うろうろとする日々

あれは野球の試合なのか?

8月23日の高校野球はあれは野球のゲームだったのだろうか?

ラジオで聞いてただけだが、あまりの応援の音量でおそらくは守備のコミュニケーションができずに、ふらっと上がった球を落としたということがあったみたいだ。

野球は広い球場で9人しかいないところで守るわけでやはりそれじゃあ守れないだろう。

例えば雨でぬかるんだりして守備はまずいところがでることもある。それは平等だ。しかし、今日のゲームはあまりにも不平等だったと思う。六大学で鍛えられたそろった声援はちょっとほかの高校ではありえないものだった。ラジオをとおしてもちょっとこれまでのものとは別物と思った。例えば六大学野球で同じように鍛えられて応援合戦の様相もある早慶戦などでであればあれもいいと思う。しかし、今回は高校野球だ。

なんだか野球のゲームではなく、相手を総力で倒すための果し合いのような感じだった。

最初の打者がホームランを打つなど、それだけとも言えないところもあったのかもしれないが、しかし、あの激しく統制が取れた暴力的ともいえる応援をやられたら投手の集中は難しかったと思う。

まあ阪神園芸がすごいという人もいるようだが、なぜかずーっと同じところでイレギュラーしたサードのあたりにはねたヒットもあったりして、運も悪かったということかもしれないが。

私はやはり野球のゲームをするためには、ある程度の応援の制限を付けないとまずいと思う。最低守備の選手のコミュニケーションの声は聞こえるくらいの中でやれないと、つまらないゲームになるんだろうとおもう。

慶応高校関係者としては、肩を組んで応援できて優勝できて達成感もあると思いますが、野球は楽しめましたか?

まあ楽しめたとおっしゃるかもしれませんが、私は楽しめず途中でラジオも切りました。

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