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「国家と戦争」

2005年11月23日 | 読書
小林よしのり 福田和也 佐伯啓思 西部邁
以上4氏の討議を収めたのが、この「国家と戦争」という本です。
発行=飛鳥新社 定価1500円+税

冒頭に小林さんのこんな発言があります。
<「個人主義」とは何だろうと考え始めた末に、『戦争論』で、そこのところを明らかにしようと思ったわけです。「個」の内実というのは何なんだということを考える時に、「国」とか「歴史」とか「伝統」とか、あるいは「神」とか、そういう価値判断の基準になるものを示さないと、欲望だけの「私」しか残らないじゃないかということを『戦争論』で書いたわけです。>
自分の立場(文字通り、自分が立っている場所)をはっきり示していて、
正直だと思うし、嫌いな言葉だけどあえて使うと、誠実だとも思う。

個あってこその夫婦、夫婦あってこその家族、
家族あってこその村、村あってこその国。
自分の周りの小さな出来事をないがしろにせず、それを大切にしてはじめて、
「平和」なりを語れるということ。
争いは避けられず、どうしても生まれてしまうものですが、
そういう前提で、いかに和を保つかということ。

「世界ウルルン滞在記」を見ていていつも感心するのは、出演する若者たちが、
それこそ、「国」「歴史」「伝統」「神」といった壁を一気に乗り越えて、
コミュニケーション能力を発揮しているというということ。
これは凄いことだし、尊敬に値することだと思う。

例えば、小林さんが一所懸命伝えたいと思っていること、
それはそれで大切なテーマだけど、それ以上に「世界ウルルン滞在記」で
描かれている世界の方が重要なのかもしれないなんて、思ったりする。
「世界ウルルン滞在記」>「国家と戦争」なんて、怒られちゃうかな。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ミチコ)
2005-11-23 09:15:56
久しびりに遊びに来ました。

色々お勉強になります。
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ミチコ先生へ (ごめり)
2005-11-23 20:02:31
勉強になるなんてそんな・・・

恐縮してしまいます。

最近平日に乗馬をしていないので、あまりお会い出来ませんが、また宜しくお願い致します。
返信する

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