遠い遠い
まだまだ若い頃のこと
学校の階段の上から見るグラウンドに
大好きな先輩がいる
部活動に頑張っている先輩をずっと窓越しに追っていた
ただ
それだけで
アツくなるときめき
かと言って会うことも話すことも出来ない
きっかけもナイ
ただただ
窓越しに遠くから見るだけ
それだけで嬉しかった
楽しかった
あれは夏の日差しの強い頃
何時ものように何時ものところで
窓越しから見る先輩を追っかけた
そしてそのボールを追っかけていた
ボールは窓から見える範囲を超えた
足音に気がついた
「怖い」なに?この音は
誰もいない放課後の階段の踊り場
私ひとりのはずなのに・・・・
聞いてください
誰もいないはずの踊り場の話は
またの機会に ふふ
少し 飲みましたよ x