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楽友のお別れの会

2022-11-07 04:38:54 | 楽友

楽友のお別れの会

2022年11月07日(月)

 

 2018年1月2日、私の楽友が亡くなったんです。そのお別れの会へ行きました。

 

 2018年2月25日、リーガロヤルホテル広島です。

 

 約200人の人が参集し盛大でした。

 

 ト音記号の花束が飾ってありました。

 

 故人の持っていたCDをお別れのお土産として並べていました。

 

 私はリヒテルのCDを頂いたんです。

 私の知らない曲が多かったです。

 

 

 マンドリンオーケストラの指揮者をしていたんです。

 

 私がメッセージカードとしてお供えしたのは、次のものです。

 

 

〇〇〇〇さんの想い出

 

 〇〇〇〇さんと私を結び付けてくれたのは、Beethovenでした。お互いに、Beethovenが大好きなんです。畏敬の念すら抱いています。

 

 2016年11月頃、広島交響楽団の公開練習に行った時のことです。ふとしたきっかけで声をおかけしたところ、お互いにクラシック音楽が好きなものですから、一機に意気投合いたしました。初めは、その日の練習の感想から始まったのですが、次第にBeethovenのことに移り、〇〇さんは、その幾つもの曲の一節を口ずさみながら、熱っぽく語りだしました。おそらく時間が許せば、そのまま何時間も話し込んだことと思います。

  その日の別れ際、〇〇さんが私に問いました。「Beethovenの交響曲で一番好きなのは何番ですか?」。私は「5番」と答えました。実は、このことについては、ずっと以前から私自身自問自答していて、5番か9番か随分迷っていました。人類の理想を謳いあげたのが9番です。5番は無機質に思えますが、何時何処で聴いてもその普遍性に心打たれます。その思いで5番にしたのです。私は、〇〇さんは何番だろう?と思いましたが、何故か〇〇さんは言いませんでした。

  最後に〇〇さんとお話しをしたのは、昨年の12月でした。珍しく、〇〇さんの方から「忘年会をしましょう。」というお声をかけていただきました。ただ、残念ながら同じ音楽仲間「楽友ネットワーク」のスケジュール調整が上手くいかず、新年会へ伸ばしていたのです。

  そうこうしていた折、奥さまから衝撃の電話がありました。1月2日に心筋梗塞の発作で亡くなったというのです。私も心臓病を患っている身なので、「心臓病仲間」としてお互い気を付けましょうね、と何時も言っていたのに・・ ただただ、残念で仕方がありません。

  「〇〇さん、今度は僕が〇〇さんに問います。Beethovenの交響曲で一番好きなのは何番なんですか?」。「◇◇(注 私のこと)さん、今僕はBeethovenと一緒に居るんですよ。Beethovenに僕が一番好きな交響曲について語っているところです。◇◇さんには、こちらに来たら話しますから、その時を楽しみにしていてくださいね。」とあの世から聞こえてくるようです。

 

 

 partnerの挨拶が感動的でした。「(夫の名前)〇〇〇〇は死なない」。