金の島の釣りキチ日誌

佐渡ヶ島で釣れた平凡な魚をドヤ顔で日々更新予定。

【第十三章】新たな釣りのまさかな結果

2024-03-10 08:22:37 | 過去の釣行記録編

2023年5月下旬

自分はソルト(海釣り)専門だったので、一度はフレッシュウォーターの釣りをやってみたいと前々から思っていた。

狙うのはやはり淡水魚の代表格であるブラックバスだ。

幸運にも自分の師匠であるOさんとKさんはバス釣り経験者だ。

そこで、週末に野池でバス釣りをガイドして貰えることになった。

 

朝まずめフィールドに到着し、釣り座に向かう。

普段は感じない淡水独特の匂い。いつもと釣り場の雰囲気が違うため、非常に新鮮だ。

釣り座に到着して早々先生方は竿を曲げている。サイズは無いが、反応は良いようだ。

自分は釣れるイメージが全く湧かないまま、ワームやプラグを投げまくっていた。

しばらくやっていると魚がスレ始めてきたのか、KさんとOさんはやぶ漕ぎを開始した。

自分は虫や蛇が苦手なのでやぶ漕ぎは断固拒否し、ずっと同じ場所で投げ続けていた。

バスのアタリも無ければ、チェイスしてくる様子もない。でもやぶ漕ぎは嫌だ。

「もうこうなったらルアーチェンジして、丁寧にせめてみるか」と思い、Kさんから借りていたラバージグ+ワームを付けて、届く範囲の岸際に投げてチョンチョンしていた。

 

すると、竿に重みが乗る。

 

「おや?」と思い、軽くフッキング。

 

しかし...

岸際には木の根が伸びており、残念ながらただ根がかりしただけであった。

 

借りたルアーで起きて欲しくない事ランキング第一位「根がかりしてロスト」だけは絶対に避けたい。

なので、いつも以上に慎重にテンションと時間をかけなんとか回収。

 

もうここで今日はだめだなと一瞬思ったが、せっかく釣りの予定を合わせて一緒に来てくれた師匠達に自分が釣る姿を見せたいと思い、頑張ることにした(完全に置いてけぼりで放置されているが)。

再チャレンジで岸際にラバージグをキャスト。丁寧にチョンチョンと誘ってみる。

 

...............

 

反応は無い。

 

また同じ場所にキャスト(投げる場所がここしかない)

 

...............

 

グッ。

 

あ、またさっきの木の根に根がかった。

 

「ググッ」

 

「!?」

 

根がかったと思っていたが、グッーと引かれる。

とりあえず、追いフッキングを決めファイトに移行する。

 

この千載一遇のチャンスは逃してなるものか。

 

事前にバスは引かないと教えてられていたが、実際は結構引くように感じた(タックルによると思いますが)。

バスも必死で根に突っ込んでいく。

 

グググッ

 

ラインが木の根に擦れる(ラインはナイロン12lb)。

 

「まずい、切れるな切れるな!」

 

半ば強引だが、木にラインを擦りながら引きはがす。

 

「頼む。切れないでくれ」

 

魚体が見えた。

 

が、最後までバスも暴れる。

 

「バシャバシャ!バシャ!」

 

もう少しでランディング出来る距離だが、タモがない。

こうなったら直接掴みに行くしかない。

焦る気持ちを押し殺し、丁寧に足元まで寄せ、なんとか素手でキャッチした。

初バス釣行で、まさかの47㎝。しかも太く最高のコンディション。

 

うれしさのあまり、何枚も写真を撮った(興奮で手が震えて写真がブレせいでもある)。

この後追加で釣れることは無く納竿。師匠方もまさかの出来事に驚いていた。

この魚を釣ったラバージグは、Kさんが最終的に譲ってくれたのでメモリアルルアーとして今でも大切に保管してある。

 

また、このようなビギナーズラックが発生したせいで、バス釣りにハマってしまう羽目に....

念願のバス持ち。

記録更新ならず

初の夜バス。前のより短いが太さがヤヴァイ。

5月~8月間で大小合わせて40匹以上は釣った。
 
釣りは一瞬で人を引き込んでしまう恐ろしい趣味という事を改めて認識するきっかけになった。
(バスタックルとバスルアーで中々の金額がふっとんでいったので尚更)

 

余談ですが、釣り方がある程度分かり、サイズを求めなければ簡単に釣れる釣りという事が発覚したので、ばっしーも誘ったのですが、やはり彼は期待を裏切らず完全試合をやってのけました。

クランクベイトをぐりぐりと巻いてくるだけで、確実に釣れる釣りをさせたのですが、ばっしーがやると食いつかなくなるのです。ここまでくると天性の才能なのかもしれません。