公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

投票率

2012-12-18 | 雑記
日曜に夫婦で投票に行ってきたのですが、列に並んで思ったこと。
白髪交じりの頭ばっかりだなぁ・・・・・・

午前10時ごろで、けっこう人はいて、
「さすがにみんな投票にくるんだ・・・・・・」と思いながら周りを見回すと
白髪交じり以上の年代の人ばかりでした。
売り出されてから20年以上になる住宅団地の事で
小学校も各学年1~2クラスになっている地域ではありますから
年配の人が多いのは当然なのですけれども、
「みんな・・・・・・」と思ったのに、実際の投票率は60%を切っていたというのには
驚きました。

もしかして、うちの周りだけでなく全国で20代30代の人たちが投票しなかったのだろうか・・・・・・

自分のその頃を思うと
「投票には行けるときにはいくけれど、さして関心はなかった」ような気がするので
今の人たちも同じなんだろうなとは思います。
自分が投票した人が落選するとがっかりでしたし。

若いころには自分の暮らしは自分で守るものであり
それなりに健康で働いてお金があれば、たいていのことは何とかなるもので
ダンナの昇給とかだって当人の能力次第なわけですし、
子育てや目先の自分の事で目いっぱい、どこの政党が政権を取ろうと、
我が家の暮らしには関係がないというのが本音のところでした。
学校教育の中でも、社会科で選挙の仕組みや投票することの大切さについては
一通りは習ったはずなのですが、結局知識だけの事で実感は伴わないのです。
それに教師が具体的に政党名を挙げて話をすることは、私情が入り込みかねないので
投票権のない子ども相手といえど、できない事なのでしょうから
なおのこと、遠くの事、になってしまいます。
振り返ってみると、子育ての頃、けっこうあれこれとうるさい親だったはずなのですが
選挙・投票について子どもたちと話し合ったことはほとんどなかったように思います。
話してみても、子どもが投票するわけではないしね。

昔、政治に関心の高い若者たちが暴走して、様々な事件があったこともあり
若い者に政治的関心を求めると危険という感覚もどこかにあるのかもしれません。

だけどなぁ・・・・・・
政治・政党に関心を持つのは年寄りばかり、でいいんだろうか・・・・・・
現在子育て中の我が子や孫の先々を考えて投票しに行くジジババに頼っていて
大丈夫なんだろうか。
ひよっとして、若い者の先々なんかより、今の自分たちの暮らしや感情を優先する人も多いのではなかろうか。

30年、40年後に私自身がこの世にいるとも思えないので
核廃棄物がどこでどうなっていようと関係ないし
一個人がそんなことを心配するのもおこがましいけれど
やっぱり、今3歳、まだ誕生日前の孫たちが元気に前向きに生きていける世の中であって欲しいと思います。

そうそう、核廃棄物といえば、火星の砂漠に運ぶってのはどうかしらね (^.^)
月の裏側でもいいけれど、それだとそう遠くない将来またお片付けをしなくちゃならなくなりそうだし。

うちの教室の生徒たちの中に、そういう事が実行できるアタマを持つ子を育てるほうが
投票率の事なんか気に掛けるよりいいかも。

と、ここまで思いつくまま書いてきて、
「うーん、これでは高校入試小論文としては不合格確実だわね」

ともあれ、今後の政治の動きをちゃんと見ていて
子どもたちに噛み砕いて伝えることはしていかないと
「投票しにいかない若者」の量産に手を貸すことになってしまうかもしれないなと
思ったことではありました。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 7日の地震 | トップ | 師走って、忙しい »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

雑記」カテゴリの最新記事