この仲間には
ヒナクジャクゴケとシナクジャクゴケがあります。
区別は、ヒナクジャクゴケは葉先に一方だけに歯がありますが、クジャクゴケは左右両方に歯があります。
シナクジャクゴケは、腹葉の中肋が短いので区別できます。
当然、ほかにも違いが多くあるでしょうが・・・・
このスギゴケの仲間は、芒があること、小さいことなどでスギゴケか、ハリスギウゴケかになります。
決定的な判定は、葉鞘部の細胞でハリスギゴケが長方形に対して、スギゴケは線形です。
でも顕微鏡を使用しない時にはどこを見れば良いかを考えてみました。
・生える場所が湿った場所に生えるスギゴケに対して、ハリスギゴケは高山の岩上です。
・葉先から伸びる芒の色が褐色なスギゴケであるのに対して、ハリスギゴケは白色である。
・サクは、両方ともに4稜があるので、オオスギゴケなどと一緒に絞られます。ただオオスギゴケとは茎の高さが明らかに違います。
・葉が乾燥したら茎に接することもスギゴケ・ハリスギゴケ・オオスギゴケに共通点です。
これらのことをすべてクリアー出来るコケは、ハリスギゴケと言うことになります。
まだまだ甘い考えですが・・・・・・