公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

お元気ですか?

2007-10-29 | 現在の教室運営
この頃、なにかと忙しく、パソコンタイムはもっぱらテキストづくりになってしまって、
ブログの更新にまで気が廻らず、先月末などは教室だよりさえギリギリにセーフなんていうありさまでした。
 日々、こども達の学習の様子、学習成果を見ながら教材の準備なとしていると
『この子に、こういうテキストを何回させても身にならない』ということが感じられることがあります。
 現在メインに使っている教材も、基本的には公文式学習・指導ができるように作られているので、
公文教室から始めた身には使いやすいのですけれども
公文だけではダメなのよ、というところも抱えて独立した私としては、
こんなことも取り入れたいということがあると、せっせと手作りということになってしまいます。
 この前、小学校の教員である保護者と話していて
「ここで学習しているのに、学校の成績が(通知表が)良くならないっていう
親の苦情に対処するのは大変でね・・・・」と愚痴ったら
「お金を貰っているぶん、大変よねぇ・・・・」と同情されて
≪ん?学校の先生だってプロでしょうが≫

でも、学校の先生というのも、指導要領とか、教科書の内容とか
指導に当たってより所となるルールというものがあって
一クラスの生徒に一斉に同じ内容の授業をしていればよいのであって
その中で理解できない・ついてこれない生徒がいてもそれは個体差といって
とぼける余地があるわけです。
公文式教室も、教材指導のみということで、
ご不満な方はけっこうです、という、居直りというか逃げ場があるわけです。
肥大する一方の親の希望・要求には沿いかねることも多々あるのですから。
そこで線引きが可能なので、
主婦の小遣い稼ぎ程度でやる分には、ある意味、お気楽。

その範囲から逸脱せずに、教室をやっていこうという場合には
あれもこれもと、無理をする必要もなく、やりたいという生徒だけさせて
週に二回の教室日だけ出勤していれば・・・・
くもんの新人研修などでは、それで生徒は飛び込んでくるはず、なのですけれど。
ところが、そうはいかないので、何かと研修会だの、ボランティアだので
生徒集めに苦慮することになりがちです。
ある程度、生徒がいなくては教室の維持も難しくなりますし。

で、まあ、同じ努力をするならば、
フランチャイズ料を支払わずに、手取りの多い独立のほうがいいと考え、
それはそれで、正解だったのですが
他人のせいにできない個別指導を売りにすると
守備範囲が広くなる一方で、けっこうハードかなぁ・・・・
などと、ブツブツいいながら、
漢字をさっぱり覚えない、あの子とこの子の顔を思い浮かべて
せっせとテキストを作っています。
テキスト購入費の節約になるし・・・・いいえ、出来合いのものがあるなら
買って使ったほうが安上がりです。
ただ、一度作っておけば、あとはずっと、使えるので紙とインク代だけで使えますけどね。
初期の頃のくもんの手作り教材と同じことで。

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