ハチの家文学館

ハチの家写真館(http://hachinoie.exblog.jp/)の文芸版

オンコロコロセンダリマトオギソワカ

2014年02月18日 07時50分33秒 | 慈しみと悲しみと

              大分県 蓮城寺薬師堂 千体薬師

にんげん無病息災と行きたいが、70年近く生きてると何かしら病気をもっているものだ。

昨年の狭心症以来、薬の数が一挙に増えてしまった。来月予定のカテーテル検査入院の結果次第で、薬の数を減らせるらしいが、薬は死ぬまで手放せない体になってしまった。

毎朝のおつとめの一つに、お薬師さんのご真言「オンコロコロセンダリマトオギソワカ」を唱える。薬師如来は東方瑠璃光浄土の教主で、正式名は薬師瑠璃光如来、大医王仏(だいいおうぶつ)とも呼ばれる。

薬師如来は菩薩修業の時代にたてた誓願「薬師十二大願」のうち、第七願の「除病安楽」により多くの人々の病気を治し、精神的な苦痛も取り除くというお医者さんのような仏様である。

現代のような医薬、医術がなかった古代では、最も信仰された仏さんと言われる。また、現世利益が強く、あまり難しい宗教行為を必要としなかったことも、大いに信仰された理由のひとつと言われている。

現代の医科学に頼るとともに、完治は望まぬもののこれ以上の悪化は避けたいと、日々お薬師様のご真言を唱えて、こころとからだの平安を祈るばかりである。

今日はこれから郷里浜松へ一泊で出かける。留守番のカミサンに手間をかけないよう、ハチの耳元で「ハチ言ってくるよ、お母さんにあまり面倒かけないでね」と囁いておいた。お母さんいつもアリガトウ。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿