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黒澤明の「デルスウ・ウザーラ」作品を15年ぶりに観た。1900年代、ロシアの軍人アルセーニエフ隊長が沿海州の密林を探検調査していく中で、猟師であるデルスウ・ウザーラと出会い案内人に使うわけだが、デルスウ・ウザーラの体験で培われた勘や知恵が前編、後編にわたり繰り広げられる。
この映画はキネマ旬報によると監督が、1973年より30年以前から、アルセーニエフの探検記を読んで構想を練っていたとのことだ。最初はシナリオを書いてもらって舞台も人物も日本に置き換えて撮ろうとしたが、できたシナリオがどうもおもしろくなかったと黒澤は振り返っている。
作品は全編ロシア語、ロシア人ばがりの配役で、撮影に約1年かけて2年がかりでつくりあげている。今、クリント・イーストウッドの「硫黄島からの手紙」がずいぶん話題を呼んだが、硫黄島作品より32年前の話しで、黒澤のロシアでの配役決めから、コミュニケーションなどの熱意は中途半端じゃないことがうかがい知れる。
デルスウ・ウザーラは足跡から年齢、人種まで言い当てたり、抜群の射撃センスを見せたり、隊長とふたりして氷結した湖で一夜をあかし隊長の命を救ったりの大活躍をするわけだが、最期は狩猟で生きてきた人間が視力の衰えから密林での生活ができなくなる展開だ。
相当前にBS2でVHS録画して、DVDに録り直したものを観たので映像は悪かったが、好きな作品はいつまでも面白い。
Dersu Uzala, デルス·ウザーラ, Дерсу Узала, la venĝo de "Kanga", Esperanto
この映画はキネマ旬報によると監督が、1973年より30年以前から、アルセーニエフの探検記を読んで構想を練っていたとのことだ。最初はシナリオを書いてもらって舞台も人物も日本に置き換えて撮ろうとしたが、できたシナリオがどうもおもしろくなかったと黒澤は振り返っている。
作品は全編ロシア語、ロシア人ばがりの配役で、撮影に約1年かけて2年がかりでつくりあげている。今、クリント・イーストウッドの「硫黄島からの手紙」がずいぶん話題を呼んだが、硫黄島作品より32年前の話しで、黒澤のロシアでの配役決めから、コミュニケーションなどの熱意は中途半端じゃないことがうかがい知れる。
デルスウ・ウザーラは足跡から年齢、人種まで言い当てたり、抜群の射撃センスを見せたり、隊長とふたりして氷結した湖で一夜をあかし隊長の命を救ったりの大活躍をするわけだが、最期は狩猟で生きてきた人間が視力の衰えから密林での生活ができなくなる展開だ。
相当前にBS2でVHS録画して、DVDに録り直したものを観たので映像は悪かったが、好きな作品はいつまでも面白い。
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