公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

立地条件

2007-09-28 | くもん教室の経理
教室の場所って、生徒集めに関係ありますか?
っていうおたずねをいただきました。
勿論です、とっても大事。
ただし、地域性、学校の規模、その他勘案すべき要素はいろいろあります。
私なりにまとめてみました。

まず、誰しも≪ベスト≫と考えやすいのが小学校の正門前、あるいはごく近く。
学校帰りに寄れる、というのは、親にとっても子にとっても便利ですよね。

でも、それって、間違いなく寄り道ではあるわけです。
学校を何時に出たのか、何時から何時まで塾にいたのか、親にはわかりません。
教室のほうでも来室が遅れた場合、学校に問い合わせることもできないわけです。
学校では外部の問い合わせに答えてはくれません。
児童館などの、行政でサポートしているようなところの問い合わせには
帰宅した、行事関係で残っているなどの情報をもらえるかもしれませんけれど。
親が、こどもの行動を把握しにくい状況ができてしまうのです。

生徒が学校帰りに寄るのなら。
セーフティ・メールなどの導入は、現代社会では必須でしょう。

もう一つ、大事なこと。
その小学校の生徒数の見通し、ということ。
ある小学校のごく近くで教室を開設すれば、当然、生徒はその小学校の児童、
入学予定の幼児、または卒業した中学生が対象ということになります。
新興の住宅地の場合、団地の規模にもよりますが、
一時生徒数は増えても、完売する頃には、学年一クラスがやっと、の
時期があるわけです。
一つの小学校の児童数を当てにしていたのでは、そういう時には閉鎖せざるをえない可能性があります。
自分は、今後何年間、教室をやっていたいのか、
どのくらいの生徒を集めたいのか、いくらぐらい稼ぎたいのか、
そのあたりをよく考えて、学校前開設は考えるべきでしょう。




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