ハチの家文学館

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四季

2013年02月10日 10時44分31秒 | ハチパパのひとり言

ふと目覚めて、つけっぱなしにしておいたラジオ深夜便から、柴田祐規子アンカーの声が聴こえた。「明日への言葉」が終わって、今日の誕生日の花と花言葉、今日の一句のあとに、ヴィヴァルディの四季から冬の第二楽章http://www.youtube.com/watch?v=ycHDayEfmlsが流れる。いつ聴いても四季を思わせる名曲である。ちなみに、柴田祐規子さんの歯切れのいい語り口が私は好きで、ファンの一人と自認している。

我が家のLPレコードの中にもヴィヴァルディの四季が4枚あるが、これは昭和43年秋に、勤務先の東京自由が丘近くに住んでいた小学校のクラスメートEさんご夫婦から、最初の結婚祝いにいただいたもので今でも大切に保管している。今月23日東京駅の近くで、Eさんほか関東地区に居住している人が集まる小学校のクラス会があるので、その前に聴いて話題にしてみようと思う。

四季といえば、加入している写真サークルの秋の写真展のテーマが「鎌倉の四季」となっている。私が提案したテーマでもあり、冬鎌倉の題材を探しながらウオーキングを兼ねてよく出かけるようになった。ハチの家文学館にも時々投稿している次第である。

日本の気候風土の素晴らしさは誰もが知ってのとおりであるが、テレビでよく見る旅番組で、温泉入浴しながらロマン溢れる雪国の絶景に魅せられつつ、雪おろしや雪かきに苦労している現地の人々の報道に同情を禁じ得ない。寒い寒いと言っていても、静岡県と神奈川県にしか住んだことがない私などは幸せなのかもしれない。過日、離婚調停の場面で、信州の年金暮らしの両親に冬場の暖房費として毎月5万円を送っている人がいた。子供の養育費調整と絡めて話題になった話だが、どちらもしてあげなくては生活が苦しいだけにやるせない気持ちになってしまった。

人間は贅沢だと思う。寒ければ早く温かくなれと望み、暑くなれば早く涼しくなれと言う。地球上には四季のない国や地域もある。四季の変化に自然の美しさを堪能できる私たち日本人は、恵まれた環境の中で感受性豊かな生活を送ることができる。中国の大気汚染が気になるが、かつての日本を忘れずに、自然と空気を身近なところから綺麗にしておきたいものである。



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