洋服のデザインは今でもヨーロッパが主流ですが、実は負けず劣らず日本伝統の着物の柄は他に類を見ないデザイン(柄)が多いことに驚きます。
今から10数年前に年代物の着物地を使った洋服と出会ってから、100年以上も経っている着物地の柄が現代の私たちをも未だ魅了させる力を持っていることを知りました。
例えば、大島紬や結城紬などの日本を代表する織物には植物などを題材にした幾何学的な柄があり、その独特であり繊細なパターンは実に美しく、女性の心をとらえて離さない作品が多々あります。
昔の日本人のデザイン力は世界の人々を引き付けるだけの美的センスが溢れているのです。
さて、ここで「ガラス」の話になりますが、実は昭和の一時期に建築で使われたガラスでも非常に美しく魅力的な柄があるのをご存知でしょうか。
今から30年から50年ほど前の日本の木造建築で使われた「型ガラス」は思った以上に多種多様なのです。
希少ガラス「のみち」を初めて甲府市内のレストランで発見。40年以上前に建てられたという建物ですが、現在室内はレトロな雰囲気いっぱいのタイル張り「マントルピース」とこのガラス以外はリフォームされています。手書き風の格子柄がランダムに配置された型ガラス「のみち」は今見てもモダン!
木製のサッシに入った型ガラス「のみち」から入る光が美しく、いつまでも見つめていたい窓ガラスでした。
レストランの外観。
地元でも評判のレストラン「NANBA」さん。お料理だけでなくスイーツから飲み物、すべてに満足できるお勧めのお店です。
お店の前の80年以上経つイチョウの木。この建物の歴史を感じます。
今回はガラスがきっかけで、レストラン「NANBA」(なんば)さんにいろいろとお話をうかがうことができました。
また近いうちに「のみち」を見ながらお食事を楽しみたいと思っています。
*Pause Cafe Restaurant NANBA 055-269-6439 400-0864 山梨県 甲府市湯田2-8-1
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