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福島からの復路①

 前日は400キロ以上走り、福島に到着しました。前の記事にも書きましたが、夕飯の弁当を食べたあと、気が付いたら寝てしまい、そのあと目が覚めたのは朝方3時過ぎ。そこで寝れれば良かったのですが、朝食バイキングが6時半から始まります。帰りもそれなりに時間がかかる事が予想されるので、早めに朝食を済まして、できれば7時過ぎにはホテルをチェックアウトしたかったので、横になりながらTVをBGM替わりにボーっと時間を過ごしました。

 6時半になったらすぐにホテル1Fのレストランに向い朝食を取りました。この朝食のバイキング形式というのは難しいですね。朝でお腹が空いていれば、余計に食べ物をとってしまうという事ありませんか?この時の私もついつい調子に乗って多めにとってしまいました。

 朝食を終えて部屋に戻り、荷物を片付けてから1Fに下りてチェックアウト。時間は7時半前でしたが、丁度レストランが混みあう時間に重なっていました。
 このホテルには昨日もお客が結構宿泊していたんですね。親子連れからビジネスで来ていると見た目で解る人、友人同士で旅行と見える人まで様々いました。このホテルは地下に駐車場があり、バイクはそこに止めてありますが、私が駐車場に行くと昨日は数台あったバイクも、私のGIXXERを含め2台だけしかありません。他の人は既に出発していました。

 GIXXER150に荷物を載せて、いよいよ復路のスタートです。時間は7時半を過ぎています。
 昨日、自宅を出てすぐに満タンで給油していたんですが、400キロを過ぎていて燃料メータも1目盛りだけになっていましたので、近くのエネオスに寄って給油です。給油したガソリンは8.7リッターでしたが、計算すると燃費は47km/Lで、何時もの燃費(53km/L)より落ちていましたが、考えてみればほとんど高速道路で100キロ巡行を続けていたので、こんなものかもしれません。

 まず最初に白樺の峰に向います。
 Google Mapで猪苗代湖を検索すると国道115号を案内されてしまいますが、この日のメインイベントは磐梯吾妻スカイラインです。それには県道70号線で西へ向かわなければなりません。そこで猪苗代に向かう途中の経由地として白樺の峰を入れてルート検索して走り始めました。

 福島市街地を抜けると、少しして道路標識が見えてきました。

 この磐梯吾妻スカイラインは結構な高さを走るルートなので、気になるのは上の方の気温です。福島市街地はこの時間でも20度ほどになっていそうですが、高度100メートル上がると気温は1度下がります。1000メートル上がれば10度は気温が下がるので、上は冷えていないかなという事が少し気になりました。何しろ大した防寒対策は持ってきていませんので。

 ここから先は勾配もきつくなりながらのワインディングが続きます。しかし交通量は少ないので快適にマイペースで走れました。高湯温泉周辺に来ると硫黄の臭いがしますが、これでここが火山系の山々だというのが解ります。そこから更にワインディングを登ります。GIXXER150では3速7000回転あたりで50km前後のスピードでグングン上ります。途中、サイクリングでクライムしているグループを幾つか抜きながら走ると、白樺の峰の看板が見えましたので、さてどこで止めようかと考えていると、つばくろ谷駐車場が見えましたので、そこで一旦止まる事にしました。

 このアーチ状の橋が磐梯吾妻スカイラインの道になっていて、その橋梁の先には霞んで福島市内が見えます。車やバイクも数台止まり、この橋の写真を撮っていた李しましたが、この場所、結構小さいアブや虫が多い場所で、何か落ち着いて休憩するという気分にはなれません。まあ暖かくなってきたから、虫も元気に出て来ているのでしょう。ちょっと場所を変えて写真を撮る事にしました。

 橋を渡った先に福島市内が展望できるパーキングエリアがありましたので、ここで写真を撮る事にしました。ここは虫もそれほど多くありません。

 写真の真ん中に霞んで見えるのは福島市内にある信夫山です。霞が無ければ絶景だと思うのですが、この日は黄砂でも飛んでいるのでしょうか、かなり霞んでしまっていました。
 ここから先、次の休憩ポイントは浄土平というところで、そこは一切経山と吾妻小富士に挟まれたエリアです。駐車場を出てからもワインディングで高度を上げていくと、途中から景色が変化していきます。周囲には森が無くなり黄色の岩肌が見える光景になっていきます。そして浄土平の手前辺りは火山地帯の様になっていますが、立て看板で「駐停車禁止」「火山ガス発生注意」「窓ガラスは閉めて下さい」というのは多く目につきます。おそらく火山活動で硫化水素ガスが発生する危険性がある場所なのでしょうが、こちとらバイクです。ガス発生した場合にはどうにもなりませんよね。このあたりは絶景というよりも奇景に近いと思いました。
 先ほどの駐車場から15分ほど走ると浄土平駐車場に到着です。ここはバイクの場合、駐車料金は200円となっていました。

 浄土平でバイクを停めて、今回はカメラで一眼レフを持ってきたので、それを取り出して先ほどの場所を幾つか写真に取ってみました。

 この浄土平では手持ちのY!moboleの携帯電話はエリア圏外となっていたので、Google Mapのルート検索も動きません。まあ道は一本道なので、猪苗代湖へはひたすら走れば到着するでしょう。ふとレストハウスの後ろを見ると、水蒸気の噴煙が見えていました。

 この火山はまだまだ活動中なんですね。
 浄土平で少し休憩した後、猪苗代方面に向けて走らせると、ちょっと先には残雪が残っていました。

 気にしていた気温ですが、この日は温暖でバイクで走るには良い陽気でした。でも話によるとこのあたりは強風が吹き抜ける場所でもあるというので、天気も悪かった場合には結構厳しい場所なのかもしれませんね。
 ここから少し走ると、猪苗代湖や磐梯山が見えてきました。丁度、双竜の辻という場所に小さいパーキングエリアがあったので、そこでバイクを停めて写真を撮りました。

 写真の真ん中に見えるのは猪苗代湖、その右手に見える山が磐梯山です。こう写真で見ると、もう近いなとか思いますが、それでもまだまだ先なんでバイクを走らせなければ着きません。
 ここから磐梯吾妻スカイラインはワィンディングをしながら高度を下げていきます。多くの車は景色を見ながらそれぞれのペースで走っていて、私もノンビリと走っていましたが、気が付くと後ろに沼津ナンバーのオヤジが運転するハイエースバンがついてきました。どうやら相当急いでいるのか、どんどん車間を詰めてきます。私もノンビリ走っているとは言っても、50km~60km位のペースなんですが、とにかく煽りをかけてくるような走りをしています。
 こうなると落ち着かないので、直線部で脇によって右手で「先へ」と合図をすると、そのハイエースはぶっ飛んで行きました。こんな景色の良い場所なのに、ワンボックスでワインディングをぶっ飛ばして走るのは何があったんですかね。。でも急ぐ割りには、これより先でも私とそれほど距離が開く事は無かったので、このワンボックスは何者だったんでしょうか。

 土湯峠で磐梯吾妻スカイラインは終わりです。福島側を8:30頃に入り、ここで10時前ですから1時間半ほど走った事になります。

 ここからは猪苗代湖方面に向けてGIXXERを走らせますが、途中から国道115号線に入ります。この国道は2車線でパイパスの様になっており、それほどきついコーナもありません。田舎の国道という事もあり、車の流れは70キロ前後となっています。猪苗代湖に向けてだんだんと開けていき、田んぼの広がる景色になっていきますが、如何にも日本的な景色だなと感じながら走って行きます。結構、気持ちがいいルートでした。30分ほどで道の駅猪苗代に到着です。

 目の前に見えるのは磐梯山。福島からここまで3時間ほどかかりましたが、この時は10時半となっていました。これから会津若松に行こうか、どうしようか考えたのですが、これから帰るにも高速道路を結構な距離走るので、ここで早いですが、昼食をとって高速道路にのって帰路に着く事にしました。

 この時間という事もあって、道の駅の食堂はそれほど混んでいませんでした。食べたのは塩チャーシュー麺でアゴ出し汁とかいうやつです。出汁の風味が利いていて美味しかったです。
 食堂を出ると、野口英世の壁掛けが目に止まりました。

 野口英世はここ猪苗代出身なんですよね、確かこの道の駅の近くにも記念館がありました。今回は立ち寄る予定はありませんが、考えてみれば野口英世という人も様々な苦労をされていたんですよね。

 さて、食事の後に磐越自動車道の入り口はすぐ近くにあります。ただその前に猪苗代湖に来たのですから、湖面だけでも拝んでおこうと思いましたので、近くの浜に向かいました。

 道の駅から5分ほど走ると、白鳥浜に到着します。こうしてみると猪苗代湖も大きな湖ですね。先日言った霞ケ浦よりは小さいですが、それでも十分大きさを感じます。この白鳥浜の駐車場の脇に水路があって、釣り人が2人で釣りをしていました。何か小さな魚が釣れていましたが、あれはなんでしょうか。カワムツとかですかね。。。

 猪苗代湖も拝んだ事なので、ここから磐越道にのって一路帰路につきます。時間は12時頃ですが、磐越道から東北道、そして圏央道を経由して東名高速を使い帰宅するので、時間にしても渋滞を加味して6時間はかかると踏んでいます。私の知人で東京都内在住の人は、この磐梯吾妻スカイラインを日帰りで回ったと言いますが、彼はNINJA400、私はGIXXER150ですから、そんな弾丸ツアーなんてのは出来ません。この先もトコトコとマイペースで走って帰ります。(続く

 


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