福津市のリサイクル率の主な変動要因は以前No.62-1にお示ししたよう木くずとスラグの量です。その推移を観てみます。
福津市のリサイクル率の平成27年度のピークは木くずが、令和元年度のピークはスラグ量が影響していることが判ります。スラグ量は古賀清掃工場で新宮町、古賀市、福津市の各々のごみ総排出量に応じて按分されています。新宮町、古賀市共に令和2年度のリサイクル率は11.9%,13.4%と低いため福津市とのリサイクル率の差はスラグ量ではなく、木くずを直接資源化量に入れてないことにあると推定することができます。
他の市町村との比較は、福津市の飛灰の山元還元量と木くず量を中間処理後再生利用量から差し引いた数値で行う必要があります。実態に近い補正されたリサイクル率R'については次回報告いたします。