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福島からの復路②

 さて、道の駅猪苗代の前には磐越道の猪苗代磐梯高原インターチェンジがあります。ここから自宅の近く、今回は東名高速の横浜町田インターチェンジまでは、全て高速道路となります。また今回、ネクスコのツーリングプランでは、圏央道の白岡菖蒲インターチェンジまでがエリアとなります。そこから先、横浜町田インターチェンジまでは二輪車定率割引を利用しますが、走行距離としては96キロでギリギリ定率割引に該当するコースです。(80キロ以上からが対象になりますので)

 磐越道に入ると、まだ12時前であった事から車はガラガラです。途中、五百川PAで休憩し、そこから走り始めると案内板には郡山JCTまで4キロ、宇都宮インターチェンジまで132キロと表記されていました。GIXXER150では5速7000回転で100キロ巡行していましたが、この速度であれば4キロだと約2分半で郡山までは行けます。しかし宇都宮までは1時間20分程度はかかるでしょう。それは一切休憩をしない場合で、休憩などを入れるとやはり2時間ほどかかります。いまが12時30頃だと宇都宮に着くのは14:30前後なのかな。そんな事を考えていました。
 しかし今まで、例えば日光にツーリング行った時には、川口料金所から宇都宮まで100キロ以上と表記されていたので、つまるところ圏央道に合流するまでは200キロ以上走らなければならない。やはり福島県は東北地方で関東からだと遠い場所という事なんですよね。

 五百川PAから30分ほど走行し、東北自動車道に入った先、安積SAで休憩です。

 猪苗代では青空も広がっていましたが、ここでは雲がかなり出始めていました。GIXXER150で100キロ巡行というのは、少し辛いところがあります。エンジンも7000回転で回し続けると、ハンドルに少し振動がくるので「手が痺れる」とまでは行きませんが、やはり多少手首が疲れます。また車重も軽いので結構風にあおられる事もあるので、そこそこ神経を使って運転する事になります。もう少し大きなバイクの場合には、そういう事はないのかもしれませんが、これは小排気量バイクの宿命的なところですね。

 安積PAで小休止した後、次は那須高原まで走る事にして出発します。時間にして50分ほどです。

 この季節になると高速道路を走行すると、虫の事も結構やっかいです。何がやっかいかと言うとバイクのフロントスクリーンや、ヘルメットのシールドに虫がぶつかり潰れるんですね。すると視界不良とまでは行きませんが、場所によっては結構気になったりします。またグローブやヘルメットに偶に虫がぶつかって来る事もあります。カナブンみたいな虫でしょうか、グローブには「バチ!」と感じますし、ヘルメットは「カン!」と音がします。たまにクマバチの様な大き目の虫が掠める事もありますが、その時には少し焦ります。冬期や初春の頃には虫もそれほど出てきませんが、もうこの時期になると結構出て来ていて、特に田園地帯を走る時には結構な数がぶつかってきます。

 あとトラックの後ろを走る時にも注意が必要です。よく「スリップストリーム」と言って、大型トラックの後ろに付くと、あたる風が弱まるという話もあり、空気抵抗を軽減できると言いますが、これも付く距離によってトラックの乱流で結構左右に振られる場合があり、むしろトラックが無い方が空気抵抗をもろに受けても乱流に巻かれないだけマシと感じる事もあります。

 こんな虫の事や空気抵抗の事を考えながら走っているうちに、那須高原SAに到着しました。

 那須高原SAは緑も多く、ドッグランもあったりして多くの人が利用していました。私もサービスエリアに止まって、ヘルメットやバイクのフロントスクリーンに着いた虫の残骸を拭きとってから休憩しました。休憩していると、奥の方になにやら石像が見えたので行ってみました。
 この石像にはお供え物がされていたりするのですが、周囲に説明文が見つかりません。一体なんの石像なのでしょうか。SAの端の方にひっそりとあったのですが、少し気になりました。ここまで来ると、宇都宮まではもう少しです。ただ宇都宮から先も結構な距離がありますし、渋滞も始まる事でしょう。まだ気を抜く事は出来ませんが走り続けます。時間は13時半を過ぎていました。
 次は宇都宮の先、都賀西方PAのスマートICから一旦下道に下りて、道の駅にしかたに寄る事にしました。そこはイチゴのお土産で有名なので、家族へのお土産を購入するつもりです。時間にして50分ほどです。

 道の駅にしかたには15時頃に到着しました。ここあたりでは曇っていて日差しは見えますが、日が陰り始めて来ているのがわかります。ここでイチゴ関連のお菓子などを購入しました。奥には地元産の野菜があったり、またその先には食堂もあります。この場所は都賀西方PAからは5分程の距離ですが、結構賑わっていました。私の様に高速を一旦降りて来る客はほとんどいませんので、地元とか宇都宮方面からの帰りの人達でしょうか。

 猪苗代を出発してから3時間以上走ってきて、少し疲れが出始めていたので、ここで少し長めの休憩を取ってから、東北道に戻りました。

 都賀西方PAを出ると、渋滞が始まっていました。この先の栃木都賀JCTで北関東道と合流するのですが、水戸方面から都心方面に帰る車と合流するのでその影響です。この渋滞は岩舟JCTで若干軽減しますが、佐野SA付近まで続きます。館林インターチェンジあたりまでは、渋滞も一旦は解消しますが、その先に久喜白岡JCTを先頭に再度、断続渋滞が発生します。これは圏央道との交差になっていて、千葉方面から都心へ向かう車が東北道に合流する事から発生する渋滞です。今回、私はこの久喜白岡JCTで圏央道を鶴ヶ島・八王子方面に向かうのですが、その方向は渋滞が発生していないようです。ただし都心方面は断続的な渋滞になっていました。

 私は渋滞でも、車が流れている間は極力その流れに乗って走ります。ただしちょくちょく停車する様な渋滞になると、正直疲れてしまうので、その場合には擦り抜けをして走ります。このバイクによる擦り抜け行為は、Youtubeなどでも良く「合法」「違法」の議論が出てきますが、警察の見解はあくまでもグレーだと言います。ただ出来ればやらない方が良いんでしょう、接触や転倒のリスクが高い行為ですからね。私も擦り抜けをする場合には、基本、徐行運転で行います。つまり直ぐに停まれる速度、具体的な速度で言えば30キロ前後でしょうか。この速度であれば、ウィンカー無しの車が出て来ても何とか対応は出来ると思いますが、それ以上の速度になると接触もしくは転倒してしまいます。ただ問題は、この速度でゆるゆる擦り抜けしていると、直ぐ後ろに「ブォン!ブォン!」と付かれてしまう事があります。すると左右のどちらかにどかなければならないのですが、これが結構難しかったりします。また一旦、左右に抜けて再度擦り抜けをする場合、後方には十分注意しないといけません。何故ならバイクの擦り抜けで結構なスピードで来る人も居るので、その場合にはかなり危険な事になってしまうからです。

 まあ一番良いのは擦り抜けしない事なんですけどね。

 これら渋滞に絡まれながら、圏央道に入り最初のPAである菖蒲PAに入り休憩です。

 この時、時間は16時半を回っていました。都賀西方PAを出てから1時間半は渋滞の中を走って来た事になります。この辺りまで来ると、やはり「お尻」の痛みも出てきます。一応、GIXXER150にはクッションとは言いませんが、メッシュのカバーをかけています。これでかなり改善はしたのですが、やはり長い時間乗っているとお尻が痛くなってくるのです。こればかりはバイクに乗っていると致し方ない事ですね。
 ここからは勝手知ったる道ではありませんが、良く走るルートなので多少気持ちが楽になります。また渋滞情報を見ても、東名高速の合流部の海老名JCT周辺までは、目立った渋滞は発生していないようです。自宅までは時間にしてあと2時間程度、途中の休憩は厚木PAで取れば十分走れる距離です。ここからは十分に気を付けながらラストランとなります。

 東名横浜インターチェンジを下りて、この日、自宅に到着したのは19時でした。猪苗代を出てから7時間ほど掛かりました。走行距離は420キロでしたので、昨日の往路を合わせると830キロ以上走行した事になります。このGIXXER150も乗り始めて2年になり、走行距離は20,000kmを超えました。小さいながらも良く走ってくれるバイクです。これからも、このバイクとまだまだ、あちらこちらを見て回りたいと思っています。


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