記事/近事片々：ずっこけ辞任の空とぼけ

　たとえば麻生さんが

　「こりゃ参りましたね。どうにもかばえませんね。私の不徳の致すところ。反省しきり。人選の目を鍛え直します」

　とでも言っておれば、官房副長官禁断温泉旅ずっこけ辞任の一幕、ちょっとは国民を安堵（あんど）させていたかもしれない。

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　それをまあ「（辞任は）健康上の理由でしたし、健康まで任命責任になるかどうか分かりかねます」ではただあきれ、その浅さに不安、不信募るばかり。

　空とぼけるとは、もっと年季が入った大物がして絵になる。

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　民主党代表選とて同じ。よどみをはらうホンネ論戦を。

　＜指輪ぬいて蜂の毒吸ふ朱唇かな＞　　　　　　　杉田久女

毎日新聞　2009年5月14日　13時07分

　うまいこと書くねー。小父さんも昨日の総理のぶら下がり会見、白々しく見させていただいておりました。ああ、またかという感じで。加藤紘一元防衛庁長官・内閣官房長官・自由民主党幹事長が言っていましたよ。ぶら下がりの記者さんたちは20代かも知れないけど、国民に話しているのと同じです。丁寧に話さなければいけませんって！