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祝 創刊・季刊誌
「HAMBURGER STREET」
その雑誌が私の手元に届いたのは空模様が昼間から崩れること
も再々となった夏の終わりも近い日の午後だった。
仕事が終わるのもそこそこに、18:00から読み始め・・・・・・21:00
ちょうどに読了、煙草を吸うのも忘れ、読みふけってしまいました。
松原さん、これ雑誌にして正解だったですね。貴方のブログやWEB
-PAGEとは全く違った切り口でハンバーガーの世界が伸びやかに
描かれています。あくまでも黒子に徹する貴方のスタンスに改めて
好感が持てました。
と言うのも、本で有れば一定、読み終わった後で無いと全体像が
掴め無かったりするのですが、雑誌の場合は例え記事の途中であ
っても「フフッ」と笑いが零れたり「ウーム」と関心しながら楽しむ事
が出来るからなんです。そういった意味でも一つの記事に4頁という
配分は正に適量だったのではと。
こう書くと多分、貴方は「それは編集者の助力なので」とか、謙遜
されるでしょうが、その元になったのは貴方の取材力の賜というか
各店オーナーの本音トークを引き出す類い希な能力有ってのこと
だろうと思う訳です。
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厳選された記事の中で特に私の「琴線」に触れたのは「HAMBUGER RISA」
の山田さんの言葉でしょうか。
『料理がウマイとか、マズイとか
いう話はそもそもネ、不毛な話なんだ』
これを読んで、許されるなら今直ぐにでも「札幌」に飛んでみたく成りました。
えっ「山田さんに会って何を聞きたいのか」ですって、それは勿論
「ジャズ」の話しですよ(笑)
更に全体的な感想を申せば「広告頁」が極々少ないのが宜しいですね。
唯一裏表紙がCMかなと思いつつ、42頁の画像と関係が有るようにも思い
ました。ホント、読者にしたら広告が少ないのは記事に集中出来て良いで
す、でも貴方にとっては厳しいのですよね、採算。
余り、長く書いていて「ネタバレ」してもいけませんのでこの辺りにして
おきますが最後に気になったというか、随分長い時間眺めていた画像
が5頁の写真。貴方の視線の先には何が見えているのだろうと。
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おっと、タイトルの事を書き抜かるところでした「見えない力」のこと
ですね----販売店、即ち、バーガー店でこの雑誌を読まれている大兄
には気が付かないかもしれないですが、私は、そのまま帰宅するなどと
いう気持ちに成らなかったのです。
そんな次第で、21:00過ぎだと言うのに人生始めて食べた「てり焼バーガー」
の味が恋しくなって寄り道してしまいました。
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松原好秀様
此方こそ、「SPECIAL THANKS」ですきに。
by タカシ。
※季刊誌「HAMBURGER STREET」
創刊準備号詳細はこちら
今回のインタビュー企画は編集者である友人からの発案です。私はただその通りに動いただけでして。「創刊に当たり、全国を」というその思いつきは、いかにも雑誌「らしい」、正統な導入かなと私自身もそう思います。
この企画をやった理由として、「インタビューをそのまま載せたら、楽かなぁ……」という、あくまで「楽」を得るためにやった面があるのですが、ところがこれが大変でした。
ちなみに上に引用されている「リサ」店主の言――ご本人も言ってのとおり、「本職の料理人では無いから」、だからそういう物言いも許される――という部分も確かにあるとは思います。ただし店主はこの後に「本職でも無い俺に負けてるようじゃ、そんな店、終わってるから」と続けるのですが(笑)
リサの山田オーナー、ROCKERですよね、面白いですよねえ、発想とか考え方が、この方の取材も楽しかったのでは無いですか。バーガーの料理人にはそういった破天荒な感覚と言うか、研ぎ澄まされた感覚の持ち主の方が向いているように思いますね。料理は「発想と感覚の融合」ですから。
因みに「直ぐに札幌へ」と申しましても高知>札幌便は既に廃止されて久しく、関空乗り換えしか選択肢がございませんがいずれ「札幌PRO.」も計画しませう。
> 此方こそ、「SPECIAL THANKS」ですきに。
「ですきに」などと言われると、取材していて嬉しくなりますね。方言蒐集の喜びに目覚めた今回の雑誌制作でした。
本題は以上、以下おまけです。
リサの山田オーナー、ブルースギタリストまたはブルースマンです。その世界では有名な女性ヴォーカリストのバックミュージシャンとしてツアーをして回った経験もあるそうです。生き様も言ってることも破天荒ながら、でも端々に知的な言葉遣い見られます。
山田オーナーのこと。全く「知性溢れる方」だと理解しております。貴方の記事で充分解りました。なのでお話出来たら楽しいだろうなと。貴方のお陰でまた一つ「夢」が出来たようで--此にもThanksです。