ハチ ハッピー バースデイ

NHKラジオ深夜便、裕次郎特集の歌が枕もとのラジオから聴こえて眼を覚ましてしまいました。年代を追っての懐かしいメロディが次々と流れて、昭和47年の「恋の街札幌」に聴き入ってしまいました。忘れ得ぬこの年、半年の間に転勤、二男誕生、妻がガン死、葬式、郷里へ都落ち気分の転勤などなど・・・。毎度のことながら、この年のことを思うと眼に涙が滲んで止まりません。

いつの間にか、ハチが私の足元に来て寝そべっていました。私の気持ちがハチに伝わったのかな? 「お父さん! 泣くのはおよしよ! ボクも悲しくなるから・・・」そう言っているみたい。「ハチ　ゴメンよ　泣き虫のお父さんで・・・」

昨夜来、カミサンと「明日はハチの誕生日だね」「ケーキても買ってあげようか」「10年経つんだね」などなど、ハチの話題で持ちきりでした。そばでジッと私たちの話を聞いてるハチ、「オッ　ボクの誕生日のこと話してる」という顔して・・・。

うちのハチ喋るんです。ホント!
「ウヲヲン、ワーン、イエーン」「ウーン、イーイーン」「ワオオン、ワオオン」
犬語ってあるのかも・・・。私たち夫婦にはわかるんです。ハチが喋るたびに「あ　あ　そうなの　わかった　わかった　ハチは誰か来たのを教えてくれたんだね」
するとピンポーンとチャイムが鳴ったりするんです。ハチの耳はすごい!

「ハチは喜怒哀楽がはっきりしてるね」と、若い頃ワンちゃん仲間によく言われてました。今は年相応に穏やかな生活をしています。何だか私に似たところがあるんです。

ハチの生活日記、書き始めてから随分貯まりました。いつかハチの本を作って孫たちに見せてあげたいと思っています。そのためにもハチに長生きしてもらわないと・・・。勿論、私たち夫婦、息子・娘たちの家族もね・・・。



ひと言

ブログ「ハチの家文学館」は、文章修行の場として書き続けて来ました。
ちょっと立ち止まってみようなどと生意気言って休んでいましたが、何か物足りなさを感じる今日この頃です。
　
私生活を曝け出すことに少し抵抗を感じたのも事実です。しかし、考えてしまうと何も書けなくなってしまいます。人様のことを書いてるわけではなく、自分が恥をかく程度のことなんだから、また続けてみようかな? 　　　ハチパパ