この日は仕事で午後半休を取得して、気分転換で小田原方面まで来ました。この日の気温は32℃越えで、殺人的な酷暑と個人的には感じています。ただ前日、待望のヘルメットが届きましたので、試着の意味も含めて昼過ぎから出かける事にしました。
我が家からのコースは環状四号線を国道1号線の原宿交差点に向い、そこから辻堂方面に進みました。辻堂手前からは新湘南バイパスに乗り茅ケ崎海岸IC(終点)まで行き、そこから国道134号線に乗り西湘バイパスを利用するコースで、所要時間は小田原までは約1時間です。
西湘バイパスも先日までは小田原ICから先が工事で通行止めだったのですが、この日は工事が終わり、全線開通していましたので、早川ICで降りました。しかしそこから国道135号線は渋滞しており、炎天下の中でノロノロ進みます。
しかし気温32℃越えで1時間もバイクで走ると言うのは、ある意味で拷問を受けているに近い感じです。バイクではエンジンにまたがっていますが、私のバイクのGIXXER150は150ccのエンジンです。排気量こそ小さいのですが、やはりそれなりに熱量が発生しています。また渋滞では前後の車の出す熱に加え、路面からの反射熱も受けてしまいます。以前にツーリングから帰宅したら体重が短時間に3キロ近く減っていた事もあるくらい、夏のツーリングは体に負担を掛けてしまうのです。
早川ICを降りてから、昼食を取りたくなり、少し休憩したくなったので「漁港の駅TOTOCO小田原」に立ち寄りましたが、平日金曜日の午後にも関わらず、そこそこの利用者がいました。2Fに食堂があるのですが、階段では並んで待っている状態であり、これでは時間がかかってしまうと思い、ここでの昼食を諦めました。
しかし新型コロナが再拡大していると、テレビでは報じていますが、人の動きは明らかに活発化しています。私は人が活発に動く事は経済的にも社会的にも良い事だと思いますが、今の様に2類感染症のままでは、感染した際に感染者本人や家族への負担も大きいばかりか、医療関係者への負担も大きい事になります。新型コロナが本当に重篤な感染症であり、且つ空気感染症であれば2類の分類も解るのですが、どうも周囲の状況を見ていると2類に相当する様な感染症にも思えませんし、空気感染の感染症というよりも飛沫感染に近いのではないでしょうか。
感染症の分類として重篤だとしながら、一方の社会の中の人の動きは5類に近い動きをしていて、政府もそれを許容しています。それが結果として社会に「サイトカインストーム(免疫暴走)」の様な状況を引き起こし、医療機関のひっ迫と感染者の生活混乱を招いているのではないでしょうか。
是非とも有識者は政府の賢明な判断を早急にして頂きたい所です。
さて話を戻して。この国道135号線の渋滞は、先にある西湘バイパスから石橋ICを降りた車の合流点で起きていて、そこから先はそこそこスムーズに進みました。この日はもう湯河原のバーミャンでランチを食べる事にして、その後、椿ラインから大観山方面に進みました。
椿ラインを二十分ほど登ると、椿台というところから「土肥椙山巌窟 (しとどの窟)」へ向かう道があります。この時の箱根は快晴に近く、それはそれこそ「黒いほどの青空」で、椿台では遠くに相模湾を望む事が出来ました。
「土肥椙山巌窟 (しとどの窟)」は石橋山で大庭氏に敗れた源頼朝が身をひそめた場所と言われていますが、かなり山奥にある場所です。椿台から細い道を進みトンネルを過ぎると、その入り口に到着します。
ここは石仏信仰の聖地の様な場所でもあり、また心霊スポットとも言われていますが、調べてみると山下にある「しとどの窟」よりも、手前にあるトンネルに幽霊が出るそうです。まあこのトンネルは確かにそんな雰囲気がありました。
ここは高い場所であり山中にある事から、とても涼しい場所だったのですが、写真には写していませんが、軽自動車が1台止まっていて、そこにオッサンが寝ていたのが見えたので、長居をせずに移動する事にしました。
そのあとノンビリと椿ラインをヒラヒラ走りながら大観山に向いました。大観山では富士山も見えましたが頂上付近には雲があり、その奥にも入道雲がモクモクと沸いているのが見えました、恐らく身延方面とか南アルプス周辺では雷雨が降っているのでしょう。
ここで10分ほどボーっとしていましたが、いい天気の中で結構良い気分転換が出来ました。