うろうろとする日々

為末氏の投稿について思うこと

体操選手の出場辞退について、元陸上選手の為末氏が長文の投稿したということだ。

為末大氏、飲酒喫煙宮田笙子に「問題にフォーカスするより可能性信じ」1800文字長文エール - 五輪芸能 - パリオリンピック2024 : 日刊スポーツ

前の投稿のとおりで、小生の書いたこととはかなりとおい話になっている。元五輪選手なので、実情にはより詳しいと思うのだが、完全に論点がおかしいと思う。

一つ目のルールの適用についてだが、例えばこれがゴルフツアーなどのように完全な個人で行うスポーツであれば、おっしゃることも分かる。しかし実際は今回の内部告発は、内部というからには内部のひとがいるところでのことなのだろう。相互監視社会を想起するというが、まあ迷惑を受けたと感じた人がいたであろうことを無視していると思う。迷惑を受けたと感じた人が競技への集中を難しくしたと思われていたなら、やはり離脱すべきは、ルールを逸脱している方なのでは?交通法規の速度制限で言えば周りを無視して自分だけ速度制限を外して走っているというほうが正しいだろう。

二つ目の10代の脳は大人と違うということですが、チームメートが10代であることを考慮すると主将として、単に10代といっていいのか?ほかのメンバーへの影響力が単なるメンバーと主将では違うのでは。また、為末氏は1回といっているが、本当に過去何もなかったのかはどのように確認したのか不明。これが”好奇心で”というなら確かに1回かとも思うけど、プレッシャーのため、といわれると、習慣化していることを思ってしまいますが。ほかの皆さんもだが、皆さん好奇心で1回手を出した、という前提であればと話が進んでいるようだが、記者会見によれば、彼女はプレッシャーから逃れるため、とはっきり言ったそうなので、その前提を無視した議論はよくないと思います。

三つ目のお話は、為末氏自らが10代のときに髪の毛の色を変えたりピアスをしたりした、つまはじきされたと言ってますが、つまはじきした陸上界の体質に疑問を呈するのではなく、高野進氏が期待してくれたことを言うのはなんだか変な気がします。もし、為末氏が髪の毛の色を変えることで何かメンタル面でもがいていることを示しているなら、それをくみ取ることは大切だということはわかります。しかし、それは、プレッシャーのあまり飲酒や喫煙をやったという話とは相当違います。小生としては、米国の女子体操選手が東京五輪でやったように、プレッシャーをそこまで感じてしまうなら、お休みして、メンタルを立て直したほうがずっと本人の健康のためかと思います。

もし、これをそのままにして出場したとして、プレッシャーは減るわけではないので、彼女がプレッシャーを減らす別の方策はこの短い期間に見つけられないでしょう。見つけられないままに出場させるのはひどいのではないかと思うのだが。

まあ有識者の皆さんはいろいろと知ってる中で書かれているので小生のような新聞だけで書く人間が何をいってもしょうがないといえばしょうがないのですが。

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