小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

余録 / 「私たちは、まるで小さな子どもが… / 毎日新聞

2025年02月07日 | ニュース
昨年、熊本に開館した安藤忠雄さん寄贈の「こども図書館」。壁一面に本棚が配置され、天井には手組みされた県産ヒノキがあしらわれている=熊本市中央区で2024年4月7日午後2時24分、山口桂子撮影

毎日新聞 2025/2/7 東京朝刊

 「私たちは、まるで小さな子どもが天井までびっしりとさまざまな言語の本で埋め尽くされた巨大な図書館に足を踏み入れたような状態にある」。宇宙の神秘について尋ねられた時のアインシュタインの言葉という

 ▲真理にたどりつく難しさを強調したのだろう。だが、それに近づくことは不可能ではない。実際に本の山を前にした子どもも同じではないか。70回を迎えた青少年読書感想文全国コンクール入賞者の「発見」は多彩だ

 ▲「つながりあう生きもののせかいでは、小さな虫にも大きなやくわりがある」。そう気づいたのは金沢市立大徳小2年の禿(かむろ)玲依さん。「虫っておもしろい!どうなるの?虫がいなくなったら」を読み、苦手だった虫の見方が変わった

青少年読書感想文全国コンクールのシンボル「牧羊神の像」

 ▲パイプオルガンの演奏体験で「ぼくの中にバッハがいた!」と感じた横浜市立山内小4年の野本拓真さん。「聞いて聞いて!音と耳のはなし」で耳の仕組みやステレオ効果を知り、自分の感覚と照らし合わせた。「音には、目に見えないけしきだってイメージさせる強い力がある」という文章にうなずいた

 ▲活字離れが叫ばれて久しいが、児童書の売り上げは底堅い。小学生の読書時間はむしろ増えていると聞き、元気づけられる

 ▲「あなたが絶対に知るべき唯一のものは図書館の場所」。これもアインシュタインの言葉だ。時代に合わせ、老若男女が集う文化拠点として復権する図書館も生まれている。本の山に足を踏み入れた子どもが「気づき」を増やす活字文化の継承を願う。



 小2年の禿(かむろ)玲依さんの「つながりあう生きもののせかいでは、小さな虫にも大きなやくわりがある」に、小4の野本拓真さんの「ぼくの中にバッハがいた!」という感想、どちらも感動的だね。

 私は、今の子供達は皆タブレット等にかじりついているとばかり思っていた。「小学生の読書時間はむしろ増えている」ってすばらしいね。早速孫たちの様子を聞いてみることにしよう。私も特に本の字が読みづらくなってきたけど、子供たちに負けないように本とも格闘しなければ!(笑)
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