その年は暖かい春がはやく来るはずの予報でした
桜の花が咲くころにはきっと帰ってくると思っていた
青年は
桜の花も待つことなく まだつぼみもかたいうちに
ひとり静かに 家族が見守るなか 長い旅にたった
今年の3月 会いに行くと仏壇の前には
この花が静かになにか伝えたいものがあるとでも云いたそうに供えられていた
この葉っぱを つまんでみた うらになにかありそうで
花は仏壇の前にあります
この葉っぱが青年で その仲間が周りに居る
一人じゃないんだよみんなここに居るよ~
そんな声が聞こえるような薄紫の 「プリムラ オブコニカ」
友人が多かった青年に送られたお友だちからのエールに見えた
花言葉は 「富貴」 これもまた青年にはピッタリの言葉です
横に
床の間にあった カサブランカの生花もまた 似合っていた
ニッ と笑う 青年の顔が 浮かぶ
3月生まれの青年は
いま 海に浮かぶ小さな島に眠っている
その島
能古島はロマンの島
四季折々に咲く花が有名です
ゆっくりお休み