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自民党ネット候補崖っぷち バーチャルでリアル?ファイナリスト討論会も盛り上がり欠く

2016-04-14 07:01:18 | ブログ
自民党ネット候補崖っぷち バーチャルでリアル?ファイナリスト討論会も盛り上がり欠く


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自民党参院選公認候補者を決めるオープンエントリー2016ファイナリスト公開討論会=13日、千代田区永田町の自民党本部(大西正純撮影)
 自民党が夏の参院選候補者選考の目玉に位置づけるインターネット公募・投票が苦境に立たされている。選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられるのを見据え、ネットユーザーの多い若者を取り込む狙いがあるが、投票に必要な事前登録者数は約4カ月で1万人ほど。

13日には最終選考に残った「ファイナリスト」による公開討論会を党本部で開いたが、どこまで支持を広げられるかは見通せない。

 「飛び級で多様な能力を開花させるべきだ」

 公開討論会で、40代の女性候補は教育分野での若者への後押しを求めた。50代の男性候補は、高齢者の意向が強く反映される「シルバー民主主義」に触れ、若者が政治に関心を持つよう世代別のアピールの必要性を訴えた。

 公開討論会に臨んだのは、ネットによる候補者選考「『オープンエントリー』プロジェクト2016」の30~50代のファイナリスト男女各6人。4月1日から5月9日まで自民党の特設サイトで投票が行われており、同月11日の結果発表で、最多得票者が参院選比例代表候補として公認される予定だ。

 ネット投票は、5月2日までに事前登録をした参院選の有権者なら誰でも参加できるが、昨年11月から今月13日までに登録したのは約1万人。平成25年の前回参院選で自民党の比例代表の最下位当選は7万7173票。今回の登録者数ではおぼつかない。

 自民党は最終的に2万人以上の登録を得たい考えで、安倍晋三首相(党総裁)が参加を呼びかける動画をネット上で公開するなど周知に躍起だ。ファイナリストたちもソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを活用して盛んにPRを展開している。13日の公開討論会もネットで生中継された。

 ただ、ネット投票という「予選」を空中戦で突破しても、公認候補として「本選」の参院選で当選できるとは限らない。このため、街中で出会った有権者にその場でネット投票してもらう「どぶ板」を行うファイナリストもいるという。

 党選対幹部は公認候補となったファイナリストの専門分野などを考慮し、支持団体の組織票で支援することも検討する。ただ、盛り上がりに欠けており、党内には「プロジェクトは話題づくりで終わるのでは」との冷めた見方も出ている。

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