため、数分間停車している間、多くの乗客がこの「峠の釜めし」を買い求めたと言いますが、鉄道線が廃止された後も、この様に残っているのは、この美味しさがあるからでしょう。

 丁度、釜めしを頂いた後、店の外に出ると幾台かのツアー観光バスが入ってきて、多くのツアー客が店内に流れ込んできました。それをわき見しながら、早めに食べておいて良かったと思いました。

 この後、碓氷峠に向いましたが、Google Mapではデフォルトでバイパスを案内するルートを検索してしまいます。そこで「めがね橋」を経由地に入れて旧道のルートを選択し、バイクを一路、碓氷峠に向けて走らせました。

 旧道の碓氷峠には184個のカーブがあると言われており、一つの峠道として擁するカーブの数は日本一と言われているそうです。確かに上下二車線の細い道で、上り坂で右へ左へと曲がりくねった道を走ると、確かにそうなんだろうと実感します。私のバイクは150cc、上り坂になると250cc以上のバイクに比べるとパワー不足は否めませんが、私はスピード出してコーナーを攻めるという事は、年齢的にお卒業していますので、ノンビリとマイペースで走らせます。幸いこの日のこの時間(12時過ぎの時間帯)、それほどぶっ飛ばしてくるバイクや車もなく、ノンビリ走らせる事が出来ました。

 めがね橋までは10分ほどで到着、その後約20分程度走ると碓氷峠に到着します。

 碓氷峠を過ぎてから、軽井沢市街地に入っていきましたが、この日はそれほど気温も低くありませんでした。だから下から来た服装(ジーパンに長袖シャツ、上着に春秋用のジャンバー)でもそのまま平気で走る事ができる感じでした。一応、防寒用に少し厚手のジャンバーも持ってきてはいたのですが、それは不要でした。

 今回は嬬恋にある「愛妻の丘」を目指す事にしています。

 軽井沢から嬬恋の「愛妻の丘」まで、再度、Google Mapで検索すると、1時間程度。浅間山を見ると頂上付近には雲がかかっていますが、中腹以下は雲もなく平気な様子でした。

 軽井沢から更に高度を上げはしますが、それほど気温は下がった感じもせず、私はひたすらバイクを走らせました。同じ方向に向かうバイクが数台あり、その集団に付いていけばいいのかと思いましたが、多くは「鬼押し出し園」の方角へと向かっていきました。毎度の事ですが、Google Mapの案内通りに進むと、地元民の街中を通ったりして、愛妻の丘の手前あたりでは、こりゃどうみても地元農家の農道だろう、という様な場所を走らされましたが、何とか「愛妻の丘」に到着しました。

 この愛妻の丘からは、浅間山方面から嬬恋が見渡せるのですが、ここに売店などはありません。ただ幾台かのバイクや車は来ていて、熟年夫婦がそれぞれの想い思いで来ている姿がありました。私も今度は、嫁を連れて来てみたいと思いました。(まあその時は車ですけどね)

 この愛妻の丘には「愛妻家テミル原則」というのが掲示されています。

 このテミルとはどこか外国の人の事かと思ったら「~てみる」という事の意味だそうで、日本愛妻家協会(そんな協会あったのも知りませんでした)が制定したとの事、ちょっと読んでみて結婚二十年目の私が自分に置き換え考えてみました。

 まず「1」に関して。私が家事をやると嫁は嫌がります。まあ私が雑なせいかもしれません。でも「風呂場掃除」と「お買い物の付き合い」は何とかこなしています。
 「2」について、これは気が付いたら「ありがとう」という言葉を言う事を心がけてきました。でも嫁はどんな風に感じているのか、聞いた事はありません。でも感謝する気持ちは伝えたいですね。
 「3」について、これは女性ど男性の違いだと言われていますが、世の中の男性は会話を「情報伝達の手段」として使いますが、世の女性たちは「カンバゼーション(会話)」そのモノを大事に考えているとの事。私も極力耳を傾けようと努力はしていますが、どうなんでしょうね・・・
 「4」について、結婚二十年目を越えると、もうこれは無いと私は思います。
 「5」について、、、これ、日本の男性にはこっぱずかしい感じもあるのではないでしょうか。

 でも「愛妻」とは行きませんが、人生の連れ添いとして、お互い大事に生きて行きたいと常々私は思っています。

 そんな事を思いながら、休憩を少しここでした後、嬬恋パノラマラインをノンビリ流しながら帰路に着きました。

 この後は、八ッ場ダム方面から高崎に抜けて、埼玉県神川町の親戚の家で一泊すべく、走りました。

 この日の走行距離は342キロでした。ガソリンはと言うと、先日の秩父から吾野へ走らる時に、入間で給油してから、今回の神川に到着するまで無給油で走る事が出来たので、さすが「鬼燃費のGIXXER150」ですね。


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