任天堂「マリカー裁判」勝訴が示す大きな意味任天堂が得た果実は小さくありません(写真:新華社/アフロ)
家庭用ゲーム機大手の任天堂が、自社の人気レースゲーム「マリオカート」のキャラクターの衣装を着てカートで遊ばせるのは著作権の侵害だとして、カートレンタル会社「マリカー」(現社名はMARIモビリティ開発)を訴えた訴訟の判決がありました。
【写真】当初はまさに「マリオカート」をそのまま模していた
東京地裁は侵害を認め、「マリカー」側に不正競争行為の使用差し止めと、1000万円の損害賠償の支払いを命じたのです。
法律上どのようなことが争われたのか?
任天堂が裁判を起こしたのは昨年2月。任天堂と、このレンタル会社は関連する会社ではなく、資本関係も契約関係もありません。当初はまさに「マリオカート」を模していました(東洋経済オンライン編集部撮影)
ところが、レンタル会社が、マリオなどのキャラクターのコスチュームを貸し出し、これらを着て公道を走るカートの画像をSNSに投稿することで、レンタル料金を無料にしたり、割引したりしていました。
ネット上でこの話題が拡散し、外国人観光客の間でも評判になっていたようです。任天堂は、許諾がないのにこのようなキャラクターをレンタル会社の宣伝や営業に利用したことが自社の著作権を侵害しているなどと主張して提訴していました。
家庭用ゲーム機大手の任天堂が、自社の人気レースゲーム「マリオカート」のキャラクターの衣装を着てカートで遊ばせるのは著作権の侵害だとして、カートレンタル会社「マリカー」(現社名はMARIモビリティ開発)を訴えた訴訟の判決がありました。
【写真】当初はまさに「マリオカート」をそのまま模していた
東京地裁は侵害を認め、「マリカー」側に不正競争行為の使用差し止めと、1000万円の損害賠償の支払いを命じたのです。
法律上どのようなことが争われたのか?
任天堂が裁判を起こしたのは昨年2月。任天堂と、このレンタル会社は関連する会社ではなく、資本関係も契約関係もありません。当初はまさに「マリオカート」を模していました(東洋経済オンライン編集部撮影)
ところが、レンタル会社が、マリオなどのキャラクターのコスチュームを貸し出し、これらを着て公道を走るカートの画像をSNSに投稿することで、レンタル料金を無料にしたり、割引したりしていました。
ネット上でこの話題が拡散し、外国人観光客の間でも評判になっていたようです。任天堂は、許諾がないのにこのようなキャラクターをレンタル会社の宣伝や営業に利用したことが自社の著作権を侵害しているなどと主張して提訴していました。
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